『 Rayz RZ85MH-BC Taison 』
ベイトリールの技術革新は目覚ましく、
渓流でのベイトタイプの普及は、
ここ近年凄まじいモノを感じた。
キャストのテクニカルさと、
スプールが回ったぶん飛距離となるダイレクト感は
スピニングタイプとは違った面白さがある。
ベイトタイプの利点を他に挙げていくと、
太いラインとの好相性とドラッグ値の高さが考えられ、
それは大魚を狙うには必須の条件だ。

実は、このアイテムが出来るキッカケは
『Rayz RZ87H』の開発に関係してくる。
当時、何本ものサンプルを製作しテストしていた。
桜鱒を目的にバーサタイルに使えるロッドを求めたが、
どうしてもボツになった試作品が出てきてしまう。
それは何かにはピタリとハマったり、
別な何かには全く駄目であったり、
色んな側面を持った試作品があった。
その中の1機種を振っていた際に、
これをベイトタイプにしたら面白そう…と感じたのが
RZ85MH-BCの製作に繋がった。
大魚を求めると
硬く張りが強いロッドを作ってしまう傾向にあるが、
ブランク全体に張りが強いと、
ベイトタイプの場合キャスト時の『溜め』を感じにくく、
投げにくさを感じてしまう。
この溜めとはロッドにルアーのウェイトを感じながら
キャスト出来るか…という事。
適度にティップがフレキシブルに動いてくれた方が、
キャストが容易になるわけだ。
バットはシッカリとしていれば、
直進性を出しやすくキャスト時のブレは少なくなり、
強さに比例して大魚とのファイトが可能になる。
『しなやかなティップと、しっかり残るバット。』
この条件を満たしていたサンプルだった。
実際にベイト仕様でテストしてみると、
思っていた通りのアクションに納得。
そこからシーズンを通して、
大河を中心に湖などでもテストをしてきた。

(写真は北海道のK氏より)
想定したフィールドは、
九頭竜川、神通川、宮川、
天龍川、犀川、千曲川などの中~大規模河川。
いずれも水量豊富で大物が潜む河川だ。
また天然湖やダム湖にも使って頂きたい。
ミノープラグの場合は、
8~9cmクラスで10~15g程度に合っている。
また、10~20gのスプーンなどが使い易い。
スプーンを川底で転がす様な操作には、
非常に操作性の良さを感じる。
流れがキツイ場所では、
バイブレーションプラグなども使い易い。
ダウンストリームで逆引きする際、
ベイトリールの持ち味の高トルクが、
リーリングの抵抗を軽減してくれる利点もある。
利点の陰には欠点は必ずあり、このモデルの場合
軽いルアーへの対応は難しく感じると思う。
5gから適合とスペックは表示したが、
リールの性能次第で使い易さに差が大きくなる。
またキャストするにも適度な練習も必要だ。
軽いルアーを使うのであれば、
割り切ってスピニングロッドを持つか、
最新のフィネス系スプールのリールを使用するのが
トラブルなく遊べるのではないかと感じている。
ビンテージ系のリールを使うことで
トラディショナルなスタイルでの遊びも出来る。
昔、開高健氏の紀行を読んで憧れたスタイルだ。
個人的にはクラシカルリールに
ナイロンライン、それにスプーンを付けて
今季は遊ぼうかなと思っている次第。
スペックを活かし大物を狙っても良いし、
スタイルを重視しても面白い。
アングラー次第で様々な使い方が出来る。
釣りの質を求めるアングラーにこそ
使って頂きたいアイテムだ。
Rayz RZ85MH-BC
Length : 8'5"ft Lure : 5~25g Line : 6~14lb
JUGEMテーマ:フィッシング
ベイトリールの技術革新は目覚ましく、
渓流でのベイトタイプの普及は、
ここ近年凄まじいモノを感じた。
キャストのテクニカルさと、
スプールが回ったぶん飛距離となるダイレクト感は
スピニングタイプとは違った面白さがある。
ベイトタイプの利点を他に挙げていくと、
太いラインとの好相性とドラッグ値の高さが考えられ、
それは大魚を狙うには必須の条件だ。

実は、このアイテムが出来るキッカケは
『Rayz RZ87H』の開発に関係してくる。
当時、何本ものサンプルを製作しテストしていた。
桜鱒を目的にバーサタイルに使えるロッドを求めたが、
どうしてもボツになった試作品が出てきてしまう。
それは何かにはピタリとハマったり、
別な何かには全く駄目であったり、
色んな側面を持った試作品があった。
その中の1機種を振っていた際に、
これをベイトタイプにしたら面白そう…と感じたのが
RZ85MH-BCの製作に繋がった。
大魚を求めると
硬く張りが強いロッドを作ってしまう傾向にあるが、
ブランク全体に張りが強いと、
ベイトタイプの場合キャスト時の『溜め』を感じにくく、
投げにくさを感じてしまう。
この溜めとはロッドにルアーのウェイトを感じながら
キャスト出来るか…という事。
適度にティップがフレキシブルに動いてくれた方が、
キャストが容易になるわけだ。
バットはシッカリとしていれば、
直進性を出しやすくキャスト時のブレは少なくなり、
強さに比例して大魚とのファイトが可能になる。
『しなやかなティップと、しっかり残るバット。』
この条件を満たしていたサンプルだった。
実際にベイト仕様でテストしてみると、
思っていた通りのアクションに納得。
そこからシーズンを通して、
大河を中心に湖などでもテストをしてきた。

(写真は北海道のK氏より)
想定したフィールドは、
九頭竜川、神通川、宮川、
天龍川、犀川、千曲川などの中~大規模河川。
いずれも水量豊富で大物が潜む河川だ。
また天然湖やダム湖にも使って頂きたい。
ミノープラグの場合は、
8~9cmクラスで10~15g程度に合っている。
また、10~20gのスプーンなどが使い易い。
スプーンを川底で転がす様な操作には、
非常に操作性の良さを感じる。
流れがキツイ場所では、
バイブレーションプラグなども使い易い。
ダウンストリームで逆引きする際、
ベイトリールの持ち味の高トルクが、
リーリングの抵抗を軽減してくれる利点もある。
利点の陰には欠点は必ずあり、このモデルの場合
軽いルアーへの対応は難しく感じると思う。
5gから適合とスペックは表示したが、
リールの性能次第で使い易さに差が大きくなる。
またキャストするにも適度な練習も必要だ。
軽いルアーを使うのであれば、
割り切ってスピニングロッドを持つか、
最新のフィネス系スプールのリールを使用するのが
トラブルなく遊べるのではないかと感じている。
ビンテージ系のリールを使うことで
トラディショナルなスタイルでの遊びも出来る。
昔、開高健氏の紀行を読んで憧れたスタイルだ。
個人的にはクラシカルリールに
ナイロンライン、それにスプーンを付けて
今季は遊ぼうかなと思っている次第。
スペックを活かし大物を狙っても良いし、
スタイルを重視しても面白い。
アングラー次第で様々な使い方が出来る。
釣りの質を求めるアングラーにこそ
使って頂きたいアイテムだ。
Rayz RZ85MH-BC
Length : 8'5"ft Lure : 5~25g Line : 6~14lb
JUGEMテーマ:フィッシング
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