お久しぶりです。スタッフKです。
昨年のクリスマスイブに福岡県の勝吉丸さんで、
年末恒例しゃぶしゃぶ用のブリを家族にプレゼントするべく
七里ケ曽根でのハイピッチジギングに挑みました。
ここ最近、悪天候に阻まれ船に乗れていなかった私でしたが、
久々のジギングにテンション爆上がりです。
タックルの準備と前日の睡眠もしっかり取って万全のコンディション。
今回の釣行では試作ロッドでブリを釣ることも目標の一つですが
メインはホライゾンMJ(マルチジギング)のマルチたる所以を
証明してみたく張り切って実釣のスタートです。
開始早々に試作ロッドで景気よく6kg前後のハマチを上げ、
船内もバタバタと同サイズがヒットしており今日は行けると思ったが最後。
パタリとアタリが遠のき不穏な気配をビンビンに感じながらジグをシャク続けます。
朝の祭りから、同船者がポツポツとハマチを釣っている姿を観察していると、
高速巻きからステイを短く再度誘い上げるパターンで良く当たっており。
いわゆる近年流行っている電動ジギングパターンがドンピシャでハマっている様子。
ここは、ホライゾンMJ(以降HMJ)の出番と思いロッドを持ち替えます。
スピニングロッドで高速シャクリを長く継続していると、リールやロッド、
ラインの抵抗でタックルが重く継続してシャクル事がしんどくなりがちです。
こういった高速パターンの際はベイトタックルだと、
水切りの良いジグを使用して早く巻くだけで十分な誘いになり、
食わせたいタイミングでリーディングを緩めたり一瞬止めたりと、
緩急を付けて誘い上げてきた青物の捕食スイッチを入れる事が得意となります。
狙ったアタリを出し易いので掛かった時の快感は、
何とも言えない満足感があるのもこの釣りの面白い所です。
まさに、HMJはこういった緩急のジャークにもぴったりのロッドです。
HMJの特徴的な部分に『少し大きめのガイド』があります。
近年パワースローの様なスローロッドで太いラインを使用するユーザー様が増え、
今までの様なPE2号までを使用する事が前提のロッドでは対応出来ませんでした。
パワー別に、LやMLでPE2号。MでPE2.5号。
今回使用したMHやHパワーではPE3号、リーダー18号のラインに対応するので、
日本海側のハイピッチジギングから太平洋側のスロージギングなど
様々な状況に対応できるマルチジギングロッドとして活躍してくれます。
太いラインを使用できることで、不意なサイズが掛かったとしても
ラインの強度を利用して強気なファイトが出来ることも魅力の一つです。
今回はカンパチ用に用意したレバーブレーキリールの練習のつもりで使用しましたが
背の高いリールとも相性も良く、軽めのジグならアンダーでキャストも出来、
糸抜けも良くちょい投げ位なら全くストレスがありません。
補足としてPE1~1.5号がメインの使用であれば、ガイドサイズとして既存のモデルの
ホライゾンSLやホライゾン・プログレッシブの方が感度が良くなるため、
ターゲットや使用方法に合わせてロッドを選んで頂きたいと思います。
ただ一点注意して頂きたい点は、あくまでベースはスロー系ロッドであるため、
太いラインを使用出来るがゆえに今まで以上にドラグの設定はシビアにして頂き、
ドラグMAX値を超える高負荷を掛ける際は、ストレートポンピングにてお願いします。
さて、あまりにもHMJの釣法が面白く説明に興が乗ってしまいましたが、
ストップ&ゴーのパターンで2本ほど同サイズの6kgサイズを追加。
スピニングとベイトロッドのローテーションで5本の魚を上げ納竿。
試作ロッドの出来もよく、大変楽しいジギング釣行となりました。
そして釣った魚は一週間しっかりと熟成させ、
家族と共にしゃぶしゃぶ・カマ焼き等色々な方法でおいしく頂きました。
これからも、熟成方法や調理法を探索していきたいと思います。
事前情報の通りまだまだメタボブリは上がらないようで、
ここから1月2月で水温がもっと下がればサイズが上がり、
もっともっと脂の乗ったブリを期待できると思われます。
まだまだジギングシーズンの暑い時期になりますので、
防寒対策・感染対策をして頂き釣りを楽しんで頂ければ幸いです。
TackleData
Rod : TENRYU HORIZON-MJ (HMJ5101B-H)
Reel : Transformer 70HL
Line : SUNLINE PE3号
Leader : Seaguar Grandmax 10号
JIG : 150-250g
Angler : Staff K
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