シーバス向けベイトタックル( ライン選択編)

以前、リールの選択について書きました。
→シーバス向けベイトタックル(リール選択編)
今回は、もっとマニアックに
道具を考えたことを書いてみようと思います。
私の主観で書いてますので、
参考程度に読んで頂ければ幸いです。
近年のシーバスタックルは、
十中八九の割合でPEラインを使われる方が多いことでしょう。
しかし、
ベイトタックルを使うと選択脈に広がりが出来てきます。
ラインの選択によって、釣りに自由度が増えてくるのです。
PEとナイロン、フロロカーボン(以下フロロ)の3種を
使い分けるとそれぞれのスタイルが見えてきます。
スワット2機種を例に挙げて説明しましょう。
SW83LML-BC の場合、港湾エリアの出番が多くなります。
様々なルアーを使い分けることも多く、PEラインの出番が多くなります。
変化に柔軟に対応し、感度の面から潮流の変化を捉えやすいからです。
これはスピニングタイプでも同じ事が言えます。
なので、使うシステムはスピニングに近いラインを選んでいます。
しかし、細過ぎるラインはスプール内でラインが食い込むこともあり
トラブルの元になる場合があります。
私はPEの1号以上を使うようにしています。
それなら全てPEだけで補えると考えてしまいます。
PEの場合、比重の関係から浮力が発生し、
水へ馴染み方に差が現れてきます。
塩分濃度によって若干の違いが出ますが、
比重が高いフロロの方が水への馴染み方が良く、
一定のレンジ狙いやすくなるのです。
気水域でサスペンド気味にルアーを使いたい場合には、
フロロラインを使うのも一理有りですね。
PEの種類によっては馴染み易いのもある様ですが、
まだ語れるほどの経験が足りない状況です。
開発の際にお世話になっているK氏は、
理由があってフロロを使う事もあるようです。
この事については、もう少し検証してみます。
また、ベイトタックルの場合、
スピニングリールではライントラブルが発生し易い
太めのフロロラインでも使いやすくなります。
それはナイロンでも言えます。
ナイロンの場合、フロロに比べ浮力が高いことを利用し、
トップウォーターでの使用が多くなります。
私の地元の気水域の湖では、
トップウォーターが活躍する時にはナイロンを使っています。
その際はリーダーを結ばず、
14~16ポンドをルアーに直結して使っています。
PEだとラインが逆に浮きすぎて、
風に煽られてルアーが水面を滑ってしまうことがあります。
ナイロンだと水面直下に留まり易く、風の影響を軽減するわけです。
SW88H-BC に目を移します。
このロッドの場合、重く大きなルアーを使いやすく、
強力なドラッグを掛ける事に特化しています。
ラインの特性から、細く強いことから PEが有効と言えます。
大体はPEの出番が多くなるのですが、
先述の比重の違いからレンジを変えることに出番が出てくるのです。
狡猾なターゲットほど、
補食し易い場所に着き最低限の体力で餌を捕ります。
そういったターゲットは大型の場合が多く、
レンジが合わないとバイトが取れない訳です。
シンキングのルアーを流し込み、
バイトを得るにはフロロの選択も有りになるのです。
ロッドの強さから16ポンド以上が望ましくなります。
しかし、太いラインは水の抵抗が大きく、
ゴワツキが強いのでキャストも馴れが必要です。
ナイロンはどうなのか。
もちろんトップウォーターが良いでしょう。
表層に浮いた餌を補食しているシーズンには、
トップで狙うことが面白く、且つ刺激的なゲームが楽しめるからです。
ビックプラグ(2oz程度)を使う時は、
20~25ポンドクラスのナイロンの出番が多いですね。
ラインについては、この程度の基準で選んでいます。
大雑把な性格なので、もう少し追求出来る余地は有ると思います。
その辺りは、アングラーの皆様にお任せです。
これが一番相性が良いライン…と言ってしまうと、
遊びの部分が狭まってしまうと思うのです。
基準値(ラインの強度≒ポンド)さえ守って頂ければ、
自由な発想で遊んで頂くのが一番ですね。

Staff : Funaki
JUGEMテーマ:フィッシング

 

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