Spike Travel 2018年6月リリース予定
オフショアキャスティング向けのスパイクシリーズに、
3ピースのトラベルモデルが追加される。
開発秘話は次回にするとして、今回は機種の説明をしていこう。
今まで遠征釣行では、長く大きなロッドケースを持ち運んでいた。
それでも問題はなかったが、近年の運送業ではサイズ規定が変わり
預けられる荷物のサイズに上限が設けられる様になってきている。
飛行機は、LCCが台頭してきたことで遠征する費用が軽減され、
遠征釣行が身近になったが、やはりココでも荷物のサイズに規制がある。
出来る事なら手荷物として預けられるサイズが望ましく、
オーバーチャージ(過金)を支払わず行きたいものだ。
そこで、遠征向けのロッドを作ろう!となった訳だ。
発表したのは3機種。パワー別に分けるとすると、
MHはブリ~ヒラマサ。Hはヒラマサ~GT。HHはGT~ツナ。
あくまで参考なので、ロッドの強さと体力に合わせたロッドを選ぶのが賢明だ。
SK803S-MH (写真 7.5kgリフト)
日本国内では、ブリ・ヒラマサだけでもキャスティングで楽しめる場所が多く、
都心部から飛行機を乗り継いで離島への遠征などが楽しめる。
ただ…3ピースのロッドで国内で扱い易いモデルは案外少ない。
100g以内のルアーをキャストし易く、
10kg前後のターゲットが楽しめるロッドを求めた。
ラインの設定はPE5号を上限とし、リーダーは120lb位までが抜けるガイドに設定。
60~80g程のペンシルベイト等を扱い易いアクションとした。
ターゲットは他にも、カスミアジやギンガメアジなどをライトタックルで遊ぶのも面白い。
GTフィッシングの合間に時間に余裕が有るようなら、
こうしたモデルも一本持っていくのも一考だ。
SK803S-H(写真 10kgリフト)
国内・海外どちらでも使いやすい遠征モデルとなっている。
日本の成人男性の標準体系(170cm前後 60~70kg)に基準を合わせてあり、
大型ヒラマサ狙いからGTに合わせたパワーに設定した。
常用される100~150g程のダイビングペンシルが扱い易く、
170~200lbのリーダー(2ヒロ)でも抜け易いガイド設定とした。
PEの太さ表示は参考数値なので、8~10号でも扱うことは出来るが、
オススメしたいのはPE6号が一番使い勝手が良い。
ただし、ラインの強さがロッドの強度を遥かに上回るので、
ドラッグの調整など自己責任のもとで扱って貰えればと思う。
テストして頂いた船長曰く、国内では近年、GTが釣れ難くなってきており、
反面にキハダマグロの人気が高まってきているらしい。
GT・キハダ両方にも扱い易いパワーに仕上げてあるので、
もし遠征タックルに迷っている様なら、とりあえずこの機種が良いだろう。
SK803S-HH(写真 10kgリフト)
大型GTとツナに対応する為に開発したモデルだ。
Hパワーのモデルより、アクション(調子)は変えずに更にパワーを上げているため、
日本の成人男性が扱える上限に近い強さとなっている。
もしGTなど高負荷でのファイトに対して、経験値が高い方のみにオススメ出来るモデルで、
浅いフィールドで、パワーファイトを強いられる状況で本領を発揮するだろう。
こちらもHと同じく、PE10号でも扱えるガイドバランスとしており、
200lbリーダーでも抜け易い様に設定した。
ルアーは200gまでのダイビングペンシルから、強抵抗のポッパーでも扱いやすく、
テストでは250gのルアーまでは振り切れる強さに仕上げている。
国内や海外遠征でGTを狙うのであれば、Hパワーと合わせて持っていきたいモデルだ。
遠征先でロッドを持ち込んだ際に、
もしかするとティップとバットがゴチャゴチャになってしまう可能性がある。
その見分けとして、ジョイント部の飾り巻きを色違いにしてみた。
MHはシルバー、Hはメタリックレッド、HHはメタリックブルーだ。
デザインを崩さない程度に入れてあるので、もし迷った時に参考にして頂きたい。
Staff Funaki
JUGEMテーマ:フィッシング
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