いよいよ発表となった新シリーズ『スパイクXPG』。
ここ数年のあいだテストを繰り返し、この度 情報公開の日を迎えた。
今回はシリーズの特徴をご紹介していきたい。
Spike XPG
受注開始:2021年6月1日より
発売予定:2021年7月末頃
【コンセプト】
現行のスパイクシリーズよりも大型魚にターゲットを絞り、
知識・体力・経験値を併せ持ったエキスパート向けにセッティングしている。
ネームに入れたXPGとは、『Extreme Power Game』の意味を持たせ、
他にも『Expdition Game』や『Extreme Peformance Gear』といった意味も込めた。
今回発表となる2機種は、クロマグロ、キハダマグロをターゲットに捉え、
50kgを超える大型を見込んだ設定としている。
このサイズとなると容易く挑めるターゲットではなく、
ロッド、リール、ルアー、フック等の限界値を知り、
タックルの性能を引き出せる方だけにオススメしたいモデルだ。
【特徴】
・ブランク
ブランクは既存に比べて圧倒的な 強度UP と リフト力UP を施し、
キャスティングゲームで必要な飛距離・正確さ・トラブルの少なさも重視している。
実際に曲げて頂くとガッシリとした強さを感じ、
その安心感はブランクから来るネバリ強さに他ならない。
既存モデルから引き続き採用しているC・N・Tをはじめ、
低弾性カーボンを主体に様々な弾性の素材をコンポジットしたことで、
飛距離に必要な反発力と正確なキャストにつながるシャープさ、
ファイト時に必要なネバリ強さの面を強化出来ている。
・グリップ
長時間のファイトを想定し、リアグリップ長を少し延長してあり、
グリップエンドにはギンバル仕様の形状を採用している。
ラバー製のエンドキャップを取り付けられる様にしてあり、
好みに合わせて使い分けて頂ければ幸いだ。
また、既存モデルで好評だったアシストグリップも採用している。
アングラーがロッドをホールドし易い位置と長さに設定し、
ロッドを立ててギンバルファイトを行いやすいグリップとなっている。
(下記の動画では、ギンバルキャップの紛失防止対策も紹介しています)
・ガイド
ティップガイドに16番、バットガイドに40番のリングサイズを採用し、
全てダブルフットの形状にしてライン抜けとトラブル軽減を図っている。
数少ないチャンス時に、ライントラブルは致命的になりやすい。
ここ一番の際に確実にプレゼンテーション出来る設定は必須で、
ロングキャストとトラブル減少を前提にした結果だ。
【追加モデルの予定】
2019年のフィッシングショーで、初お披露目したのが今作のプロトだった。
フィールドスタッフの澤田氏と共同で開発を進めてきたシリーズであり、
今回発表した2機種のテストにも参画して頂いている。
この他に、クロマグロの300kg越えを想定したモンスター向けモデルもテスト中で、
数年に渡ってテストしてきた試作は完成に近づいてきている。
モンスター向けモデルは、テスト中の内容を近日中に公開予定だ。
まずは先行して2機種が発売となるので、その性能を体感して頂きたい。
Staff Funaki
JUGEMテーマ:フィッシング
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