スーパーライト系ジギングモデル HORIZON-LJ

 

 

 

 

発表して大きな反響を頂いている ホライゾンLJ

 

モデルチェンジした中で今まで無かったパワーランクを設けた。

 

近年、タックルの進化は進み、PEラインは細くて強くなり、

 

タングステン製のジグの台頭でライト化は急速に進んでいる。

 

そうすると今まで狙い難かったターゲットが、

 

手軽に挑めるようになりライトジギングの世界も一気に広がった。

 

これが人気となり巷では、

 

スーパーライトジギング(SLJ)やマイクロジギングなどと呼ばれている。

 

弊社ではスーパーライト系として相称したい。

 

このスーパーライト系のモデルを今作に取り入れた訳だが、

 

ベイトモデルとスピニングモデルで各々に使い分けが出来る様にしてみた。

 

今までの開発経緯も踏まえながら紹介していきたい。

 

 

 

 

 

 

HLJ641B-FLL(ベイトモデル

 

全長:6'4"(ft) パワーランク:LL(ULとLの中間)

 

 

 

バーチカル(垂直)にルアーを落として探る状況ではベイトモデルが扱い易い。

 

今まで既存のモデルでは80gがベストのモデル(HLJ64B-FL)は有ったが、

 

更に軽量なジグに照準を合わせたモデルが無かった。

 

 

以前に掲載したBlogで伊勢湾でのテストを書いた。

 

 → 秋のスーパーライトジギング(2017年12月22日掲載)

 

 

 

 

 

この日はターゲットが絞れず、漁礁周りを探っていき五目釣りが狙いだった。

 

ストラクチャーの近くでは根魚などが主体だが、上層にはワラサなどの青物が回遊しており、

 

あまり細いラインだとラインブレイクの恐れもある。ただし使用するジグは60gだ。

 

その為、船長からは少し強めのライン設定(PE0.8&リーダー16lb)が望ましいと伝えられていた。

 

また、風が強い日でありスピニングタックルで挑んでいた方は棚ボケしてしまい、

 

根掛かりでルアーをロスとしている方が多く見受けられた。

 

こうした状況などでは少し重ためを選び、着底を捉え易いベイトタックルが向いている。

 

 

漁礁や根周りなど、ジグをストラクチャーに対してタイトに落としていき

 

ターゲットのレンジ(泳層)を探ることが出来るモデルとしたかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

使い易いメタルジグの重さを、マックス100g・ベスト60gとし、

 

バランスとしてPEライン(0.8号前後)リーダー(16lb前後)と設定。

 

ターゲットは広く、シーバス・太刀魚・マダイ、

 

小~中型回遊魚・根魚・海マスなど日本中の魚を狙う事を想定した。

 

 

地域別に使用法も変わり、

 

東京湾では冬季のシーバスジギングに活躍し、

 

ソフトなティップが吸い込み系バイトを逃さず深場に落ちた魚を狙う事に向く。

 

駿河湾や富山湾など、夜間での太刀魚ジギングでは浅棚に浮いてきたターゲットを

 

軽量ジグで誘うことにも向いている。(夏季に浅場に入った太刀魚にも有効)

 

東北から以北では季節限定ではあるが、海マスをジギングで狙う際にも有効で、

 

ソフトに仕上げたアクションがフッキング後に身切れを防いでくれる。

 

今までのライトジギングタックル(リール・ライン・ルアー)をそのままに、

 

ロッドを入れ替えるだけでも更に世界は広がるはずだ。

 

 

 

 

 

 

 

HLJ641S-FUL(スピニングモデル)

 

全長:6'4"(ft) パワーランク:UL

 

 

 

スピニングの強みは、ちょい投げなどキャストが容易なことだ。

 

魚が浮いている状況や浅場を探る際には、

 

キャストして斜めにジグを引いた方が効率的といえる。

 

ターゲットや船の流し方が分かれば、スピニングモデルが有効な場合が多い。

 

 

スーパーライト系のターゲットとして注目されてきたのが、

 

イサキやオキメバルなど今までは稀に掛かる程度の魚種達だ。

 

細いラインと小粒で比重が高いジグが増えたことで、

 

オキアミを餌に釣っていた魚もターゲットにする事が出来る様になってきた。

 

しかし、これらの魚の場合中層に浮いていることが多く、

 

たとえヒットに持ち込めても口が小さく身切れし易い為かバラシも多い。

 

 

 

 

 

 

2016年4月に山形県にて、真鯛をジギングで狙った取材があった。

 

 → SALT WORLD( 2016年6月発売号に掲載)

 

 

 

 

この時は真鯛狙いであったが、潮が緩い時間帯にオキメバルが多く掛かった。

 

水深50m程であったが、風はなく潮流も緩い状況で40gのジグでも

 

充分底を捉えられる状況であった。

 

底からユックリと巻き上げ、おそらく20~25m付近を探っていると

 

グッと抑えられるバイトがありフッキングを入れるとオキメバルが掛かったきた。

 

偶然と思えたが、何度も再現性があったのが記憶に残っている。

 

この時レッドフリップ・マダイジガーよりソフトなロッドが、オキメバルに向いていると思えた。

 

 

 

 

 

 

時は進み、伊勢湾でスーパーライトでイサキを狙うことになった。

 

 → 伊良湖沖のスーパーライトジギング(2017年7月3日掲載)

 

 

 

水深は30~40m程。ちょい投げして斜めにトレースラインを取り、

 

フォールを意識しながら探るとアタリが来る。

 

大きさの割には引きが強くバレ易い。そういった意味でも今作のアクションは

 

バイトを絡め取る様な柔らかい調子が向いている。

 

 

 

表示ではUL(ウルトラライト)パワーに設定してあるが、

 

TENRYU特有のネバリ強さを持たせてみた。

 

 

 

 

 

 

写真は敦賀湾にてテストしていた際にキャッチしたシーバス。

 

なかなかスリリングなファイトを楽しめた。

 

バット部にCNTを採用した事で、ULパワーであっても安心感がある。

 

無理に大型ターゲットを狙うことを推奨している訳ではなく、

 

今まで狙えなかった魚を釣るのも一興という事。

 

ぜひ、この面白さを体験して頂きたい。
 

 

 

 

 

 

JUGEMテーマ:フィッシング

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました