●釣行1日目
朝7時に起きてそわそわしながら釣りの準備をする。
朝食、オムレツとパンをコーヒーで流し込み
皆さっさとウエーダーに着替える、天気は小雨が降り意外と寒い。
川の状況は笹濁りと言ったところか。
そしてボートに乗り込み今日は上流を目指す。
いよいよカムチャッカでの釣りが始まります。
ポイントに到着後、僕はプールの下流側に入り川を観察(Oさんの教えを忠実に)、
やはり若干濁り気味の水色の為、
コントラストをはっきりさせる大きめの黒と青のチューブフライを結んだ。
ラインはまずはタイプⅡで探ってみよう。
開始10分程でフライがスイングし終わったところでゴンゴンといきなりヒット!
ジャンプしたのでミキージャ(ニジマス)かと期待したが
お腹が真っ赤のガリエツ(ドリーバーデン)
しかし手前でスカッ!焦ってグイグイ寄せすぎたか?
その後またまたヒット!アクティブな引きは恐らくミキージャか!
これもジャンプでバラシ
凄いなこの川! 生命反応が多いのにビックリだ。
その後も その後もバラシまくり 慎重になればなるほどバラシ癖が!!
流石に連続バラシでかなり焦ってきた。
初日にさっさと釣って抜け駆けしたいと言うセコイ考えが逆効果に!
今日のランチは小雨が降っていたので
上流の船着場に屋根付きの東屋?がありそこにボートで向かう。
この船着場前、カーブした手前にプールがあり石がゴロゴロ入っていて水面には食い波。
更に支流のクリアウオーターが注いでおり
この区間だけ水がめちゃめちゃ澄んでいる、梅花藻も茂っている。
まさに一級ポイント!かなりの魚をストックしているようだ。
ここでもバラシて(泣) 午前中はまさかのノーフィッシュ!
(もちろん他の方々はバシバシ釣ってました)
Oさんの奥様もしっかり釣果をだしていた。
・・・・・・心中穏やかではないです。
午後ランチの後、他の方達はティータイムを楽しんでいたが
僕はそれどころではない 竿を持ってスタスタと(笑)
流石にこのポイントはみんなで叩いたので魚も学習したか当たらなくなってきた。
そんな時、下流にいるS本院長さんが
「タケチャンここでやりなよ 魚溜まってるよ」とポイントを開けてくれた。
S本院長、あなたは素晴らしい人だ(涙)
すかさずヒット~!
慎重に慎重に岸に寄せる「もらったぜ」と思いつつ、まさかのフックオフ!
僕のチューブフライが悲しくも天空高く舞い上がる ウソダロこんな事って~(涙)
テイータイムを楽しんでると思いきや
皆さんこの一部始終を見ていたらしくズッこけていたのは知る由も無かった!
そしてついに涙のガリエツをキャッチ!!
長かった~
午後は多少コツもわかり
ガリエツ、ガルブーシャが嘘のように沢山釣れた。
メスのガリエツ は、オショロコマの降海型。
ギンピカなので一瞬ミキージャ(ニジマス)と見間違います。
アベレージは50センチぐらいです。
オスのガリエツは美しいレッドカラーとブルー色が強い。
沢山釣れるので価値が↓ですが、めちゃくちゃビューテフ~な魚です。
ガリエツと誰が命名したのか、ちょっと聞こえも悪い気がする。
ドリーバーデンと言ったほうがランクが上がる?
ガルブーシャ(樺太マス)
いわゆるセッパリと呼ばれてるシャケ。
幅広なので流れに乗るとメチャクチャ重いです。
岸際を無数のガルブーシャが遡上していた。(足に当たるぐらい)
午後は沢山の魚が釣れ余裕も出てきて釣りのペースもかなりいけて来たぞ。
ここで今回のタックルについて
意外とバックスペースが無いところも多いので
エクスドライブFED1504 #10 を2本ボートに積んで
1本にはオーバーヘッド用のシューティングヘッドをセットし
もう1本はスペイラインをセットした。
ポイントに応じて使い分ければラインチェンジの時間を短縮できる。
結局今日はフライライン、インターとタイプⅡで一日通した。
心残りは一匹もミキージャをキャッチ出来なかった。
何故だ???
明日は少し沈めてみよう。
ロッジに戻ると時計は7時前
夕食は9時からの為、その前にバーニャ(サウナ)に入ります。
サウナに行くとそこには笑顔のミハエルが!(ロッジのボスです)
暑いサウナの中で白樺の葉っぱを使いミハエルがバシッ バシッと体を清めてくれる。
10分ぐらいの時間だが暑くて暑くて、かなりキツイ!
(ミハエル何時までやるの?と聞いても伝わるわけが無い)
するとミハエルが「マテッ」と柔道用語を言って去ってしまった、
待っているとジョッキビールを持ってきてくれるのだが
このビールが最高にうまかった。
(ロシアのビールは癖が無くどの柄もとっても飲みやすいです。)
夕食時にミハエルがサマゴンという木の実で手作りしたお酒を振舞ってくれた。
飲みやすくて美味しいが故にあっという間に空いてしまった。
歓談時、今日の釣りでどんなフライ、色が反応が良かったか?
フライラインのシンクレート(棚)など皆で情報交換した。
●釣行2日目
朝起きると天気は快晴、川の濁りも回復し水量も若干引いていた。
皆のテンションも↑↑↑
今日はミキージャ(ニジマス)狙いでロッジから10k程川を下るプランだ。
最初のポイントで同船していた徳島から来たYさん、
郡スペのAKさんが50オーバーのミキージャをゲット!
自分には20センチぐらいのミキージャが1匹 後はガリエツの猛攻に終わる。
AKさん曰くブッシュの下を根掛り覚悟でスイングさせるらしいが、
自分はと言うとロストが怖くそこまで攻めれなかった。
100戦練磨を経験しているAKさんからは色々と勉強させられる。
ランチは下流の中洲で済ませ。
その場所でストイックに攻めるFさんが良型のミキージャ(55センチ)をキャッチ!
弟が居るはずだと思い、すかさずその後ズカズカと入らせて頂き、
余所見をしてるとグググ~と強烈な生面反応が!
予想どうりの46センチの弟ミキージャをゲットできた。
欲をいえばもっと大きいのが釣りたいが、それでもこの時はかなり嬉しかった。
(釣ったと言うより釣らせてもらった感が強いが)
午後ポイントを移動しフライラインをタイプ4に換えて沈めてスイングさせた後、
リトリーブ中にゴツンと重い当たりが!
首振ってるし重量感もある、その時がきたか?もしや・・・でも飛びません?
何回かラインを出された後にランディングすると丸々太ったクンジャ(アメマス)でした。
70センチは欠けたがナイスファイトをしてくれた。
晴れるとブユが大量に発生しあちこち刺される。
市販の虫除けスプレー、ハッカスプレーも10分もすると蒸発してしまうのか全く効かなくなる。
これには正直まいった。
目の中、口の中ブユだらけで竿が動いてしまいこれでは安定したスイングが出来ない。
それでも魚は食ってきますが(笑)
結果2日目は快晴の中、色々な魚種が釣れ楽しめた。
ロッジでの夕食時、ミハエルから明日3日目の釣りに対して提案があるとの事
なにやらロッジ下流にボートで1時間ぐらい下った場所に滝があるらしく、
そこに沢山の魚、遡上魚が溜まっているのだと
但し今日の水位ならその場所に行けるが今晩もしも雨が降り増水すると行けないのだと。
全員一致でそこに行く事で決まった。
後編に続く
TackleData
●Fly Tackle
Rod : Fates ExDrive FED1504#10
Reel : #10 LargeArbor
Line : オーバヘッド … 9mシューティングヘッド(DST#11を9mに加工)フローティング~タイプ4迄
スペイ … アトランティックサーモン #7/8 インタータイプⅡ
Leader : Nylon(4X)
FLY :チューブフライストリーマー ブラック、ブルー、パープル
:ウオディントンストリーマー全長13センチ ピンク/ブラック ブルー/ブラック
:ウェイキングフライ 3センチ~4センチのチューブに巻いたパターン
Other : ティップカバー(M) ボートの移動時に重宝しました。
8月といえども雨が降り冷え込むと10℃台になる事も考えられますので
フリースやダウンジャケットも持っていって正解でした。
ウエーダーはネオプレーンまでは必要ありませんが
私はアングラーズデザイン社のハイブリッドウエーダーを着用しました。
Traveler : Staff T
JUGEMテーマ:フィッシング
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