レッドフリップ・リアクションテンヤを開発にあたって、テスト中のレポートをご紹介。
開発の経緯や過程から、新型が仕上がるまでを追ってみた。
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日時:2018年5月11日
場所:千葉県 飯岡沖
遊漁船:飯岡漁港・梅花丸様
晴天。風は北東2~3mから南9mになる予報、波は1~2m予報だが穏やかな雰囲気。
水深は25~35m程と全体的に浅いが、2枚潮で慣れないと着底が分り難い。
船はパラシュートアンカーを使って広くエリアを流していくスタイル。
5~10号の鯛テンヤを多用する状況で、
あまり潮に動きが少なく晴天の為か底付近でのアタリが集中する。
船長の指示で、船の真下だけを狙うだけでなく
アンダーハンドでキャストして広く狙うことを勧められた。
開発中のサンプルのテスト結果は下記の通り。
穂先にカーボンソリッドを使った点で、
繊細なアタリを捉えやすく非常に感度が優れていると思えた。
ただし、ベリーからバットに掛けて張りが足りず曲がりすぎてしまい、
フッキングを入れても若干遅れてしまう感がある。
4~6号のテンヤとの好相性、10号まで使用可能。
RF2412S-M →後のRF2342S-MS
頑張って使っても、アタリが分り難くフッキングも決まらない…。
下記のRF241S-MHを、ソリッドティップに変更し、
全体的に10%パワーダウンした程度が良いかと思える。
RF2412S-MH →後のRF2342S-MHS
今回のエリアで使用頻度の高かった5~10号のテンヤが扱い易く、
シリーズにおいても中心となると思われるスペックを想定している。
感度の面で、カーボンソリッドの穂先に変更した方が良いと思う。
また全体的に張りが有れば、即アワセに反応出来ると思われる。
RF2392S-H
全体的にパワーが強いモデルのため、今回の釣り場では実力が発揮出来ていなかった。
感触としては8号のテンヤからが扱い易く、12号のテンヤ(TG)までは充分に扱えた。
もっと深場や潮が早いエリアでもテストをしてみる必要がある。
また、感度の面でソリッドティップにしてみたい。
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この時点では改良途中で、長さ・硬さ・製法などは色々と試している段階だった。
フィールドで取れた情報をベースに開発を進めているので、
時間こそ掛かるが信頼度が高いロッドに仕上がる訳だ。
次のレポートも楽しみにして頂きたい。
Staff Funaki
JUGEMテーマ:フィッシング
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