レッドフリップ 2022年3月末 発売予定
【深場を攻略するロッドを選ぶ】
各地において、タイラバでは深場(ディープ)の攻略は不可欠の要素だ。
水深50m~100mを深場として考えた際に、潮流の速さや船の流し方など
状況に合わせたロッド選びが重要となってくる。
前回の浅場向けモデルの説明に続いて、深場向けのモデルを紹介していこう。
【RF642B-M/VDK(バーチカル・ディープ・掛け】
(推奨設定)
フィールド:水深100m以内、潮流0~1.5ノット程度、バーチカル(ドテラも可能)
リール:ベイトタイプ D社(100-200番)S社(200-300番)
電動タイプ D社(200番)S社(400-600番)
ライン:PE(0.8~1.0号) リーダー:フロロ(3.5~4号)
タイラバ:バーチカル(60~180g)ドテラ(~250g)
このモデルは『掛け』に特化するため、ティップに中弾性カーボンを使用し
50m以深でもフッキングパワーが伝達しやすい様に設定している。
マグナフレックス製法によるチューブラ状のブランクであるため感度が高く、
それを活かしてフィールドの状況を読み解くことを得意としたモデルだ。
深場の2枚潮など複雑な潮の状況では水圧とラインに受ける水の抵抗が変わり、
その変化を捉えられる事は今狙うべき魚の位置を探る上で重要な手がかりとなる。
RF642B-L/VDNよりも重たいタイラバの扱いにも長け、
フォール速度を早くすることでリアクション的に口を使わせる事も得意だ。
浅場の掛けモデル(RF5101B-ML/VSK)と比べると、
レングスが長くバットパワーを強く設定しているので、
水深50mより浅い場所でも潮の流れの早い状況が想定されるフィールドであれば、
こちらのRF642B-M/VDKを持ち込んで頂いた方が良いだろう。
また角度の浅いドテラ流しでの使用も得意としているので、
バーチカル・ドテラの両方で使ってもらいたい。
電動リールにも対応しており、一定の速度でリトリーブ出来るメリットは勿論、
船長から「上げて!」とコール後に巻き上げる際の煩わしさは一気に解消してくれる。
電動リールの進化も著しく、今後のテクニックの1つとして期待したいところだ。
【RF642B-L/VDN(バーチカル・ディープ・乗せ】
(推奨設定)
フィールド:水深100m以内、潮流0~1.2ノット程度、バーチカル(ドテラも可能)
リール:ベイトタイプ D社(100-200番)S社(200-300番)
電動タイプ D社(200番)S社(400-600番)
ライン:PE(0.8~1.0号) リーダー:フロロ(3.5~4号)
タイラバ:バーチカル(45~120g)ドテラ(~180g)
全国のフィールドを想定した際に、『乗せ』のオールマイティならこの機種だろう。
低弾性カーボンをティップに採用し、マグナフレックス製法のチューブラブランクは、
シームレスな曲がりで魚がバイトさせてから反転させフッキングさせる調子が特徴だ。
前作よりもティップがソフトになり、潮流の変化や着底感もシビアに捉えられ、
バットにはC.N.Tを採用したことで柔らかいのにネバリ強いパワーを持たせている。
バーチカルを想定したモデルだが、ドテラ流しのようにラインが斜めに入る状況でも
使用出来る様に設定してあり、180gまでのタイラバに対応してくれる。
浅場モデルのRF5101B-UL/VSNとの違いでは、バットが強いことで50mよりも深場で
安定して巻き上げることが出来ることがメリットと思える。
ロッドが柔らかすぎると、ガイドへの抵抗が増してしまいリールを巻くにも重たく、
使用感としては適度にバットが残ってくれた方が良い場合もあるのだ。
また、このモデルも電動リールの使用は可能だ。ドテラ流しなどラインを多く出す状況など
色々なシーンで使用出来るので、前述の掛けモデルと合わせて使い分けを楽しんで頂きたい。
Staff Funaki
【製品ページ】
レッドフリップ(https://fishing.tenryu-magna.com/offshore/redflip.html)
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