ロッドの選び方(オフショアジギング総合)

お問い合わせを多く頂くのが、ジギングロッドの選択で迷っているとの事だ。
今回は選択しやすい様に、簡単な絞り方を紹介したい。

 ①ターゲット
 ②ラインの強さ
 ③ジグウェイト
 ④ラインの角度(バーチカル or べべル)

以上の4つで殆んどが解決出来るはずだ。
上から順に絞り込めば、およそのタックルが見えてくるだろう。
それでは、解説していこう。

①ターゲット
 まず、ターゲットが選択されていなければならない。
 釣りたい魚種とサイズの設定が必要だ。ターゲットが絞り切れなければ、
 釣船のホームページ等で釣果情報が出ており釣れている魚種やサイズが分かるだろう。
 それでも分からなければ、直接船長に聞くのが一番の近道だ。
 大物を狙うにはロッドにパワーが必要となり、小型であれば繊細さが欲しい。
 1本で全てをカバーする事は不可能なので、まず何を狙うかは重要だ。

 


 

②ラインの強さ
 大型のターゲットであれば必然的に太く強いラインを使い、
 小型であれば細く繊細なラインが有効になってくる。
 ラインの太さによってロッドも大きく変わり、弊社ロッドの基準として
 PE2号までならライトジギング、それ以上の太さは近海ジギングとしている。
 船によっても推奨するラインの太さもあるので、事前に調べておくのも必要だ。
 (隣の人とオマツリを防ぐ意味でも、ラインの太さを統一することも有る)


 

③ジグウェイト
 次に使用するジグウェイトを選定したい。
 基準は地域によって違うので、釣具店や遊漁船から情報を聞いておきたい。
 その中で使用頻度が高い重さを選択し、ロッド表示のBestウェイトを基準に選ぶと良い。
 釣りに行くフィールドの水深や、潮流の強さによってジグの重さが大きく変わる。
 また捕食されているベイトのサイズでも、ジグ形状が変わる事もある。
 状況に応じて重さを変えるので、Bestの数値を中心に前後のジグを用意して欲しい。

 


 

④ラインの角度(バーチカル or べベル)
 最後に船の流しかたによって、ロッドの長さを変えると釣り易さが変わってくる。

 

 バーチカルとは、船の真下を探る事でラインは垂直に入っていく事を指している。
 大概はスパンカー(帆)を立て風の向きに船首を向けたり、
 キール(舵)を潮流の方向に合わせて前進・後進をすることで船の真下を探る訳だ。
 この場合は、6ft前後の比較的に短いロッドで扱い易くなる。
 重たいジグを使う場合ではアングラーへの負担は大きくなり、
 長い竿で重たいジグを操作するのは大変だ。
 短い竿で楽に操作できる方が集中力を維持できることになり、
 結果的に釣果に繋がるので長さ選びも重要になる。

 べベルとは、斜めにラインが入っていくことを指す。
 ドテラ流しなど潮流や風まかせに船を流す場合では、
 真下にジグを落としても船が流されるので落とした所より遠ざかっていく。
 そうした場合は、6ft以上の少し長めのロッドが向いてくる。
 斜めになるとジグを操作するストロークが長くなり、
 短いロッドではより大きくシャクリを入れなければならなくなる。
 そこで6'1"~6'6"(ft)といったセミロングロッドの方が、
 少ない動作でも大きなストロークを生み出せるので楽に操作できるようになる。
 厳密にいうと、アクション(調子)もレギュラーファーストといった
 先調子気味のアクションの方がより扱い易さは上がってくる事も踏まえておきたい。

【選択を楽しむ】
上記の4つを基本にして選べば、ジギングロッドは選びやすくなったはずだ。
この選択するのがアングラーとしても楽しみの一つでもあり、
ジャークの方法やリールのギア比などロッドとの相性は様々だ。
最初は基本を大切に選び、ご自分にあった釣り方が見えてくれば、
また新しいジギングに挑戦していって頂きたい。

Staff Funaki

【詳しい内容はコチラから】
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