新しいロッドを手に入れ、
コルクグリップの表面に巻かれた
ビニールを剥がすとき、
ちょっとワクワクしませんか。
これから、どんな魚が初めに釣れるのだろう。
釣れてもいないのに、
釣った気分になったり。
天井に穂先を当てて曲がりを見てみたり。
竿を手に取った時点で
『釣り』が始まっているのかもしれません。
先日の展示会で道具の面白さについて、
気付かされた事がありました。
ストイックに1つの釣り方を突き詰め、
道具の良し悪しを判断していく。
オフショアのルアーフィッシングの場合、
この傾向が顕著だと思います。
かわってフライフィッシングだと、
キャストのフィーリングであったり、
写真へのコダワリからデザインの面、
もちろん釣果の面もこだわったり。
嗜好の広さが伺える面があります。
どっちが優れているかではなく、
いかに満足して楽しめるか…。
道具という媒体を通して、魚を釣るということ。
または、道具をコレクションしたり、
インテリアとして飾ったり。
『釣り道具』は使うこととだけでなく、
他にも楽しみがあるという事です。
車やカメラなども釣り道具と捉えると、
さらに奥深さが増します。
これは私が感じたことなので、
一概に全てとは言えませんが、
道具への思いれという部分では
甲乙付け難いことなんでしょうね。
皆さん、ワクワクしてますか。
釣竿屋の小言でした。
ワクワクしてますか?

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