7月の連休日。
海の日とは海がある県だけに許された日であって、
海無し県に現在住んでいる者にとっては、
川の日にしたいくらいだ。
さて、鬱陶しい雨が続いた梅雨が
終わりを告げる頃だ。
日差しは日毎に強烈さを増してきている。
こんな日は川に浸かって涼みたい。
テストしたいロッドもあったので、
ぷらぐ屋工房のN氏を誘って川遊びに出かけた。

僕らに待っていたのは、
連休中という現状だった。
どこもかしこも人だらけ。
こんな細い沢にも入っているのか…と、
行く先々で入渓できる場所を迷う。
ようやく見つけた良さげな場所で
ロッドを振ってみる事にした。
…が、全く反応が得られない。
水量・雰囲気ともに悪くないのだが、
魚の追いが無い。
人が入れ替わりで入っていたかもしれない、
連休中では致し方ないことだ。
すぐに退渓して、別の川へ移動する。
N氏が日頃通っているポイントへ案内して頂いた。
南信エリアでは超メジャー河川だが、
誰も入っていなかった。
これは釣れるだろうと意気込んだのだが、
お互い1匹づつバラしただけ。
う~ん…困った。

N氏から提案がでた、
『最近行ってない川へ行こう。』
前日からの休みで県外からの釣客が多く、
名が通っている川は人が入っていると読み
マイナーな川を選んでランガンする考えだ。
水量は乏しいが実績はある川。
目ぼしいポイントを見つけては、
ルアーを打ち込んでいく。
どうした?ここも出てこない。
二人で天を仰いだ。
考えていても答えは見つからない。

太陽も昇って気温は摂氏30度ほどだろうか。
すでに着ているシャツは汗で重く感じる。
10分ほどの協議の結果、
最後の望みをかけて別の川を目指す。
ココならば釣れるだろうと車を進めると
見たことのある車が停まっている。
スタッフO氏の車だ。
考えていることは同じだったのか…。
車には誰も乗っていない、
既に川へ釣りに入っているのだ。
残されている時間は少ない、
仕方ないので別のポイントへ移動。
この日最後の場所だ。
否が応にも気合が入る。
車を進めていくと大きな車が2台駐車されていた。
外からは黄色い声が聞こえる。
「キャー!冷たいー!」
続いて大きな水しぶきの音。
そう…沢登りの団体さん達が、
シャワークライミングを楽しんでいるようだ。
小規模の滝壺に向かってダイブしているのが
目に入ってきた。
あのポイント、釣れそうだったのに…。
後から来た人間は何も言えない。
仕方ないので、さらに上流に入ることに。
水量こそ少ないが、
淵々で釣れそうな渓相をしている。
少し期待して釣り上がっていった。
まぁ、結果は駄目でしたけど。
僕らの川の日は、ウェダーを着込んでの
高地トレーニングという日になってしまった。
「こんなにも釣れない日は珍しい」と
自分の不甲斐なさを御日柄の所為にしたかった。
この日は清く退散することにした。

不完全燃焼の日が過ぎた翌日、
1人で川へ向かう。
いつも通っている川だ。
前日の晩に雨が降ったらしく、やや水位が高い。
この時期は鮎師がポイントを競い合う所だが、
全くといって人の気配が無い。
水位を見て他へ移動したのだろうか。
早速、用意して探ってみる。
水勢は強く、アップストリームで投げると
一瞬でポイントをルアーが通り過ぎていく。
ダウンクロスでキャストしながら、
じっくりと誘いを掛けるようにしてみる。
…出てこない。
流石に連休最終日は、釣り切られた後なのか。
少し我慢の時間が過ぎていく。
上流の1ヶ所に、気になる瀬があった。
上層はカッ飛んだ流れだが、
下層は適度な深さで岩が見え隠れしている。
ややアップ気味にキャストをし、
水に馴染んだ所からドリフトさせながら
トゥイッチを入れて誘ってみる。
執拗に探っていると
ゴンッ、と下から喰いあげてきた。
水の勢いは強い。
やや強引ぎみに緩流帯へ遊動して
ネットに滑り入れる。
綺麗なアマゴだ。

本当に嬉しかった。
この2日間、
この1匹に会うために頑張っていた。
こんな時はサイズなんて関係ない。
この後も別のポイントを探ったが、
まったく魚からの反応はなし。
でも満足だ。
釣れる日もあるし、こんな日もある。
そんな川の日だった。
Tackle Data
Rod : Rayz RZ53UL
Reel : #2000class
Line : MI-207N 4lb
&
Rod : Proto type
Reel : #2000
Line : MI-207N 5lb
Lure : ぷらぐ屋工房 5-6cm
Woodream Arbor 5cm
Lure Stadio YAMATO 5cm
Wear : AnglersDesign WestHigh Wader
AnglersDesign AdvanceWadingShoes
Angler : Mr.N & Funaki
JUGEMテーマ:フィッシング
海の日とは海がある県だけに許された日であって、
海無し県に現在住んでいる者にとっては、
川の日にしたいくらいだ。
さて、鬱陶しい雨が続いた梅雨が
終わりを告げる頃だ。
日差しは日毎に強烈さを増してきている。
こんな日は川に浸かって涼みたい。
テストしたいロッドもあったので、
ぷらぐ屋工房のN氏を誘って川遊びに出かけた。

僕らに待っていたのは、
連休中という現状だった。
どこもかしこも人だらけ。
こんな細い沢にも入っているのか…と、
行く先々で入渓できる場所を迷う。
ようやく見つけた良さげな場所で
ロッドを振ってみる事にした。
…が、全く反応が得られない。
水量・雰囲気ともに悪くないのだが、
魚の追いが無い。
人が入れ替わりで入っていたかもしれない、
連休中では致し方ないことだ。
すぐに退渓して、別の川へ移動する。
N氏が日頃通っているポイントへ案内して頂いた。
南信エリアでは超メジャー河川だが、
誰も入っていなかった。
これは釣れるだろうと意気込んだのだが、
お互い1匹づつバラしただけ。
う~ん…困った。

N氏から提案がでた、
『最近行ってない川へ行こう。』
前日からの休みで県外からの釣客が多く、
名が通っている川は人が入っていると読み
マイナーな川を選んでランガンする考えだ。
水量は乏しいが実績はある川。
目ぼしいポイントを見つけては、
ルアーを打ち込んでいく。
どうした?ここも出てこない。
二人で天を仰いだ。
考えていても答えは見つからない。

太陽も昇って気温は摂氏30度ほどだろうか。
すでに着ているシャツは汗で重く感じる。
10分ほどの協議の結果、
最後の望みをかけて別の川を目指す。
ココならば釣れるだろうと車を進めると
見たことのある車が停まっている。
スタッフO氏の車だ。
考えていることは同じだったのか…。
車には誰も乗っていない、
既に川へ釣りに入っているのだ。
残されている時間は少ない、
仕方ないので別のポイントへ移動。
この日最後の場所だ。
否が応にも気合が入る。
車を進めていくと大きな車が2台駐車されていた。
外からは黄色い声が聞こえる。
「キャー!冷たいー!」
続いて大きな水しぶきの音。
そう…沢登りの団体さん達が、
シャワークライミングを楽しんでいるようだ。
小規模の滝壺に向かってダイブしているのが
目に入ってきた。
あのポイント、釣れそうだったのに…。
後から来た人間は何も言えない。
仕方ないので、さらに上流に入ることに。
水量こそ少ないが、
淵々で釣れそうな渓相をしている。
少し期待して釣り上がっていった。
まぁ、結果は駄目でしたけど。
僕らの川の日は、ウェダーを着込んでの
高地トレーニングという日になってしまった。
「こんなにも釣れない日は珍しい」と
自分の不甲斐なさを御日柄の所為にしたかった。
この日は清く退散することにした。

不完全燃焼の日が過ぎた翌日、
1人で川へ向かう。
いつも通っている川だ。
前日の晩に雨が降ったらしく、やや水位が高い。
この時期は鮎師がポイントを競い合う所だが、
全くといって人の気配が無い。
水位を見て他へ移動したのだろうか。
早速、用意して探ってみる。
水勢は強く、アップストリームで投げると
一瞬でポイントをルアーが通り過ぎていく。
ダウンクロスでキャストしながら、
じっくりと誘いを掛けるようにしてみる。
…出てこない。
流石に連休最終日は、釣り切られた後なのか。
少し我慢の時間が過ぎていく。
上流の1ヶ所に、気になる瀬があった。
上層はカッ飛んだ流れだが、
下層は適度な深さで岩が見え隠れしている。
ややアップ気味にキャストをし、
水に馴染んだ所からドリフトさせながら
トゥイッチを入れて誘ってみる。
執拗に探っていると
ゴンッ、と下から喰いあげてきた。
水の勢いは強い。
やや強引ぎみに緩流帯へ遊動して
ネットに滑り入れる。
綺麗なアマゴだ。

本当に嬉しかった。
この2日間、
この1匹に会うために頑張っていた。
こんな時はサイズなんて関係ない。
この後も別のポイントを探ったが、
まったく魚からの反応はなし。
でも満足だ。
釣れる日もあるし、こんな日もある。
そんな川の日だった。
Tackle Data
Rod : Rayz RZ53UL
Reel : #2000class
Line : MI-207N 4lb
&
Rod : Proto type
Reel : #2000
Line : MI-207N 5lb
Lure : ぷらぐ屋工房 5-6cm
Woodream Arbor 5cm
Lure Stadio YAMATO 5cm
Wear : AnglersDesign WestHigh Wader
AnglersDesign AdvanceWadingShoes
Angler : Mr.N & Funaki
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