大人の渓遊び ~陸の孤島へ~

ずっと行きたいと思っていた河川が有った。
ただ…遠いことがネックだった。
河川名は教えて頂いた場所であるので明かせないが、
私が住む下伊那地域から下道で3時間以上ドライブを要する所にある。
夜も明けぬ日曜日。
スタッフOを誘い、思いきって出掛けてみることした。


普段通う河川を横目に、
山を越え谷を越え目的地へ車を走らせた。
梅雨の中休みとなったこの日は、久しぶりに気持ちの良い晴天。
前々日に雨が降り、
川は落ち着きを取り戻していると読んでいた。
何よりも初めての場所であり、ワクワクはお互いMAX状態。
それにしては、遠い…。
大都市から臨むには、相当な覚悟が必要だ。
朝も明け、日も昇ってきた頃に目的地へ到着した。
逸る気持ちを抑え、用意を済まし入渓する。
時おりライズも起こり、辺りには多くの虫が飛び交っている。
釣り人なら誰もが感じる釣れそうな雰囲気。
丁寧に探っていくと、教科書通りのポイントで、
綺麗なアマゴが飛び出した。
チェイスは多く、時々ロッドを曲げてくれる。
さすが陸の孤島と言っただけはある。
人が少なければ、それだけ魚が守られているという事だろう。


試作ロッドのテストも、佳境に差し掛かっている。
そろそろ最終の判断をしたい頃だ。
以前からやリールの性能、ラインの種類からルアーの重さなど、
微妙な差を変えながら試しているが、
今のところトラブルは限りなく少ない。
軽さは充分に出ており、感度は必要充分と思っている。
最後に求めているのは、使い易いバランス。
使い易いタックルは、
たぶん普通に使っていて意識しなければ、
『トラブルが少ない』と感じる事は無いだろう。
理想は意識しなくても、トラブルが少ないロッド。
個人差が有るだろうが、
総じてトラブルが少ないモノほど気持ち良く使えるモノだ。
100%完璧なモノは無理だが、100%を目指す事は出来る。
こればかりは現場で鍛え上げるしかない。


さて、話を釣りに戻す。
2時間ほど遡行しただろうか、
堰堤を越えると魚からの反応が極端に落ちた。
暫く探ったが、イワナが数匹遊んでくれただけだった。
一旦、川から上がり移動することに。
途中、車が二台停まっていた。
どうやら別の先行者が入っていたようだ。
どんなに遠い場所でも、釣れる川には釣り人は集まる。
遅く入ったのは私達なので、仕方のないことだ。
車まで戻り大きく移動する。
先程と似た渓相を探し、再び入渓。
やはり人が入っていない場所は、魚からの反応が良い。
お互い適度に魚をキャッチ出来た。




心地好い疲れが溜まったので、コーヒーブレイク。
大自然の中で煎れたコーヒーは最高に旨い。
もう充分に満足だ。
そこから少しだけ釣り上がったが、
魚からの反応が減ったので退渓することにした。
魚以外にも、様々な生き物にも出会えた。
山が豊かなのが伺える。




テストの方はというと、高感触を得ていた。
ショートキャストが多い渓流で、ライントラブルは付き物だ。
この日もトラブルは無かった。
自分がタックルに慣れているというのも要因にあるが、
本当に気持ち良く使えるロッドに仕上がってきている。
もっと色々な場所や、他のタックルバランスを試してみよう。
さて、次はドコに行こうかな。
TackleData
Rod:Prototype
Reel:#2000class
Lure:ぷらぐや工房  5~6cm
   Woodream arbor 5cm
   StadioYAMATO 5cm
   他多数
Wear:
AnglersDesign CHEST HIGH SOX WADER
          
AnglersDesign ADVACE WADING SHOES Ⅱ
Angler:Staff Funaki

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