楽しみな朝

 

待ち遠しくて、眠れない夜を覚えているでしょうか。

ドキドキして眠れない方も多いのでは?

釣りを覚えた子供のころ、寝れずに夜更かしをして、

親に叱られたのを思い出す。

考えてみると、近頃では簡単に眠れる様になってしまった…。

それは、楽しみではない?というと、そんなことは無く、

仕事中でも心は別のところに行ってしまう。

(釣りの事ばかり考えているのです)

この変わり様は、何だろう。

幼いころ、時間はあるが金が無く。(今は、どちらも無い)

少ないお小遣いで貯めてかった道具を片手に、

明日は魚が釣れるか楽しみだったと思う。

別に釣れなくても、釣りに熱中していた。

生まれ育った場所が、釣り環境には恵まれていたため、

何時間も自転車で、池・湖・川・海まで通っていた。

大人になっても欲しい道具は多い、

当時からすれば何倍も高い竿も持っている。

車でスイスイと釣りに行けてしまう。

何匹も魚を釣ってきた。

しかし、一匹としての価値が子供の頃と比べると、

薄いモノになってしまったように思えてならない。

ここ数年の話だが、

渓流でのルアーフィッシングを覚えて感じたことが、

新しい釣りを知ってハマり出す時、

ドキドキと胸が高鳴るのを覚えた。

たぶん、釣りに対して

マンネリ気味の気持ちがあったのかもしれない。

そんな毎日の中、久しぶりにドキドキで寝れなかった。

初めてでは無いが、

まだ釣りを始めたばかりの方をガイドすることになったのだ。

場所、天気、タックルを考え、釣らせてあげたい気持ちと、不安で

眠れない夜になってしまった。

結果として、一匹のアマゴが釣れた。

結果はどうであれ、本人はとても喜んでくれた。

(彼は、その後 釣りにハマっていく…)

次回、釣りに行くとき、眠れなくなるか聞くのが楽しみである。

要するに、人に釣りを教えることが楽しみになったのかもしれない。

どうアプローチするか?

キャストは?

ルアーは?

伝えやすく、覚えやすい様に説明すると、

自然と自分のスキルアップになっている。

何匹も釣るより、1匹でも仲間が喜ぶ魚が釣れたとき、

一緒になって喜びを分かち合える。

これが今の自分のスタンスかもしれない。

最近、また釣りに興味がある人が出てきた。

また、眠れなくなるのかな。

釣竿屋の小言でした。

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