秘境への挑戦 (最終日)



最終日、自然の洗礼を受ける日となった。

明け方に雨が降ったようだが、
水位は前日に比べ落ちている。
前日に入りたかった上流に
チャレンジしてみる。
山小屋からポイントまで徒歩+α で2時間移動。
釣れそうなエリアまで辿り着いた。

チェイスは有るが、サイズは小さい。
何匹か掛けたが、子供サイズだった。
かなり深くまで水に浸かるので、
ゲータースタイルで挑んでいる。
ドライタイプでは無いので、
もちろん服は濡れる。
普通のウェダーだと転んだとき、
起き上がれなくなる危険性があるので、
泳ぐことまで考えるとゲーターが良いようだ。
水温を計ったら13℃。
ヒザまでなら浸かってられるが、
腰まで浸ると1分が限界だ。
雪渓が残っていることから、
ユキシロの影響が出ている。
とても冷たいのだが…、
釣り欲で突き進む。

冬に降った雪だろうか、雪渓となっている。

途中、切り通しのゴルジュになった。
やや水位は高い。
いつもはトロンとした深場で、
泳いで渡ることが有るそうだが、
今回はそうも行きそうもない。
上流にはパラダイスが待っているとか…。
頑張って上を目指す。

が・・・。
流された。
冷たい水に首まで浸かること10数メートル下流へ。
川の水に翻弄されてしまった。
あいにく空は曇っていて、
気温が高くならない。
しばらく震えていた。
無理は禁物。
ここで引き返すこととなった。
上流のポイントに行ってみたかった。

全身ズブ濡れ(笑)


渡れそうで渡れない流れ。

一度、山小屋まで戻って作戦を練る。
前日に入った沢の上流まで登ってみることになった。
日が出てくると、夏の日差しが降り注ぐ。
汗が噴出してきた。
朝の寒さが嘘のようだ。

入渓するにも崖を降りなければならないので、
ベストの背中にクレイドルを仕舞って、
恐れ恐れ崖を降りた。
(高いところが苦手なだけです)

ちょっと水量が少ないようで、
今ひとつチェイスが少ない。
途中、小規模のプールには、
20cm程の岩魚が群れていた。
1キャスト1フィッシュの割合で釣れたが、
充分に釣ったので上流を目指した。
これ以上登れない切通しの淵に辿り着いた。
息を潜めてキャスト。
1投目で来た。
もんどりうった黒い影。
淵に長く居付いたオスの岩魚の様だ。
尺サイズ(ここでは子供ですが)
イケスを作って写真撮影をしようとしたが・・・、
逃げられた。
(ホント、自分に呆れるばかり)

このポイントを最後に、退渓することとした。
充実した2日間だった。
知らない場所を攻めるのは実に楽しい。
今回案内して頂いた、
Fさんと、Sさん大変お世話になりました。
沢山の釣果と自然の雄大さを、全身で感じられました。
また次回もお願いします。
Tackle Data
Rod : Cradle CD50UL-4

Reel : #2000 class
Line : MI207N 4lb

Lure : Woodream  Arbor 50F & 50S-MD
Angler : Funaki



 

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