
ついに夏が来た、
そろそろ日本海で面白い釣りが出来る時期。
この時期になるとスタッフMと、
いつ行こうかと釣話。
場所は石川県の金沢沖。
ライト泳がせで根魚を狙うわけだが、
私はジギングで挑戦している。
→『餌vsルアー2012』
餌で狙うとアタリは止まらず、
魚影の濃さはピカイチではあるが、
ルアーだと思うようにいかない。
まぁ自分の腕前が未熟だからというのも理由の1つ…。
今回こそはと戦略を巡らせていた。
ただ心配していたのは、
毎週の様に台風が来ていたことだった。
海が荒れて出船出来ない事も考えられたが予想に反して夏晴れ。
餌vsルアーの挑戦が始まった。
お世話になったのは、北龍丸さん。
夏季は金沢沖、冬季は富山沖で様々な釣りを遊ばせて貰える。
物腰低く優しい船長だが、
釣れるポイントを積極的に攻めて行くスタイルが印象的だ。
これまで散々餌の爆釣を見せつけられたので、
初めの2時間だけ餌釣りも試してみることに。
先ずは餌となる真アジを港の周りでサビキ仕掛けで釣り、
餌として使う分だけをキャッチしたら沖に向かう。
風は有るがウネリは無く、
思っていたより釣りがしやすい。
活き餌の真アジを針につけ投入する。
水深は60m前後。
根がキツイ場所なので、
底を取ったら素早くクラッチを戻し
デッドスローで3m巻き上げる。
アタリが無ければ再度落とし込み、
同じ事を繰り返す。
船長は1回投入する度に移動し、
テンポ良くポイントを回ってくれていた。
しかし海は相変わらず穏やかで、
アタリも無いので眠気が差してくる。
時折竿を曲げている方も居るが、
私は一向に魚信を得られない。
いつもの様な爆釣はなく、
船長も首を傾げている。
そろそろルアーで挑戦する時間だ。
先ほど釣った餌を同船者に譲り、
退路を絶つ。
試作タイプのロッドを複数本用意している。
乗船前にジギングをする事を伝え、
他の方に迷惑にならないよう釣り座を選んで頂いていた。
ちょい投げして、
他の方の仕掛けと絡まないように投入。
底付近を重点的に探ってみる。
だが何も反応は得られない。
時間は正午を迎えていた。
「あれ?今回もヤっちまったか!?」
釣りの面白い点の1つで、
『釣れない』と思ってしまうと
本当に釣れなくなってしまう…という事。
いかに自分の気持ちを繋ぎ、
集中力や思考を止めないことで結果に繋がる事も多い。
ジグのウェイトを変えたり、
ロッドの硬さを変えながら探っていく。
残り時間が少ない事もあり、
いつもより集中する。
トンッ…と
5回シャクったところで違和感。
すかさずフッキングを入れると、
結構な重量感があった。
根に突っ込む様なことはなく、
たまにブルブルと抵抗がある。
ラインテンションを緩めず、
ロッドの復元力を活かしてリフトすると浮いてきた。

タモに収まったのはヒラメ。
計量すると2.5kg程だった。
まぐれ当たりだが、いつもの雪辱を果たせた。
その後はアタリもなく、タイムアップ。
なかなか難しい日であった。
同行したスタッフMは、
餌釣りでクロソイを2本ほどキャッチしていた。
いつもならニコニコしていた彼も、
この日ばかりは不完全燃焼気味。
沢山釣れ過ぎても面白くない、
でも釣れないのもツラい。
まったく釣人とはワガママなもんだ。
まぁ、何とかそれでもルアーで結果を残せたし、
試作ロッドの手応えもあった。
さて、次回はドコ行こうかな。
TackleDate
Jigging
Rod : HORIZON (Proto)
Reel : #4000class
Jig : 130~180g
LiveBait
Rod : Glass 1.8m (Proto)
Weight : 60号
Bait : Aji
Angler : Staff Funaki
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