スタッフIです。
今回はラインの入力角度によって、テンションに違いが有るか検証しましょう。
使用したロッドは ホライゾンLJ(HLJ641S-FUL)。
現在、人気のスーパーライトジギングに適したモデルで、
シリーズの中では最もマイルドな機種となります。
さっそく、入力角度の違いにより曲がりの変化見ていきたいと思います。
実際にフィールドで想定されるバーチカル(真下)と
ベベル(斜め)に角度が付くようにウェイトを設置して測定していきます。
ドラグは最大値にあたる約2kgのテンションを掛け検証してみました。
【バーチカル=真下方向】
ラインの角度を真下にテンションを掛けた状態です。
ベリー部を中心に良く曲がっています。
バット部はまだ余裕が有りますが、持っている方は意外と力が入り難い感じです。
魚がヒットした水深によってもラインの入力角度は変化します。
フィールドでは水深が有るので写真の曲がりとは異なります。ご了承ください。
この検証の場合はタモ入れ時に成りやすい姿勢と考えられます。
【ベベル=斜め方向】
次にウェイトの位置をずらし、ラインに角度が付くように設定します。
こちらは魚が遠くで掛かった事を想定して曲げています。
ロッドを保持している位置は真下に曲げた時とほぼ同じですが、
ティップ部が直線に成りベリー部からバット部にかけて曲がっています。
ロッドに掛かっている負荷は約2kgで同様です。
バッドが曲がって辛いのでは?と思う方もいらっしゃるかと思いますが、
バットパワーが発揮されタメが効いていますのすので、
こちらの方がバーチカル(真下方向)の時より楽に感じられます。
厳密にはドラグ値も角度によって変わるのですが、それはまた次回としましょう。
【バットパワーを有効に使う】
魚に効果的にプレッシャーを掛けるには、バットパワーが重要です。
写真の様なスーパーライト系のロッドであっても、
一番強い部分でファイトを行えれば例え相手が想定外の大型であっても
プレッシャーを掛け続けることによってキャッチ率が上がります。
また、ホライゾンLJのバット部には C.N.T を採用したことで、
ロッドの復元力が高めることに成功しています。
天龍ブランクは粘ると言われますが、カーボンやグラス等の素材の吟味、
テーパーデザイン等、緻密な設計の上に成り立っているのです。
【ロッドのパワーを超えてしまう場合】
スーパーライトジギングを経験すると分かるのですが、
小型のジグを使うと狙っているサイズだけでなく、
ロッドのパワーを超えた魚がヒットしてしまう場合もあります。
そういった限界を超えても、プレッシャーを掛ける方法は有ります。
ラインとリールを一直線して引っ張る『ストレートポンピング』になります。
スロー系のジギンガーの多くの方は経験されていると思いますが、
ロッドを真下に構えて直線方向に入力補助的動作を行っています。
根掛かりを回収する時の動作と言えば分かり易いでしょうか。
真っ直ぐ引っ張るためリールのドラグをフルに活かせますが、
魚が首を振った時などテンションが緩み易くバレの原因となるので、
ベベル(斜め方向)で紹介した曲げ方の様に、
バット部に少しだけ荷重を掛けておくとテンションが抜けてしまう事を防げます。
他にも身体を移動する事で、引っ張るテンションを掛けられます。
身体移動が有効なのはランディングのタモ入れの時でしょう。
タモ入れの時は魚からの距離が近くラインの角度が浅く、
テンションが掛かり難い状態に成りがちです。
慣れていない方はロッドを立て取り込んでしまいがちですが、
立て過ぎるとティップが巻き込まれロッドの破損に繋がってしまいます。
タモまで後少しなのに魚が中々入らない時は周囲の安全確認後、
少し後退、または横に移動をしてラインに角度を付けてみましょう。
こうする事でバットパワーを有効的に活用できるので、
魚を誘導しやすくランディングを安心して行えます。
動画では、タモ入れ時後退してランディングしています。
気になる方はご視聴、チャンネル登録よろしくお願い致します。
今回の検証は普段はあまり考えない些細の事かも知れませんが、
ジギングだけでなく他のジャンルでもで役に立つと思います。
以上、貴重なお時間お付き合いありがとうございました。
スタッフI
JUGEMテーマ:フィッシング
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