【マグナフレックスとは?】
今回は弊社テクノロジーの1つ『マグナフレックス』について説明させて頂きます。
≪製法の特徴。今までブランクを切って繋ぎ合わせていたが、この製法を導入出来た
ことで焼形した段階で1本のブランクとして作製することを可能にした。≫
…とホームページ上でも説明してますが、もう少し簡単に説明させて頂くと、
例えばグラス素材のティップとカーボン素材のバットを繋ぐ際、
グラスのパーツとカーボンのパーツを差し込んで繋ぐのが普通ですが、
この製法は心金(マンドレル)にグラス繊維とカーボン繊維を特殊技術で巻き付け、
焼成形している為グラスとカーボンが混ざってる部分は有りますが、
パイプ同士重なっている部分がありません。
グラスセクション(青色に見える部分)とカーボンセクション(黒色の部分)の
混ざってる部分がコンポジットセクションです。
グラスとカーボンを切って繋いだ場合ですと、
素材の特性にギャップが生じて曲がりにストレスが掛かってしまいますが、
コンポジットセクションが有る事により曲がりがスムーズに移行するのです。
上記に説明した物が、グラス素材とカーボン素材を一体成型で焼き上げた
「グラスフレックス」と呼んでいるタイプになります。
カーボン素材同士でも低弾性、中弾性、高弾性をセクションに応じて一体成型で
焼き上げた物が「カーボンフレックス」と呼んでいます。
「グラスフレックス」と「カーボンフレックス」、
マグナフレックス製法は大きく分けてこの二つに分類されます。
【採用モデル】
それではマグナフレックス製法を採用している、当社製品を何点か抜粋して紹介させて頂きます。
製品名:ホライゾンLJ
カテゴリー:スーパーライト~ライトジギング
製法:グラスフレックス
グラスからカーボンにスムーズに移行しており、
ベントカーブ(曲がり)もストレス無く綺麗です。
グラスならではのしなやかなティップは食い込みも良く、
ジグの初速を押さえ安定した動きを演出します。
2006年のオフショアライトシリーズから採用しており、
現行のモデルが3代目となりベストセラーモデルとして
多くのアングラーから指示を頂いております。
製品名:ホライゾン・プログレッシブ (HPG612S-M HPG642S-LL)
カテゴリー:スーパーライト~ライトジギング
製法:カーボンフレックス
こちらはセクション応じてカーボンの種類を変えています。
ティップに低弾性カーボンを採用しベリー部分には中弾性カーボン、
そしてバットには高弾性カーボンを採用しシャープな操作性と
魚信を逃さないソフトなティップを実現しました。
写真でも分かりますが負荷を掛けるとティップ~ベリー~バットへと
スムーズに荷重が移行し淀みの無いカーブを描きます。
製品名:レッドフリップ・リアクションテンヤ(スピニングモデル)
カテゴリー:テンヤマダイ
製法:カーボンソリッド+カーボンフレックス
こちらはトップにソリッドティップを繋いでおり、
ソリッドティップの継部に低弾性カーボンを採用し繊細なソリッドティップから
低弾性カーボンに移行する為、急激な曲がりの変化を低弾性カーボンが吸収します。
ベリーには中弾性カーボン、そしてバッドの高弾性カーボンに移行していきます。
とかくベントカーブが犠牲になりがちなテンヤロッドですが、
フレックス製法により見事なベントカーブを描き魚の動きに追従します。
製品名:レイズオルタ (RZA61L-T , RZA60MLM-T)
カテゴリー:エリアトラウト
製法:カーボンフレックス
こちらの竿は一見ティップにソリッドを繋いだ様なアクションになってますが
ティップからバットまでチューブラーのブランクとなります。
ティップに低~中弾性カーボンを採用した事により極端な先調子になってますが、
負荷を掛けると徐々に可変してレギュラーアクションに移行します。
手でブランクをバッド側から押して行くと3番ガイド付近から急激に柔らかくなり
弾性率の違いが分かって頂けると思います。
ボトムの釣りやミノーのジャーキングにも使いやすく、
コアなエリアアングラーからも絶大な支持を頂いております。
【他のモデルにも多数採用】
ここに紹介してない製品でもマグナフレックス製法を採用している製品は
弊社アイテムにも多数ございます。
上記で製品毎の特性について説明させて頂きましたが、
どの機種も共通して言える事は曲がりがスムーズでありストレスが少ない事です。
要所要所にベストな素材を採用して繋がない技術で加工する、
それがテンリュウ独自のマグナフレックス製法です。
様々な釣りでアングラーに感動と満足を与えているかと思います。
繋がない技術「マグナフレックス製法」少しはご理解頂きましたでしょうか?
少しでも興味をお持て頂けたら光栄です。
宜しければ下記動画でも紹介しておりますのでご覧ください。
スタッフT
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