今年もキハダの季節が来た。
8月中旬、先輩からのお誘いでチャレンジする機会を得られた。
今シーズンは他の釣りに忙しくて、
なかなか狙えなかったので今回こそは!と気合が入る。
お世話になったのは神奈川県・大磯港の邦丸さん(お兄さん号)。
チャーターだったので、チャンスの機会にロッドを振れる確率が高い。
釣果もポツポツと上向いている様だが、沖まで走って探しに行くようだ。
ベイトも小型の様だが、トビウオなど大きめのベイトも捕食されるので
50g前後のシンキングペンシルから、80g程の誘い出しペンシルも用意。
先輩のタックルは小型ルアーにSK862TN-L、大型ペンシルにはSK872TN-Hだ。
私はテストロッドを用意している。
用意を済ませ、いざ出船。
港を出て南東方面に向かっている様だ。
だいぶ沖まで走ると、徐にスピードを落とす。
どうやら予定していたエリアよりも手前で反応が有るらしい。
だんだんと周囲には海鳥が集まってきており、
いつナブラが起きてもおかしくない状況になってきている。
鳥の動く方向に舵を切り、周囲を探していると急にスピードが上がった。
遠くに大きな鳥山が出来ている。さっそくチャンスが訪れた。
シンキングペンシルを装着したタックルを持ち、
船が止まると同時にナブラの中にルアーを打ち込んでいく。
徐々に移動していくナブラの方向を読みながら、
魚の向く方向へルアーを送り込むと…コンッと当たった気がした。
しかし、フッキングには至らず。
邦丸の別船では、どうやら一人がフッキングに成功したようだ。
ミヨシに立つ人がファイトをしているのが見える。
長くはナブラも続かず、辺りは一気に平和になった。
遠くに見えていたファイト中の方は、惜しくもフックオフしてしまった様子。
朝早くから反応を得られたので、同船してる皆の目がギラギラしている。
そこから何度かのナブラに遭遇するが、あと一歩が届かずバイトを得られない。
途中、急に水面がザワつくと小型のシイラが暴れ始めた。
どうやら、キハダがシイラを追いかけて回している様子。
とりあえずルアーを投げてみるが、視野に入っていないのか相手にされない。
この難しさは何なのだろう?でも面白いから辞められない。
適度に起きるナブラに翻弄されながら、時間だけが過ぎていく。
テスト中のロッドは色々と新しい要素を考えた機種で、
発売する予定は無いが今後のロッドに影響を与えるデータが取れた。
飛距離、操作性、パワーなどキャスティングロッドは、
色々な要素が複雑に絡み合い、特に操作性とパワーは相反する点が大きい。
この部分をどうクリアしていくかが、次回作に繋がる要素と思えている。
さて、最後まで狙い続けチャンスは得られたが釣果は出せなかった。
毎回釣れる魚ではないので仕方ないが、やはり坊主は悔しい。
次回に期待して帰航することとなった。
TackleData
Rod : Spike SK802TN-L
Reel : SALTIGA 5000H
Line : PE4号 & Leader 80lb
Lure : Sinking 50g
Rod : Spike SK872TN-L
Reel : SALTIGA 6500H
Line : PE5号 & Leader 100lb
Lure : Pencilbait 80g
Rod : Prototype
Reel : STELLA SW14000XG
Line : PE5号 & Leader 100lb
Lure : etc…
Angler : Staff Funaki
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