ゴギを求めて

 

 

私が釣ってみたい魚は日本国内にも沢山居て、その中に今回のメーンターゲットである『ゴギ』もリストに入れていた。

聞きなれない方も居ると思うので、この魚を簡単に紹介すると、日本の中国エリア山間部だけに生息するイワナの仲間だ。

国内で狙えるイワナ属は、在来・外来種を含めて複数いるが、在来種の中で本州の最西部に潜む個体として稀有な存在でもある。

そんな魚を、いつか釣ってみたいなと考えていた所に思いがけないチャンスが巡ってきた。

 

 

オフショアジギングのテスト釣行で山陰方面に行く事が決まっており、

 

そんな話をプロカメラマンのM氏に伝えたところ、ゴギが釣れる河川を案内してくれるとの話が決まった。

実のところ、フライとテンカラのプロモーション映像を撮影しましょう!という話が

 

新型コロナウィルスの感染拡大の影響でスケジュールが延期となっていて、たまたま予定に都合が付いたのが今釣行の発端だ。

まぁ何にせよゴギを狙えるチャンスである。

 

 

ジギングで船に乗る前日に、M氏が普段通う河川を案内して貰う算段だ。

フライとテンカラのタックルだけでなく、下心でルアーのタックルも忍ばせている。

まだ長梅雨が続いており増水も気掛かりではあるが、チャレンジする当日はすぐにやってきた。

前々日に纏まった雨が降り、当日も朝からすぐれない天気だ。

宿から出発して分水嶺を越えた辺りから、ポツポツと雨が落ちてきた。

でも本降りではなく、これなら釣りは可能だろう。

時折晴れ間が覗くので、晴れていれば撮影に徹し、雨が降っている間は釣りをして凌ぐ考えだ。

案内してくれた河川は、4ftクラスのルアーロッドがベストと言える規模だった。

 

 

 

淵と瀬が適度に並び、淵を丁寧に探るとユックリとした動きでバイトしてくる。

水温は摂氏18度と高めで、標高も普段釣りをしている長野県に比べれば低地である事も考えれば、

 

もう少し早めの時期の方がベストかもしれない。

少し増水傾向な為に毛鉤では探り辛く、ルアーの出番が多い状況だ。

初めてのフィールドで、初めましてのターゲットが釣れたのは素直に嬉しかった。

 

最近、友人からのアドバイスでルアーの操作方法を色々と変える様にしてみたら、少しずつだが結果が現れる様になってきた。

キャストからルアー(毛鉤も含む)を通すコース、アングラーの立ち位置、流れの変化、魚のステイする場所とレンジ、

 

色々と考えながら釣りをすると、どんどん深みにはまっている現状だ。

その後は上流まで釣り上がり、適度な場所で退渓する。

M氏の話を聞くと、魚の乱獲で個体数は減っているとのことで、ルールを守って釣りを楽しみたいところだ。

 

 

今回狙ったゴギだけでなく全ての渓魚は、その水系の中で血統を守ってきた種であり、

 

根絶やしにすることは簡単だし無作為に放流事業をすると混血種となり、元の生態系でも無くなってしまう。

釣りをするなって事では無くて、それぞれのアングラーが意識を持って魚種別に釣りを楽しんで貰えれば良いと思っている。

 

今回撮影した動画は完成次第、天龍のYouTubeチャンネルにてアップロードする予定だ。

チャンネル登録して頂ければ、アップロードの案内を簡単にお伝え出来るはず。

さて、次回は何を釣りに行こうかな?

 

 

 

【TackleData】

 

【Fly】

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Rod : Fates Streamwalker FSW663-4

Line : #3 

Fly : Parachute (#16)

 

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【Tenkara】

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Rod : Tenkara Furaibou TF39TA

Line : Level line (4.5号 5m)

 

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【Lure】

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Rod : Rayz RZ4102S-UL

Reel : STELLA 2000

Line : Nylon (4lb)

Lure : LurestudioYamato (Yuiro5cm)

Woodream (Arbor 5cm)

 

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Angler : Staff Funaki

 

 

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