リニューアルにあたって、
旧モデルより強いタイプの要望が多く、
そこで、シリーズ最強モデルを作ることになりました。
コンセプトとして、
80kgクラスまでをターゲットとし、
柔軟性が高くネバリ重視のアクション。
ペンシルベイト等の誘い出しも可能な、
ソフトなティップを持たせつつ、
バットには強力なパワーを持たせています。
全てのガイドを信頼感の高いステンレス素材とし、
ティップ部には絡み防止でKWガイドを装着。
ベリーからバット部は強度重視でMNSTガイドを装着。
勿論、ダブルラッピングです。
ベンディングカーブを見て頂きたいと思います。
10kgと18kgのウェイトをリフト。
(安全確保の為、ナイロンロープを使っています。)
まずは、10kg。
(汚いハカリでスミマセン・・・)
そして、18kg。(ちょっとオーバーぎみ)
45度までは、素直に曲がります。
これはヒット後に、ロッドを立てなければならない際に、
ティップからベリー部がガチガチに硬いと、
体ごと持って行かれるのを防ぐために、
適度に曲がることを意識してアクションを出しています。
写真を見て頂くと、
バット部がしっかりと残っていることが確認できます。
このバット部が仕事をしてくれるわけです。
ファイト時に、ターゲットには常にプレシャーを与え続けながら、
アングラーへの負担を減らす働きをしてくれるのです。
低弾性カーボンを主体に、
中段性カーボンで復元力をアシストしています。
低弾性カーボンは伸縮性に優れ、
耐久力を高めるには優れているが、
復元力が足りなくなります。
その足りない部分を中段性カーボンの持つ、
反発力によって復元する力を補っています。
以前にネバリについて言及したが、
弊社のロッドで準じて言えること、
『耐久力と復元力が強い≒ネバリ強い』
まさに、この通りになっているわけです。
尚、写真の曲げ方は危険を伴います。
特に…、18kgを垂直に近い角度はオススメしません。
また、曲げ強度を保障する訳ではありませんので、
参考として見て頂ければと思います。
メーカーの人間なので、良い事ばかりを書くことが多いですが、
ウィークポイントを伝えておかなければなりません。
このモデルはシリーズでは一番強いロッドとなりますが、
ロッドの復元力を活かしきれる方へ、
オススメしたいと思います。
ロッドの選択として、スキルに合わせて頂ければと思います。
SK832TN-HH
Length : 8’3″
Lure Wt. : MAX 180g
Line : MAX 120lb
Drag MAX : 15kg
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