タイラバタクティクスVol.33

先日、愛媛県伊予市のタイラバ船、だんだん丸(片山船長)へ乗船してきました。


 

台風通過直後の為、船長から
「台風でしばらく船を出していないので、鯛を探しながら釣りましょう。」とのお言葉が。
港を出て15分程で最初のポイントに到着。
水深30m弱でフラットな砂地にポツポツと泥底が点在しています。

早速タイラバを落としてみるとアタリが…
プルプルッ → パッ!(バレる)
プルプルッ → パッ!(バレる)
どんな魚がジャレ付いているのだろう。
グローカラーのネクタイを追加すると、すぐにアタリの正体がわかりました。

同船の人達も同じようなサイズのポツポツと掛けています。
船長の「少し移動します」のアナウンスで、島と島の間の水道に入りました。
水深は40m強で潮の動き始めを狙うようです。
0.4ノットから0.8ノットと船が流れ始めますが、
底潮の抵抗感は弱く鯛の反応は有りません。
船長が少しずつ船を流すラインを変えていきます。
私はタイラバを少しでも斜めに通したいので、
タイラバのヘッドをタングステンから鉛に変更しました。
鉛はタングステンより比重が低く潮に乗って流れやすいので、
バーチカルの船でもタイラバが斜めの動きをします。
「コンッ!」のアタリに「ビシッ!」とフッキングを入れました。
釣れたのは30㎝強の真鯛。
シッカリとしたヘッドバイトなのか、ハリは外掛りでした。

ここで船長から「風が少し落ち着いたので沖に出ましょう」とアナウンスが。
少し潮をかぶりながら10分程で沖の水深70mポイントへ。
昨日までの台風の影響で沖はウネリが残っているようです。
タングステンヘッドの80gでキッチリ底を取って巻きますが、
底から5mくらいは潮がそれほど動いていません。
5回 → 10回 → 15回 → 20回と巻き回数を増やしていきます。
5回転辺りで小さいアタリが出ますが乗りません。
今まで乗せ調子のロッド(RF5101B-UL/RF642B-L)を使っていましたが、
小さいアタリをアワセを入れる為に掛け調子の(RF5101B-ML)に変えます。
タイラバのヘッドは60gのタングステンでフォールのアタリは捨てて巻き1本にしぼります。
「コンッ!」「ビシッ!」とフッキングを入れました。
プルプルプルっと小刻みな引きで上がってきたのはフグ。

次の「コンッ!ビシッ!プルプルプル」もフグ。
その次の「コンッ!ビシッ!プルプルプル」もフグ。
次の次の「コンッ!ビシッ!ググン、ググン!」あっ、鯛だ。
早い潮に乗って元気よく突っ込みます。
数分のやり取りで、上がってきたのは美味しいサイズの鯛です。

もう1枚同サイズの鯛を釣って、この日は納竿となりました。


 

今回はこの日バーチカルで使ったフックをお見せしたいと思います。

ヘッドに近いフックがメインフックで、下の2本のフックがサポートフックです。
ヘッドを食いに来た鯛をメインフックに掛けて、
ファイト中にサポートフックを口の周りに掛けてバラシを軽減させるシステムです。
このフックシステムは鯛があまりタイラバを追わない時に使っています。

TackleData
Rod : TENRYU RedFlip (RF5101B-UL・RF5101B-ML・RF642B-L)
Reel : DAIWA ZILLION 
Line : XBRAID BORNRUSH (PE 0.8号)
Leader : Seagurar GrandmaxFX (3.5号)
Lure : Head (TG 60~80g)+ ネクタイ(GAMAKATSU,START,海遊) 
Angler : Staff M

 

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