初日の午前
僕ら3人はフライでキングを狙います。
まずはOさんがグレーリングを釣りました。

ちょっとグイウー的な魚でした。
その後もガイドのセルゲイ氏は
我々を素晴らしいポイントに連れて行ってくれたがノーバイト。
しかもカムチャッカで
数々のキングを釣っているOさんですら何も無かった。
昼食の為、一度ロッジに戻るとMさんとFさん達も帰ってきた。
ルアー専門のMさんはシーマを4,5本、キングはバレてしまったと!
「うーやっぱりルアーなのか?」
同船したOさんとTさんと午後の作戦を練り、
午後もフライで攻めることにした。

午後何箇所かフライでダウン&クロスで探っていくも反応なし。
ポイントによりヘッドも変えてどっぷりと沈ませてみるが何もない。
その後ポイント移動、時間的に最後のポイントに到着、
因みにカムチャッカの夕暮れは
午後9時~10時頃にようやく暗くなります。
夕食があるので実際には夕暮れ前にはロッジに戻ります。
最後のポイントはアウトサイドの
バンクに流れが当たり深くなって際がエグれており、
バンク際は流れが緩く底には梅花藻が悠々と揺れている。
いかにもデッカイ鮭が付きそうな感じです。
スイングスピードが遅いので
スイング中ゆっくりリトリーブして誘います。
すると・・・
上流にいたOさんがデカイのが当たったがフッキングしなかったと、
自分もOさんの方を向いてその話を聞いてた
その瞬間 ギューッと竿が入る
「あれっ」
反射的に合わせてしまい、ゴンゴンと生命反応を感じた直後外れてしまった。
手にガッチリとフライラインを持っていた。
クー!送り込んでいれば、完全に油断してました。
魚が口を使う時間というか地合いみたいなものがあるのでしょうか?
結局初日、フライ組はまさかのノーフィッシュに終わる。
この日はOさんのアイデアでガイドやロッジのスタッフに
日本のチラシ寿司を御馳走しようと言う事で若干早上がり。
ロッジに帰着して早々と寿司の準備にとりかかる。
今回御一緒したTさんは札幌でイタリアンレストランを経営するシェフ!
そのシェフTさんがキッチンを仕切り役
割分担してみんなでニッポンのチラシ寿司を作った。
僕は卵焼きをひたすら千切りに(笑)

具材を準備中、
新鮮なサーモンにイクラが具材ならぜったい美味しいはずだ。
しかし!ここで問題が発生、
ここには電子ジャーなど無い為、米は鍋で炊くのだが火力が弱い。
寿司はシャリが命だ!
そんな状況でもシェフTさんの冷静な判断と蓄積された経験と技?で
カムチャッカ風チラシ寿司完成!

F氏もチャンチャン焼きを見事な味付けで完成!

ロッジのスタッフの方々はもちろん、
モスクワからの釣り客が一番喜んでいた。
味の方はプァーフェクト!です。
現地の素材を使い良くここまで、シェフ流石です。



モスクワから来た釣り客は、
「コノスシ、モスクワニミセダセバ ゼッタイヒットダヨ
ユー モスクワ二 ミセダサナイカ」
そんなような事を言っていた。

カムチャッカビールにウオッカも勧められ、
体が熱くなりいい気分になってきた。
モスクワ組はブルートゥースの高音質のスピーカーを持ちこみ、
なんだかロシアンポップスをBGMにノリノリだっ!
するとスマホをいじりだしたぞ
流れてきたBGMはぬあんとU2ではないか!
僕が「ユーツーと言うと」
「ノーノー ユーチューダヨ」と言ってるらしい(笑)
ユーチュー!のベースに僕の体も得意のリズムを刻んでいる!
飲んで踊っての異文化交流!
この夜は最高に楽しかった。
2日目
若干二日酔いも残ってる中
午前中いっぱいフライで頑張るも何も釣れない
当たりも無いので何も見えてこない
ヤバイ真剣にヤバイです。
そしてジワリジワリとプレッシャーが僕を追い詰める。
Oさんと昼食を取りながら午後の作戦を練る、
「タケちゃんはボーズで日本に帰る訳にはいかないので、
午後はとりあえずルアーで1本取ろう!
その為にルアーも準備して来た訳だし・・・」
よしっ!午後はまずは1本取りにいきます。
夕方、0さんがチャウイーチャをゲッド!
僕もすかさずその横でミノーを投げると
50センチぐらいのシーマをヒット!
写真を取ろうと水に入れた時逃げられました。
フー!とりあえずボーズは免れたが、これを釣りに来たのではない。
何としてでも抱きかかえる奴をゲットせねば!
3日目
この時点でフライではまだ誰も釣っていない。
ガイド曰くフライでは釣れない、ルアーでやれとの一点張り
この川でフライをするのは
ボートからシングルハンドでグレーリングを狙うアングラーはいるようだが
ダブルハンドでキングを狙いに来るアングラーはほぼいないようだ
その為か、ガイドたちはフライではキングが釣れないと思っている様です。
しかもどうやら今年は遡上が少ない様で
シーズンも後半の為、フレッシュな群れも少なく難しいらしい。
しかしモスクワの釣人達は
連日10~15kgのキングをルアーで釣っているのも事実。
そんな中、Oさんは冷静だ「チャンスは必ずある」
僕らのモチュベーションを常にアップさせてくれる
よしっ!今日もルアーでキングを狙う事にした。
朝一、初日にフライで当たったバンクに入る。
その緩い流れをスプーンでターン&トレース
するとガッツリと根がかりか?
いや生命反応がロッドに伝わる。
フッキングの後ドラグが鳴りバンクのエグレに魚が走る。
昨日のシーマの突っ込みと明らかに違うトルクフルな突っ込みだ!
ガイドのサーシャが「チャウイーチャ」と声をかける
良しっ キングだ!
サイズはそれほど大きくは無いが油断は禁物だ
冷静に魚を寄せネットイン!

初チャウイーチャ!です。
サイズはともかく嬉しい一匹!
やりました~

若干お花なんかを撮影する余裕も出てきた


2本の本流の合流の下でボートをアンカリングして真っ赤なシーマもゲット。

明らかに今日は魚っけがある。
午後からは僕もフライに戻しチャレンジした。
朝一入ったバンクで魚は沢山いるのだが当たらない
底も確実に取れているのだが?
様々フライの色も変えてみた
ローウォーター用の小さめのフライも試したが反応しない。
時折10kgクラスが背びれを出すのだが
Fさんと二人で最後までフライで粘るも・・・
3日目、ストップフィッシング
厳しい~ 大自然はそんなに甘くないだと実感した。
ロッジに戻るとMさんがルアーで良型のキングをゲットしていた。
4~5kgクラス、このぐらいのサイズをせめて釣りたい
モスクワの方々とも明日でお別れ
最初はお互い少し警戒していたが、
そこは同じ釣人すぐに溶け込めた、良い人たちだった。
しかも1人のアングラーが当社のパワーマスターを愛用していた。
こんな僻地で世界中に星の数ほど竿が有る中、まさかと目を疑った。
確かにうちの竿だ、メイドインジャパン バイ テンリュウと書いてある。
「これ僕の会社の竿だっ」と必死に訴えたが、
残念ながら言葉の壁は越えられず



そして、明日はあっという間の最終日
何としても良型のキングを釣りたい。
迷った挙句、可能性の高いルアーで挑む事にした。
朝一ポイントに着くとガイドがスプーンを持ち
「ミノーじゃなくてスプーンだよ」と言っている?
実績のある合流でスプーンをアップにキャストしカウントし
底スレスレをトレースすると強烈なアタリが!
パワーマスター・ライトコアが絞り込まれる
ドラグが鳴りラインが出る
本命チャウイーチャだっ!しかもこの重量感は小さくないぞ!
早く姿を見せろ!
しかしなかなか浮いてこない
そして浮いてきた魚体はナイスサイズ
無事にネットイン!「イヤッターよー」
喜んでいいサイズではないが
最終日になんとかそこそこサイズをゲットです。


4kgクラス(一番大きく見える写真を採用です)
昼食でロッジに戻ると後からOさんとFさんも戻ってきた
二人とも達成感に満ちたすばらしい顔をしているではないか
「もしや?」
「オーマイゴッド」
なんとFさん、フライでキングをゲットしたと!

因みにFさんは昨年も参加の今回はリベンジ。
今回4日間フライのみで通し、昨日まで3日間キングは釣れていない。
だが彼は焦らず、状況を分析して常に考えて
考え抜いて仮説を立て答えを探す姿に僕も正直脱帽しました。
しかも昨日の夜は最終日を前にして、
だんだん魚が近づいてきたと遠くを見ながら言っていた。
この精神力は只者ではないと思っていたがFさんカッコよすぎです。
ファイトからランディングまでの動画を見せてもらったが
正直自分もジーンときちゃいました。
師匠である0さんが一番喜んで抱き合っていた。
がしかし!
この時点で僕の釣った先程のチャウイーチャは完全に消えていた。
最終日 午後
0さんが
「よしっ 泣いても笑っても最後だ、悔いなく行こうぜ」と気合を注入!
円陣は組んでませんが、皆で頑張ろうと声を掛け合う。
絶対釣ってやるぞ カモン10kgオーバー!
最初のポイントではシーマは釣れるがキングがなかなか釣れない
ラスト1時間でガイドのサーシャ氏がデッカイの狙いに行かないかと提案。
もちろん僕たちも賛同しポイント移動。
恐らく捕食のタイミングも考えての移動だったのだろう。
開始直後 Mさんのヘビー級ショアジグロッドが弧を描く。
これは明らかにデカイぞ。
ラインがどんどん出される、
リフトしながら寄せては出されるを繰り返す。
Mさんの冷静且つ強気な眼差しが印象的だった。
10分ほどのファイトの後、
上がってきた魚体は「これぞキング」という風貌の10kgオーバー。
淡水の魚で10kの魚なんて見た事も無いので驚きました。
「フテーッ」

Mさん念願の10kgオーバー
しかし狙っているのは20kg。
この魚は嬉しいが通過点だと…なんて人だ!
この魚で俄然、最後のスイッチが入り、
皆会話も消えティップに全神経を集中!
サーシャ氏に無理言って延長して頂き、
最後まで集中し、やりきりましたがその後は何も起こらず
「終わった―」
ツンドラの大地、カムチャッカの4日間の釣りは終了。
4日間があっという間に過ぎ去った。
シェフTさんもチャウイーチャをゲットし
メンバー全員チャウイーチャをゲットできました。
ロッジに戻ると0さんもフライで
チャウイーチャをサクッと釣っていた。師匠流石の貫録!

ガイドのサーシャ氏、あまいマスクにちょっとウットリ(笑)
2日間、本当に有難う。

ロッジ最後の夜
モスクワの皆さんも帰ってしまいゲストは我々だけになった。
とにかく4日間それぞれが全力で頑張りました。
カンパーイ!お疲れさまでした~
残り少なくなったビールでロッジの最後の夜を堪能した。
ロッジのギャラリーに我々の写真も飾られた


このメンバーに加われ誇りに感じました。
翌朝せっかくなのでロッジ周辺を散歩した。
時間があればもっとゆっくり散策したかった。


そこにはシュールな光景が!
この集落の人々、ほとんどが漁業で生計をたてている。
ガイド達も普段は漁師との事。
そしてロッジとのお別れの時

ロッジ社長と

ロッジのコックとシェフTさん
美味しい料理を有難う


このワンちゃん いい―奴でした。
僕が船着き場でドボンして転んだ時、駆け寄って
何と僕の濡れた足をペロペロと舐めてくれた(涙)
ロシアの犬は性格が良いと言うのが僕の印象!

皆さん素晴らしいメンバーでした。
釣について改めて考えさせられました。
0さんはじめ皆さん本当にお世話になりました。

最後にみんなでピロシキを食べた
結構ボリュ―ムがあった。
通訳のアーニャさん。
寒い中、僕らの釣りに同行し、最後までお疲れさまでした。
それに一緒に踊ってくれて有難う。

カムチャッキー空港まであとわずか!
いよいよカムチャッカともお別れです、このブルーな感じが耐えられません
終わってしまったよ~!
年をとっても旅の最後は悲しいですね。
いつの日か絶対また さらばツンドラの大地!
「I"LL BE BACK!」
TackleData
FlyTackle
Rod : ExDrive FED1504-#10
Reel : Fates
Line : オーバーヘッド用 シューティングヘッド タイプ3~タイプ6 自作加工ライン
スペイ用 スカジットボディーに各種シンキングティップ
Leader : -4X -2X
Fly : ウオディントンシャンク 35mm 25mmⅡ巻いたイントゥルーダー
(チャートリュ―ス イエロー レッド ピンク ブラック パープル等)
LureTackle
Rod : PowerMaster LightCore PML100M
PowerMaster LightCore PML100MH
Reel : Twinpower 5000
Line : YGK Nylon 20lb
YGK PE#2 & Leader 25lb
Lure : ジップベイツ サブラミノーシンキングHD 15CM
バスデイ レンジバイブ10cm
ジャクソン アスリートシンキング13cm
スプーン(ロッジで購入) 35g~45g
Angler : Staff M.T
JUGEMテーマ:フィッシング
僕ら3人はフライでキングを狙います。
まずはOさんがグレーリングを釣りました。

ちょっとグイウー的な魚でした。
その後もガイドのセルゲイ氏は
我々を素晴らしいポイントに連れて行ってくれたがノーバイト。
しかもカムチャッカで
数々のキングを釣っているOさんですら何も無かった。
昼食の為、一度ロッジに戻るとMさんとFさん達も帰ってきた。
ルアー専門のMさんはシーマを4,5本、キングはバレてしまったと!
「うーやっぱりルアーなのか?」
同船したOさんとTさんと午後の作戦を練り、
午後もフライで攻めることにした。

午後何箇所かフライでダウン&クロスで探っていくも反応なし。
ポイントによりヘッドも変えてどっぷりと沈ませてみるが何もない。
その後ポイント移動、時間的に最後のポイントに到着、
因みにカムチャッカの夕暮れは
午後9時~10時頃にようやく暗くなります。
夕食があるので実際には夕暮れ前にはロッジに戻ります。
最後のポイントはアウトサイドの
バンクに流れが当たり深くなって際がエグれており、
バンク際は流れが緩く底には梅花藻が悠々と揺れている。
いかにもデッカイ鮭が付きそうな感じです。
スイングスピードが遅いので
スイング中ゆっくりリトリーブして誘います。
すると・・・
上流にいたOさんがデカイのが当たったがフッキングしなかったと、
自分もOさんの方を向いてその話を聞いてた
その瞬間 ギューッと竿が入る
「あれっ」
反射的に合わせてしまい、ゴンゴンと生命反応を感じた直後外れてしまった。
手にガッチリとフライラインを持っていた。
クー!送り込んでいれば、完全に油断してました。
魚が口を使う時間というか地合いみたいなものがあるのでしょうか?
結局初日、フライ組はまさかのノーフィッシュに終わる。
この日はOさんのアイデアでガイドやロッジのスタッフに
日本のチラシ寿司を御馳走しようと言う事で若干早上がり。
ロッジに帰着して早々と寿司の準備にとりかかる。
今回御一緒したTさんは札幌でイタリアンレストランを経営するシェフ!
そのシェフTさんがキッチンを仕切り役
割分担してみんなでニッポンのチラシ寿司を作った。
僕は卵焼きをひたすら千切りに(笑)

具材を準備中、
新鮮なサーモンにイクラが具材ならぜったい美味しいはずだ。
しかし!ここで問題が発生、
ここには電子ジャーなど無い為、米は鍋で炊くのだが火力が弱い。
寿司はシャリが命だ!
そんな状況でもシェフTさんの冷静な判断と蓄積された経験と技?で
カムチャッカ風チラシ寿司完成!

F氏もチャンチャン焼きを見事な味付けで完成!

ロッジのスタッフの方々はもちろん、
モスクワからの釣り客が一番喜んでいた。
味の方はプァーフェクト!です。
現地の素材を使い良くここまで、シェフ流石です。



モスクワから来た釣り客は、
「コノスシ、モスクワニミセダセバ ゼッタイヒットダヨ
ユー モスクワ二 ミセダサナイカ」
そんなような事を言っていた。

カムチャッカビールにウオッカも勧められ、
体が熱くなりいい気分になってきた。
モスクワ組はブルートゥースの高音質のスピーカーを持ちこみ、
なんだかロシアンポップスをBGMにノリノリだっ!
するとスマホをいじりだしたぞ
流れてきたBGMはぬあんとU2ではないか!
僕が「ユーツーと言うと」
「ノーノー ユーチューダヨ」と言ってるらしい(笑)
ユーチュー!のベースに僕の体も得意のリズムを刻んでいる!
飲んで踊っての異文化交流!
この夜は最高に楽しかった。
2日目
若干二日酔いも残ってる中
午前中いっぱいフライで頑張るも何も釣れない
当たりも無いので何も見えてこない
ヤバイ真剣にヤバイです。
そしてジワリジワリとプレッシャーが僕を追い詰める。
Oさんと昼食を取りながら午後の作戦を練る、
「タケちゃんはボーズで日本に帰る訳にはいかないので、
午後はとりあえずルアーで1本取ろう!
その為にルアーも準備して来た訳だし・・・」
よしっ!午後はまずは1本取りにいきます。
夕方、0さんがチャウイーチャをゲッド!
僕もすかさずその横でミノーを投げると
50センチぐらいのシーマをヒット!
写真を取ろうと水に入れた時逃げられました。
フー!とりあえずボーズは免れたが、これを釣りに来たのではない。
何としてでも抱きかかえる奴をゲットせねば!
3日目
この時点でフライではまだ誰も釣っていない。
ガイド曰くフライでは釣れない、ルアーでやれとの一点張り
この川でフライをするのは
ボートからシングルハンドでグレーリングを狙うアングラーはいるようだが
ダブルハンドでキングを狙いに来るアングラーはほぼいないようだ
その為か、ガイドたちはフライではキングが釣れないと思っている様です。
しかもどうやら今年は遡上が少ない様で
シーズンも後半の為、フレッシュな群れも少なく難しいらしい。
しかしモスクワの釣人達は
連日10~15kgのキングをルアーで釣っているのも事実。
そんな中、Oさんは冷静だ「チャンスは必ずある」
僕らのモチュベーションを常にアップさせてくれる
よしっ!今日もルアーでキングを狙う事にした。
朝一、初日にフライで当たったバンクに入る。
その緩い流れをスプーンでターン&トレース
するとガッツリと根がかりか?
いや生命反応がロッドに伝わる。
フッキングの後ドラグが鳴りバンクのエグレに魚が走る。
昨日のシーマの突っ込みと明らかに違うトルクフルな突っ込みだ!
ガイドのサーシャが「チャウイーチャ」と声をかける
良しっ キングだ!
サイズはそれほど大きくは無いが油断は禁物だ
冷静に魚を寄せネットイン!

初チャウイーチャ!です。
サイズはともかく嬉しい一匹!
やりました~

若干お花なんかを撮影する余裕も出てきた


2本の本流の合流の下でボートをアンカリングして真っ赤なシーマもゲット。

明らかに今日は魚っけがある。
午後からは僕もフライに戻しチャレンジした。
朝一入ったバンクで魚は沢山いるのだが当たらない
底も確実に取れているのだが?
様々フライの色も変えてみた
ローウォーター用の小さめのフライも試したが反応しない。
時折10kgクラスが背びれを出すのだが
Fさんと二人で最後までフライで粘るも・・・
3日目、ストップフィッシング
厳しい~ 大自然はそんなに甘くないだと実感した。
ロッジに戻るとMさんがルアーで良型のキングをゲットしていた。
4~5kgクラス、このぐらいのサイズをせめて釣りたい
モスクワの方々とも明日でお別れ
最初はお互い少し警戒していたが、
そこは同じ釣人すぐに溶け込めた、良い人たちだった。
しかも1人のアングラーが当社のパワーマスターを愛用していた。
こんな僻地で世界中に星の数ほど竿が有る中、まさかと目を疑った。
確かにうちの竿だ、メイドインジャパン バイ テンリュウと書いてある。
「これ僕の会社の竿だっ」と必死に訴えたが、
残念ながら言葉の壁は越えられず



そして、明日はあっという間の最終日
何としても良型のキングを釣りたい。
迷った挙句、可能性の高いルアーで挑む事にした。
朝一ポイントに着くとガイドがスプーンを持ち
「ミノーじゃなくてスプーンだよ」と言っている?
実績のある合流でスプーンをアップにキャストしカウントし
底スレスレをトレースすると強烈なアタリが!
パワーマスター・ライトコアが絞り込まれる
ドラグが鳴りラインが出る
本命チャウイーチャだっ!しかもこの重量感は小さくないぞ!
早く姿を見せろ!
しかしなかなか浮いてこない
そして浮いてきた魚体はナイスサイズ
無事にネットイン!「イヤッターよー」
喜んでいいサイズではないが
最終日になんとかそこそこサイズをゲットです。


4kgクラス
昼食でロッジに戻ると後からOさんとFさんも戻ってきた
二人とも達成感に満ちたすばらしい顔をしているではないか
「もしや?」
「オーマイゴッド」
なんとFさん、フライでキングをゲットしたと!

因みにFさんは昨年も参加の今回はリベンジ。
今回4日間フライのみで通し、昨日まで3日間キングは釣れていない。
だが彼は焦らず、状況を分析して常に考えて
考え抜いて仮説を立て答えを探す姿に僕も正直脱帽しました。
しかも昨日の夜は最終日を前にして、
だんだん魚が近づいてきたと遠くを見ながら言っていた。
この精神力は只者ではないと思っていたがFさんカッコよすぎです。
ファイトからランディングまでの動画を見せてもらったが
正直自分もジーンときちゃいました。
師匠である0さんが一番喜んで抱き合っていた。
がしかし!
この時点で僕の釣った先程のチャウイーチャは完全に消えていた。
最終日 午後
0さんが
「よしっ 泣いても笑っても最後だ、悔いなく行こうぜ」と気合を注入!
円陣は組んでませんが、皆で頑張ろうと声を掛け合う。
絶対釣ってやるぞ カモン10kgオーバー!
最初のポイントではシーマは釣れるがキングがなかなか釣れない
ラスト1時間でガイドのサーシャ氏がデッカイの狙いに行かないかと提案。
もちろん僕たちも賛同しポイント移動。
恐らく捕食のタイミングも考えての移動だったのだろう。
開始直後 Mさんのヘビー級ショアジグロッドが弧を描く。
これは明らかにデカイぞ。
ラインがどんどん出される、
リフトしながら寄せては出されるを繰り返す。
Mさんの冷静且つ強気な眼差しが印象的だった。
10分ほどのファイトの後、
上がってきた魚体は「これぞキング」という風貌の10kgオーバー。
淡水の魚で10kの魚なんて見た事も無いので驚きました。
「フテーッ」

Mさん念願の10kgオーバー
しかし狙っているのは20kg。
この魚は嬉しいが通過点だと…なんて人だ!
この魚で俄然、最後のスイッチが入り、
皆会話も消えティップに全神経を集中!
サーシャ氏に無理言って延長して頂き、
最後まで集中し、やりきりましたがその後は何も起こらず
「終わった―」
ツンドラの大地、カムチャッカの4日間の釣りは終了。
4日間があっという間に過ぎ去った。
シェフTさんもチャウイーチャをゲットし
メンバー全員チャウイーチャをゲットできました。
ロッジに戻ると0さんもフライで
チャウイーチャをサクッと釣っていた。師匠流石の貫録!

ガイドのサーシャ氏、あまいマスクにちょっとウットリ(笑)
2日間、本当に有難う。

ロッジ最後の夜
モスクワの皆さんも帰ってしまいゲストは我々だけになった。
とにかく4日間それぞれが全力で頑張りました。
カンパーイ!お疲れさまでした~
残り少なくなったビールでロッジの最後の夜を堪能した。
ロッジのギャラリーに我々の写真も飾られた


このメンバーに加われ誇りに感じました。
翌朝せっかくなのでロッジ周辺を散歩した。
時間があればもっとゆっくり散策したかった。


そこにはシュールな光景が!
この集落の人々、ほとんどが漁業で生計をたてている。
ガイド達も普段は漁師との事。
そしてロッジとのお別れの時

ロッジ社長と

ロッジのコックとシェフTさん
美味しい料理を有難う


このワンちゃん いい―奴でした。
僕が船着き場でドボンして転んだ時、駆け寄って
何と僕の濡れた足をペロペロと舐めてくれた(涙)
ロシアの犬は性格が良いと言うのが僕の印象!

皆さん素晴らしいメンバーでした。
釣について改めて考えさせられました。
0さんはじめ皆さん本当にお世話になりました。

最後にみんなでピロシキを食べた
結構ボリュ―ムがあった。
通訳のアーニャさん。
寒い中、僕らの釣りに同行し、最後までお疲れさまでした。
それに一緒に踊ってくれて有難う。

カムチャッキー空港まであとわずか!
いよいよカムチャッカともお別れです、このブルーな感じが耐えられません
終わってしまったよ~!
年をとっても旅の最後は悲しいですね。
いつの日か絶対また さらばツンドラの大地!
「I"LL BE BACK!」
TackleData
FlyTackle
Rod : ExDrive FED1504-#10
Reel : Fates
Line : オーバーヘッド用 シューティングヘッド タイプ3~タイプ6 自作加工ライン
スペイ用 スカジットボディーに各種シンキングティップ
Leader : -4X -2X
Fly : ウオディントンシャンク 35mm 25mmⅡ巻いたイントゥルーダー
(チャートリュ―ス イエロー レッド ピンク ブラック パープル等)
LureTackle
Rod : PowerMaster LightCore PML100M
PowerMaster LightCore PML100MH
Reel : Twinpower 5000
Line : YGK Nylon 20lb
YGK PE#2 & Leader 25lb
Lure : ジップベイツ サブラミノーシンキングHD 15CM
バスデイ レンジバイブ10cm
ジャクソン アスリートシンキング13cm
スプーン(ロッジで購入) 35g~45g
Angler : Staff M.T
JUGEMテーマ:フィッシング
コメント