昨年の12月。フィーモの動画撮影を終えたとテスターの久保田氏から連絡を受けた。
今回は愛知県の渥美半島を舞台に、ショアからシーバスを狙った動画取材で有った様だ。
取材の結果を聞くと、初めての渥美半島にも関わらず目を見張る内容であった。
その結果は、フィーモTVで確認して欲しい。
私達も同時期にオフショアから、ジギングでブリを狙って挑んでいた。
しかし、ショアから狙った経験が今まで無かったので、
取材の報告を聞いて同じことをスタッフUも考えていた様で、
ならば同条件の下で久保田氏に挑戦してみようと考えた。
オフショアによるジギングでのアドバンテージは有るが、
実際に海岸線上の地形変化などは見たことも無く、立たされた立場は同じ様なものだ。
知りえる情報は、グーグルマップから得られる航空写真のみ。
下手にWebで情報を探すと、自分達の力量が測れなくなるのでネット検索は辞めた。
久保田氏からも一切、ポイントについての情報は貰っていない。
同じロッドも手元にある。あとは釣ってみるだけ。
12月下旬。スタッフUを連れて、長野県より渥美半島の突端である伊良湖岬を目指す。
当日のコンディションは、北西風が強くなる予報で朝の段階で5m以上吹いていた。
とりあえず風表となるサーフエリアをラン&ガンし、
状況を探りながら当日のゲーム展開を考えていくつもりだ。
以前に船から釣っていたエリアで、沖の水深は比較的浅かったポイント。
この時期はゼンメ(ヒイラギ)やサッパ、コノシロがベイトとなっていた。
シルエットの似たルアーを中心に、1キャスト毎に歩きながら探っていく。
玉砂利が多いサーフで、潮通しが良いエリアという事が分かる。
予報通り風が強くなり、正面から風を受けてキャストしても飛距離が半分程まで失速する。
1時間ほど探ったが、ベイトの気配は無く海鳥も全く見当たらない。移動だ。
風の影響が少ないエリアを探し、気になっていたポイントをラン&ガンしていった。
遥か遠くの沖に、鳥山が見えた。
何キロも沖に見えるが、尋常じゃない量の海鳥が集まっており、
確実に海の中では小魚が捕食者に追われているのがイメージ出来る。
恐らく捕食者は青物だろう。
こっちに近寄ってこないか暫く鳥山を眺めながらキャストを続けたが、
沖で移動するだけで接岸して来る気配は無かった。
風で飛ばされた砂が顔に当たって痛い。気温は摂氏5度だが体感は氷点下。
更に風が強くなってきた事もあり、この日はこれでロッドを畳んだ。
テスター久保田氏への挑戦は、なかなか壁が高かった。まだまだ自分達の技量は低い様だ。
ちょっと悔しいので、近いうちに再度挑戦をしてみたい。
TackleData
Rod : POWERMASTER SandWalker PMS1032S-MLM
Reel : STELLA SW4000XG
Line : PE1.0 号 & Leader 25lb
Angler : Staff U & Staff Funaki
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