構想が持ち上がったのが、2010年暮れ。
琵琶湖 北湖にてレイクトローリングを開拓してきた、
F氏からの提案から始まった。
ビワマスをターゲットにおいた専用ロッドの開発である。
氏からの要望は、ダウンリガー専用モデルであること。
これは、ビワマスの生態を考えた上で
非常に理にかなった釣法であることが分かる。
まずは、ビワマスの生態から解説したい。
夏,湖中での遊泳層は水温15℃付近,
すなわち水深15~20mの躍層直下で捕食時にのみ
水温20~25℃の表層に出撃し,群れアユを捕食するらしい.
高温で餌の多い表層で捕食し,低温の躍層下で休息するのがふつうで,
夏季の琵琶湖の水温が上下で大きく違うことを巧みに利用して生活している.
食性:河川生活期の稚魚は小型の水生昆虫や陸生昆虫を捕食し,
湖中の未成魚はヨコエビなどの甲殻類を,
成魚は湖中のアユやイサザなどの魚類とヨコエビを主に食べる.
~(独)国立環境研究所HPより引用~
以上のことから、比較的ディープレンジにおいて
生活圏を持っている魚であり、
釣り方としてダウンリガーによる深場を狙うことが近道である。
状況によっては、20m~30m以深までを狙うこともあり、
時として70cmを超えるビックフィッシュとの遭遇もある。
なかなか、手強いターゲットである。
しかも、甚だ美味とのことだ。
ゲームフィッシュとしても手強いうえ、
美味しいとならば、
釣り師として是非釣ってみたい魚といえる。
ロッドの紹介は、『ラグナ LN762L』へ引き続きます。
コメント