【MJのコンセプトを踏襲】
マルチジギング(MJ)をコンセプトにリリースしたのが、ホライゾンMJ であった。
ハイピッチジャークからスロー系ジャークまで、
ライトジギングの範囲で出来る事をとことん広げたシリーズとして発表し、リリースから今日まで大変多くのアングラーに支持を頂いてきた。
そのシリーズに、待望の追加モデルが発表となったので今回はその概要に触れていきたい。
【スロー系を得意とした全長】
既存のモデルは5フィート10インチの1ピースであったのに対して、
追加モデルは6フィート4インチの2ピースとなっている。
全長から言えば、6インチ(15cm)の違いがある(グリップの長さは全て統一している)。
では、なぜ長くしたのか?
その理由として、全長を長くすることでより多彩なジャークに対応出来ることを狙っている。
フォールを意識したジャークをしたい場合、ロッドが長いほどストロークを活かして高く上げてから、
長めのフォール(誘い)を入れる事が得意となる。
また、ドテラ流しの様に斜めにラインの角度が付いた際に、
斜め上方向にジャークするのには少し長めのロッドの方が向いていたり、
逆に船の下方向にラインが潜り込む当て潮でも船にラインを擦らずに操作することも可能になる。
「それじゃあ、今作の長いモデルさえ有ればOKではないか?」と疑問を持つ方も居ることだろう。
実はそうでも無く、一長一短があって長ければ良い訳では無い。
既存モデル(5フィート10インチ)は、短く軽いためハイピッチジャークが楽に行える。
また感度の面でも若干だが高く感じられるはずだ。そのためハイピッチが得意なスロー系ロッドであった。
追加モデル(6フィート4インチ)は、長さを活かしてスロー系ジャークが得意となり、
ハイピッチにも対応するロッドになっている。
狙いたい対象魚、誘い方、感度など求めたい内容によって選択肢が広がったとも言えるだろう。
【ホライゾンの系譜】
スロー系ジギング向けのロッドとして、ホライゾンSL を発表したのが2012年。
リールやラインの進化に呼応して、ロッドも進化している。
自由に、楽しく、MJのコンセプトを体感して頂きたい。
Staff Funaki
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