ルナキア・マグナム。
今年のカタログに載せて半年経ってしまいました…。
スミマセン、長らくお待たせしました、
これより準じ発売していきます。
今回は、ルナキアシリーズを語るうえで、
その発端となった初代から話を始めます。
初代ルナキア のコンセプトは、
チューブラーティップを持ち、軽量で高感度で
適度に張りを持たせたメバルロッドでした。
発売されたのは、ソリッドティップが全盛だった頃。
メバルロッドにおいて、感度を求めるなら
チューブラーが良いと広まる直前ごろです。
また、アクションも乗せるイメージが強く、
比較的ソフトなロッドが多いなか、
バスロッドに近い張りを持たせていました。
積極的にアタリが有ったら掛けていく
攻めのスタイル向けのシリーズでした。
時代は同じくして、
ルナキアと同じアクションのモノが増えていきました。
(どうしても流行している時は同じ様なモノが増えます)
初代 ルナキア
この初代には副産物的なモノがありました。
それは想定外のバットパワーでした。
一部の愛好家から、メバルだけに留まらず、
様々なターゲットを狙って楽しんでいると
連絡を頂くようになったのです。
メバルを楽しんでいる方なら、
一度はシーバスやチヌなど
予期せぬ大物が掛かってしまうことは有るかと思います。
それを逆手に取って、ライトタックルで遊ぼうとしたのです。
少なからず私も楽しんでいるクチで、
シーバスやチヌ、メッキ、カマス、タチウオなど
幅広く使っていました。
(※初代は、同じ使い方をしても保障できません…)。
さて、今作の マグナム は初代の血統を色濃く引き継ぎ、
さらに昇華しています。
ソニック は、感度を優先して造りました。
それは、アジングを代表する速掛け に対応してのことです。
対して マグナム は、軽量で高感度という点では同じですが、
ブランクのパワーを強く設定しました。
前述のメバルだけでなく、
それ以外のターゲットにも着目し、
状況に応じて様々な遊び方を可能にします。
ソニック ほどの張りは無いテイストで、
ティップの固さだけなら初代と同等です。
しかし、軽量になっている分、感度が高くできています。
そして、 『しなやか』 なアクションに仕上げましました。
メバル向けのルアーは往々にして
ステディリトリーブを目的に作られていることが多いわけです。
張りが強すぎると、アタリを『弾く』ことが頻発します。
従って、ティップは ソニック よりソフトに設定しました。
ちょいと長く書きすぎました、
各機種の紹介は次回としましょう。
マグナムの称号

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