※本記事は2020年解禁直後の釣行記になります。
こんにちはスタッフUです。
今回のブログは、解禁当初に行ったトラウト釣行です。
天龍本社のある長野県の寒さには常に驚かされることが多いです。
皆が半そでの時も私は長そでや厚着が多いです。
そのくせ沖縄出身の島ぞうりスタイルだけが抜けませんが、本釣行当日の気温は2度ほどでした。
今年はいわゆる暖冬の影響でそれほど寒くなかったようですが、私にとってはやっぱり寒いです。
スノーブーツとダウンの中にカイロを張り、暖を逃がさないようにします。
同行していたスタッフは、充電付きのダウンベストを着込んでいました。
やはり慣れている人は装備も一歩先を行っています。
そこまでしても「ランドロックサツキマス」を釣りたい。
写真で見たことのあるランドロックは体高のある、頭の小さいかっこいいやつでした。
ランドロックとは陸封型で湖や池、ダム湖などでその生涯を終えるトラウトで、
長野県ではサクラマス(ヤマメ)やサツキマス(アマゴ)が狙えます。
まだ自分で釣っていないので憧れます。
今回針も自作で巻いてみました。
数少ないチャンスを確実にモノにできるよう、チラシバリにしています。
未明から準備が始まり、移動し明るくなってキャストを始める頃には気温は氷点下を下回っています。
入水の予定はないですが、さらなる防寒の為ウェーダーを着用。
キャストを始めると寒さで体はシャキッと目覚め、やる気満々キャストが続きますが、
時間が経つにつれ指先が冷たくなっていきます。
キャストもルアーのウェイトを感じないと投げられないので、
今回持ってきたレイズシリーズはそんな中でも使いやすいと思います。
使うルアーはスプーンやシンキングペンシル、ミノープラグなどのローテションです。
他にもジグは、アクションやポイントの水深、飛距離などを考えると使うこともあります。
この釣りはボトム、駆け上がりへのコンタクト、リトリーブスピードなど様々ことに気を遣い、
如何にマスの捕食スイッチを入れるか考えるのが面白い釣りになります。
3時間ほど投げ続けても触りもかすりもしない状況が続き、日も完全に昇ってきてしまいました。
日が差しボトム付近を泳いでいるという仮定で、攻め方を変えます。
キャストを続ける中で、巻きすぎてルアーが底から離れてしまっている気がしていました。
次の一投はもう少し底を狙いたかったので、スプーン12gから14gへ変更。
少し重めにし、着底から6巻きでもう一度底を取ってみるという方法に変えました。
4回ほど底を取った後、巻き初めに「コツコツ」という待望の小さなアタリ。
ティップ、ラインを通して、前アタリのような感覚から喰い込みまで伝わってきます。
次にフッキングが決まりました。
ドラグが思った通りに少し出ます。
ダム湖のような止水でRZS82Mから伝わるのは、サツキマスの純粋な力強い走りでした。
思ったより竿が絞られますが、ドラグ設定値を変更することなく走りを受け止めることができました。
掛けたのは駆け上がりのボトムで、周辺は小さな木の切り株や草の根などが水に浸かっている地形でした。
当日の水位は前年同時期に比べ10mほど高く、ブレイク、駆け上がりまでの距離があったので、
レイズシリーズでも8ftクラスのRZS82Mをチョイスしています。
手前まで寄せるとボトムに向かって走り、さらに竿を曲げこんでくれました。
ランディングネットにおさまったのは、寒さも吹き飛ぶ会心の一尾
43cmのランドロック型サツキマスでした。
寒い中投げ続けた時間が報われた瞬間でした。
ボトムべったりを丁寧に探ったことで、日が昇ったタイミングでも釣果を出すことができました。
レイズスペクトラと記念撮影をしそのあと二時間ほど投げましたが、同行者にもアタリなく納竿となりました。
RZS82Mを止水で使用する際の使いやすいルアーですが、スプーン10g前後が飛距離を出しやすく
シルエットを小さくできるのでおすすめです。
プラグを使用した場合は、RZS82Mのブランク特性でルアー操作がしやすいアクションに設定されています。
張りがある中に「柔」を備えているような感覚を感じられるかと思います。
帰りの道中は雪景色でした。
【Tackle Data】
Rod: Rayz Spectra RZS82M
Reel: #3000
Line: PE0.8
Leader: 8lbs
Lure: Spoon12~14g
Angler: Staff U
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