ルナキアLK6102S-MLT開発秘話

 

 

Lunakia LK6102S-MLT    6'10"(ft)  2pcs Lure(MAX5g)  Line(MAX4.0lb , PE0.4)

 

『リアクション特化型モデル』

リアクションの釣りが活きてくるデイゲームでは、ワインドやメタルジグが効果的だ。

ターゲットを反射的に口を使わせてしまう事を狙い、

リアクションの釣りに特化した専用モデルとして昇華させたのが今モデルである。

また、MLクラスのパワーを利用して、他のジグヘッド単体向けのモデルと使い分け、

少し重めのリグにも対応出来るように設定もしている。

今回は、このモデルが生まれた背景を紹介していこう。

 

 

参考タックルバランス

・リール:170g以下

・ワインド(ジグヘッド 1.5-4.5g) : PEライン(0.2-0.4号)

・スプリットショット(1-5g) : PEライン(0.3-0.4号) or モノフィラ(1-3lb)

・プラグ&ジグ(~5g) :  PEライン(0.3-0.4号) or モノフィラ(1-3lb)

 

 

 

特化型の要望

一般的にスーパーライトゲームは陽が落ちてから夜間での釣りが主体ではあるが、

ワインドやメタルジグなどを使いトゥイッチ&ジャークが日中でも効果的なのが

解明されてきた事で、デイゲームでのタックルも欲しくなってきた。

既に2機種(LK582S-LSLK632S-LMLS)にてジグヘッド単体向けが

試案として挙がっており、これらよりも少し強めのモデルも必要と言われていた。

そこでベースとして考えたのが、ルナキア・ソニックLKS610MLであった。

 

 

旧作からの進化

ソニック LKS610MLは、チューブラで成形されたブランクで、

適度な張りと軽量リグの操作性を併せ持ったモデルであった。

チューブラの特性は、ティップの反発(戻る速さ)がソリッドに比べて強く、

トゥイッチやジャーク等で意識的にラインスラックを出すことに向いている。

そういった面でデイゲームに必要な要素にむいており、

このモデルを最新の技術でブラッシュアップしてみようと考えてみた。

 

 

  試作  

想定しているリグは、1~2gのワインド、

3g程のメタルジグやメタルバイブとミノー等のプラグ類だ。

試作ロッドを作成し、テスター蔵野氏とテストを繰り返していく。

初回サンプルからのレポートは下記の通りだ。

 

『ワインドモデルとして1.5~2g前後のウェイトは使い易い。

 アクションとワインドを跳ね上げさせる際のベリーのパワーは有る。

 曲がった時(魚を掛けた時)の突っ込みに対応する追従がもう少し欲しい。』

 

こういったレポートから、シャープ感を残したまま

荷重を掛けた際にフレキシブルに曲がるアクションを求めて行く。

何度かの試作を重ね、ある程度まで煮詰まって来ていた。

ガイドは、PEラインの使用も考えてKタイプのフレームを採用し、

極細のPEラインを使っても絡み難いセッティングとしている。

もちろん状況によっては、ミノーやペンシルベイト等も使うので、

プラグ類との相性を考えるとモノフィラ(単糸)にも対応するセッティングだ。

 

 

特化&汎用

デイゲームでは、PEラインを使ってワインドやメタルジグ等に相性が高く、

メッキやカマス等を狙ってミノープラグでも面白い。

ナイトゲームだと、少し潮流の早いエリアや風が強い際に、

少し重めのジグヘッド単体(1.5g~4.5g)を使う事にも長けている。

他にも、小型クランクベイトを使ったハゼ狙い(ハゼクラ)など、

アングラーの使い方次第で色々と楽しめるモデルだ。

弊社HPで行っている写真投稿で届いている内容を見ると、

想定以上の釣果を上げている方も多く、まだまだ未知数のロッドかもしれない。

このロッドの持つポテンシャルを、ユーザーの手で引き出してみて欲しい。

 

Staff Funaki

 

 

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