久しぶりに南信エリアの渓流へ行くことに。
弊社スタッフ数人も同日に釣りに行くとのことで、
二手に別れて別々の川を探ってみる事になった。
当日の天気は晴れ。
やや風が強く、朝の気温は摂氏5℃ほど。
水温も低そうな事が予想でき、
一昨日の雨の影響も残っていそうだった。
先発隊は南アルプス方面の河川へ。
後発の私たちは、中央アルプス方面の河川へ向かった。
入社したばかりの新人くんが
初めて渓流を体験するとのことで、
先発隊に同行することになった。
目当ての川に着いてみると、水色は澄んでいる。
水量も程好く、期待がもてる。
ただ風が冷たく、水温も4℃。
暫く探ったがチェイスすらない。
上流を目指すと先行者が見え、諦めて引き返すことに。
戻る途中に小規模な沢が流れ込んでいた。
気になったので様子を見に竿を出してみる。
高低差があり腕を拡げた程度の沢だが、所々に淵があった。
周りはブッシュで囲われており、崖も多いので両手を使って登る。
こんな所はパックロッドの クレイドル が欲しくなる。
この日、手に持ったのは レイズ RZ56L ( Jerkin' ) 。
雨の影響で増水した後の川なのと、水温が低いことが予想出来たので、
低層をトレースしやすいヘビーウェイトのミノーを使いたかったのが
選んだ理由だった。
少し上流まで行ったところで、初めて生命反応が。
ルアーの色を替えて再度探ってみるとヒット。
ミニマムな岩魚であったが、嬉しい一匹目。
気をよくして二匹目を狙ったが、反応は無かった。
仕方無いので別の川へ行くことにした。
もう少し水温が高い所の方が
魚の活性が高いと思い、標高の低い川へ移動。
水色は雨とユキシロの影響で薄く白濁りしている。
水位も弱冠高く、水勢も強い。
水温を計ると8℃。
増水した後の快復傾向にあり、
先程の川より期待が持てそうだ。
日も高くなり暖かく
眠気を誘う陽気になってきた。
…が、全く反応を得られない。
お目当てのポイントまでも水勢が強くて渡れず、計画は総崩れ。
一端車に戻って作戦を練り直すことにした。
タイミング良く先発隊が合流することになり、
新人くんが私たちと同行することになった。
先発隊は、新人くんが一匹だけ岩魚を釣ったのみで、
全くダメだったとの事。
面子は全員で4人。
細い川筋では全員で入ることは不可能。
ある程度規模があり、流程も長い川が理想だ。
そんな場所は少なく、
可能性が高いエリアは決められていた。
いつも通う川のポイントへ向かってみることにした。
昨年の大雨で大きく渓相を変えてしまっており、
その後 釣りに来るのは初めてだった。
ここでダメなら諦めるしかなかった。
水温は先程と同じく8℃。水色も変わりない。
用意をして各々がポイントへ散っていく。
魚からの反応は以外にも早かった。
同行したルアースタジオ ヤマトのT氏のロッドが曲がる。
アベレージサイズの岩魚であった。
その後、私の竿にも生命反応を得られた。
こちらもアベレージサイズ。
上流を狙っていたスタッフHも1本岩魚をキャッチした。
この日は魚の追いが悪く、
ほんとんど流れに対してダウンクロスでキャストして、
ルアーをじっくり見せながら喰わせるイメージだった。
ルアーもヘビーウェイトのシンキングタイプが有利で、
流れに負けず低層をトレース出来るかが鍵だ。
皆で上流を目指す。
良さげな淵を探ると、誰か一人にヒットがあった。
新人くんも、小さいながらもアマゴをキャッチ。
アマゴが少なく全員で2本のみ、
残りは全て岩魚であった。
低水温なのも岩魚が多かった要因でしょう。
水温が10℃を越えたらアマゴ狙いには面白くなるでしょうね。
暫く上流まで釣り上がり、
日が傾き始めた頃に納竿することとなった。
本当にタフな1日であった。
経験と体力が問われた日でもあり、とても勉強になった。
ハイシーズンまで、あと半月ほどでしょう。
それまで本流でサクラ狙いの修行かな。
TackleData
Rod:Rayz RZ56L
Reel:#2000class
Line:MI207N 4lb
Lure:Woodream
ぷらぐ屋工房
LureStadioYAMATO
Wear:AnglersDesign
Angler:Funaki
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