弊社製品の中に、
オーシャニア というシリーズがあるのは、
皆さんもご存じでしょうか。
その中でも2機種、
とてつもなく個性が強いアイテムがいる。
『 OC581B-0 』,『 OC581B-00 』この2機種だ。
100%グラスファイバー素材を使用し、
魚を掛けると満月の如く曲がる。
ソリッド素材ではなく、
チューブラのブランクなので、
持った時の持ち重り感は少ない。
対象魚は、太刀魚やシーバス、真鯛など
ライトジギングで狙えるターゲットが主だ。
弊社には近い存在として HORIZON LJ があるが、
ターゲットが丸被りである。
B-0に関しては コシが少し有ると言えるが、
B-00においては コシさえも無い様に感じてしまう。
感度もお世辞にも良いとは言えない。
じゃあ何で発売したのだと言われそうだが、
このロッドには不思議と面白さが詰まっている。
曲がるという点で一番有効なのは、
ラインへのストレスを少なくし、
細いラインでも大型魚と対峙出来るのだ。
反発力が少ない分、緩いバネに引っ張られる様に、
ジワリ・ジワリと浮いてきてしまう。
厄介なのは、水面近くまで浮いてきた時
人間の姿を見て暴れだすことだ。
フッキングした魚は、『???』と思ていると、
気付いたらタモで掬われたと思う事でしょう。
しかし、柔らかすぎる故に、
ジグの操作は必然的にスローに成らざるを得ない。
スローと言っても近年流行中のスロー系ではない。
(ここを見て頂いている方なら、言わなくても分かると思いますが…)
面白い使い方をするなら、
メーンラインはPE0.6号以下とし、
ドラグ設定も1~2kg程度にしておく。
それ以上は指でスプールを抑えて調整する。
フッキング力が少ないので、
フックは鋭く細いモノが良いでしょう。
誘い方は、お好みで。
フッキングが決まったら、
ロッドは水平にホールドし、
ブランクの曲がりを活かしきる。
最初は何の魚なのか、
サイズさえも分かり難い。
初めての1本とは言えないが、
ロッドをマニアックに楽しむということで、
熱狂的な愛好者が多い。
もう少し、突っ込んだ話をしましょう。
例えば イカナゴ(コウナゴ) などがベイトの場合、
砂地から飛び出して来るところを
捕食するターゲットが多い。
そういった状況では、
ジグを横に飛ばす動きよりは、
直線的でフワフワさせ演出した方が
ヒット率を上げることに繋がる。
この演出には硬いロッドよりは、
スローテーパーで柔らかいロッドが適している。
オーシャニアが独壇場になる事もある。
操作する上での肝は、
必要以上に動かさないという事だ。
ロッドのクセを把握して、
道具を使い切ることが出来ると、
また一段と釣りが面白くなる。
ちょっと気になったら、
お店でご確認ください。
意外とツボにハマるかもしれませんよ。
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