
長い事テストをしてきたアイテムがある。
かれこれ3シーズン位になるだろうか。
かなりマニアックなモノに仕上った。
世に無いモノをクリエイトしようと思うとき、
かなりのパワー(根性)が必要と思える。
釣り方に合わせたロッドではあるが、
如何にイメージに近いモノに仕上げていくか
その摺合せが難しいわけだ。
何本もテストしてボツになったモノも多い。
その度に心が折れそうになるし、
果たして発表して受け入れてくれるか?という
不安にも駆られてくる。
でも一緒にテストして頂いている方や、
それを作ってくれる工場の方達が居るから
何とか頑張ろうという気持ちになる。
人によって、頭ごなしにコレは駄目だと
言ってしまって進化を止めてしまう方が居る。
それは仕方ないと思う。その方には、
そのタックルが好みでは無いからだ。
所詮は遊びの道具でしかないのだけれど、
僕らは遊び方を提案していく立場であり、
何を釣るにせよ全力で遊んで(釣って)いる。
だから強要はしないし、否定もしない。
釣りには正解もハズレも無いっていうこと。
その時、そのタイミングで合っている道具はある。
でも全てをまかなう事は出来ない。
だから道具は千差万別あるわけだ。
先日の事だが大先輩のBlogを拝見していて、
ものつくりのパワーという言葉があった。
古き良き物を大事にしながら、
新しい物に挑戦し続けている姿勢に尊敬する。
決して魚を獲るには最良の方法か分からないが、
好みのタックルで、各々のスタイルで楽しめれば
それが一番良いと思う。
以前にどこかで書いた言葉だが、
釣りはリベラル(自由)であって欲しい。
難しいことは言わない、
釣りを楽しめた人が一番ということだ。
釣竿屋の小言でした
Staff : Funaki
JUGEMテーマ:フィッシング
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