HPG66B-ML
6'6"ft 1pcs Max150g Best100g Line Max25lb Drag Max4kg ¥51,000-(税抜き)
HPG66B-M
6'6"ft 1pcs Max200g Best150g Line Max30lb Drag Max5kg ¥51,500-(税抜き)
HPG66B-MH
6'6"ft 1pcs Max230g Best180g Line Max35lb Drag Max5.5kg ¥52,500-(税抜き)
HPG66B-H
6'6"ft 1pcs Max300g Best250g Line Max35lb Drag Max5.5kg ¥53,000-(税抜き)
初めに発表するモデルは、
ホライゾンSLをベースとした『スロー系モデル』だ。
今作において既存スペックをベースに開発に挑み、
ロッド制作の矛盾点に真向から立ち向かうことになった。
ホライゾンSLをベースとした『スロー系モデル』だ。
今作において既存スペックをベースに開発に挑み、
ロッド制作の矛盾点に真向から立ち向かうことになった。
先ずは ホライゾンSL ( 以降 HSL ) の紹介からしていきたい。
2012年の夏に発売した HSL は驚異的なネバリ強さを持つ
2012年の夏に発売した HSL は驚異的なネバリ強さを持つ
スロー系ジギングロッドとして鮮烈なデビューとなった。
この手のロッドは高弾性で張りを求めたモノが多く、
『折れ』へのリスクが高くなる傾向にあった。
そこで思いっきり曲げても大丈夫なブランクを作ろうと
テストに取り掛かったのである。
一般的にカーボンを高弾性化するとブランクの張りが強くなり、
ダイレクトな操作感と感度を高めることが出来る。
だが高弾性素材の短所は粘りの要素が少ないということ。
そこで高弾性素材と中弾性素材をコンポジットし、
張りの面を高弾性、粘りの面を中弾性で補う形をとった。
さらにクセの無い綺麗なテーパーのアクションに仕上げ、
急に曲がることが無いアクションは掛かる力が常に分散しやすく
スロー系ジギングロッドの要素として必要な
『反発力』と『感度』を持ちながら
『ネバリ』も持ったロッドとして完成した。
そして HSL をベースにブラッシュアップを施し、
今回発表となったのがホライゾン・プログレッシブである。
HSLの長所は『粘り強い』ことが第一に考えられるが、
短所として粘りを強調すると
『操作性』を犠牲にしている事が挙げられる。
前述の通り、
操作性を上げるには粘りを捨てなければ操作性の向上は難しい。
この矛盾に挑むには新素材『C・N・T』の存在が必要だった。

高弾性素材の比率を上げ操作性を向上させると共に、
減ってしまう粘りを『C・N・T』によって補強している。
『C・N・T』の微粒子がカーボン繊維を繋ぎとめ、
破断してしまう限界値を高めることが出来ているわけだ。
また、バット部分には4軸カーボンを巻き上げ、
ネジレや潰れといったウィークポイントへの対策も施した。
以下の写真は、規定を遥かに超えた負荷を掛けています。
決して保障出来ない行為です。
非常に危険ですので、真似はしないよう宜しくお願いします。
以下の写真は、規定を遥かに超えた負荷を掛けています。
決して保障出来ない行為です。
非常に危険ですので、真似はしないよう宜しくお願いします。
HPG66B-ML 7kg負荷

HPG66B-M 8kg負荷

HPG66B-MH 9kg負荷

HPG66B-H 10kg負荷

負荷試験を行ってみて HSL より安心感が増した気がする。
一切の無駄を省いたデザインであったため、
軽量化しようにも削る部分が極端に少なく限界と思えていた。
そこに光明を射したのは、『トルザイトリング』。
SiCガイドに比べ軽量化が実現でき、
ブランク本来が持つ運動性能を向上させることが出来る。
少しでも穂先を軽く出来ることでジグの挙動を感じやすくなり、
従っては『狙って獲る』ことを意識でき、
更に奥深いゲームを追求できるだろう。


今まで限界と思えていたが新素材と技術力によって、
ロッドの性能は限界とは言えなくなってしまった。
まだまだロッドは進化する。
2016年2月末頃にデリバリーを開始する予定だ。
発売をお待ち頂きたい。
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