天気予報は外れる事もある。
前日のニュースでは、天候は崩れるだろうと報じていた。
雨降りは毎度の事なのでレインウェアを着れば問題ないと思っていたが、
たまには珍しいことも有るもんだ。
さぁ、銀山湖の二日目が始まる。
前編をまだ読んでいない方はコチラ
→聖地と呼ばれた地へ(前編)

朝日が射し込み、遠くの山に残る雪と新緑のコントラストが綺麗だ。
風もなく、景色が水面に映り込む。
この景色は、ここでしか味わえない。
既に何艇もの船が出船していた。
…といっても4~5艇程だろう。
この日も宿でもある 村杉さん でボートをお願いした。
この日はレイク・トローリングを試してみようと考えていた。
前日はキャスティングでノーヒットの完全試合だった為、
今日こそは!…と否応にも気合いが入る。
道具を用意して、湖に繰り出した。
用意したタックルは、アウトリガータイプを2本。
12lbのレッドコアラインを、5~7色あたり出した長さから始めてみるつもりだ。
右舷側のロッドには糸にミノーを結び、5色までラインを引き出す。
左舷側のロッドは糸にスプーンを結んだ。こちらは7色程ラインを出す。
ラインの長さを互いに変え、それぞれ違うレンジを探るのが狙い。
朝から陽射しが強い為、
スプーンの前に付けるドジャーは、銀色ベースの物を取り付けてみた。
水質もクリアな為、少しローアピール気味のカラーが良いと思ったからだ。
ミノー向けにロッドはリップが受ける抵抗に対応する固めのアクションの
ラグナ LN1003M をチョイス。
スプーン向けには乗りの良さを重視してソフトなアクションの
ラグナ LN1003L を選んでみた。

風も波も無い鏡の様な湖上を、微速で船を進めて行く。
情報では歩く速さ程が良いとの事だが、
緩急を付けたスピードの調節をするなど単調な様で色々と試す事が多い。
あまり岸沿いを流すと、立ち木や倒木などにルアーを引っ掛けてしまう。
しかし、あまり沖側を引いても何だか不安に思える。
深さ5~6m程を狙い目に、岬と岬を結んだラインを暫く流してみる事にした。

40分ほど船を進めていた頃だった、ロッドが後方に引っ張られている。
すぐさまエンジンのスロットルを開け、追いアワセを入れた。
リールを巻き取ると、なかなかの引きの様子である。
魚が見えると、その姿は銀色に光っていた。
サクラマスだ!


ネットに入ったとき、ビッグボスと固い握手。
周りを見回しても誰も居ない。携帯の電波も届かない湖上で、
大の大人が飛び上がらんばかりにハシャいでいる。
前日キャストを繰り返し、
たいした手応えが無かったからこそ一尾の価値は大きかった。

その後、立て続けに尺サイズがヒットした。
おそらくスクールに当たったのだろう。
前日に全く釣れず、この日は2本連続で釣れたことで
もしかすると爆釣か?と期待してしまう。
…が、そんな簡単には行かないもので、
ルアーを変えたり、引くスピードを変えたり、
ポイントを変えたりと色々試すが反応を得られない。

腹が空いてきたのでランチタイムを取ることに。
宿の主人が持たせてくれた弁当を開く。
『開高めし』という名で魚沼市の名物となっている。
いわゆる山菜炒飯で、開高健氏が好んでいたことに因んでいる。
味は文句の付けようも無い旨さであった。

釣りを再開し船を進める。
時折、何度かティップを叩くアタリが有ったが針掛までには至らなかった。
結局は朝の2本で終了。
まぁ、それでも一日優雅な湖上クルージングを楽しめたので、
これはこれで良かったかなと自分を納得させた。
釣れた魚は全てリリースした。
勿体ないとも言われるかもしれないが、
二人とも持ち帰って食べるまで考えていなかったので逃がした次第。
大きくなって、また遊んでくれたら嬉しいもんだ。
2日間で21時間湖上に浮いていた。
簡単には釣れない…と教えてくれた先輩の言葉を思い出す。
悔しいという気持ちはあるが、
それ以上に「また来たい」という気持ちが大きい。
この自然豊かな中で釣りを満喫できることだけでも、
何度も通ってしまう方が居ることに納得出来る。
しかも夢のサイズも、どこかには泳いでいるのだ。
だから聖地とも呼ばれる由縁なのだろう。
まだまだ奥深さが残っているフィールドであった。
また来よう。
TackleData
************************
スプーン向け
Rod : Laguna LN1003L
Reel : #7000class
Line : RedCore 12lb
Lure : Shell-Spoon(比売品 Mr.F 特製)
************************
ミノー向け
Rod : Laguna LN1003M
Reel : #7000class
Line : LeadCore 12lb
Lure : Woodream Arbor 130 / 150 / 180
************************
Angler : BigBoss & Funaki
JUGEMテーマ:フィッシング
前日のニュースでは、天候は崩れるだろうと報じていた。
雨降りは毎度の事なのでレインウェアを着れば問題ないと思っていたが、
たまには珍しいことも有るもんだ。
さぁ、銀山湖の二日目が始まる。
前編をまだ読んでいない方はコチラ
→聖地と呼ばれた地へ(前編)

朝日が射し込み、遠くの山に残る雪と新緑のコントラストが綺麗だ。
風もなく、景色が水面に映り込む。
この景色は、ここでしか味わえない。
既に何艇もの船が出船していた。
…といっても4~5艇程だろう。
この日も宿でもある 村杉さん でボートをお願いした。
この日はレイク・トローリングを試してみようと考えていた。
前日はキャスティングでノーヒットの完全試合だった為、
今日こそは!…と否応にも気合いが入る。
道具を用意して、湖に繰り出した。
用意したタックルは、アウトリガータイプを2本。
12lbのレッドコアラインを、5~7色あたり出した長さから始めてみるつもりだ。
右舷側のロッドには糸にミノーを結び、5色までラインを引き出す。
左舷側のロッドは糸にスプーンを結んだ。こちらは7色程ラインを出す。
ラインの長さを互いに変え、それぞれ違うレンジを探るのが狙い。
朝から陽射しが強い為、
スプーンの前に付けるドジャーは、銀色ベースの物を取り付けてみた。
水質もクリアな為、少しローアピール気味のカラーが良いと思ったからだ。
ミノー向けにロッドはリップが受ける抵抗に対応する固めのアクションの
ラグナ LN1003M をチョイス。
スプーン向けには乗りの良さを重視してソフトなアクションの
ラグナ LN1003L を選んでみた。

風も波も無い鏡の様な湖上を、微速で船を進めて行く。
情報では歩く速さ程が良いとの事だが、
緩急を付けたスピードの調節をするなど単調な様で色々と試す事が多い。
あまり岸沿いを流すと、立ち木や倒木などにルアーを引っ掛けてしまう。
しかし、あまり沖側を引いても何だか不安に思える。
深さ5~6m程を狙い目に、岬と岬を結んだラインを暫く流してみる事にした。

40分ほど船を進めていた頃だった、ロッドが後方に引っ張られている。
すぐさまエンジンのスロットルを開け、追いアワセを入れた。
リールを巻き取ると、なかなかの引きの様子である。
魚が見えると、その姿は銀色に光っていた。
サクラマスだ!


ネットに入ったとき、ビッグボスと固い握手。
周りを見回しても誰も居ない。携帯の電波も届かない湖上で、
大の大人が飛び上がらんばかりにハシャいでいる。
前日キャストを繰り返し、
たいした手応えが無かったからこそ一尾の価値は大きかった。

その後、立て続けに尺サイズがヒットした。
おそらくスクールに当たったのだろう。
前日に全く釣れず、この日は2本連続で釣れたことで
もしかすると爆釣か?と期待してしまう。
…が、そんな簡単には行かないもので、
ルアーを変えたり、引くスピードを変えたり、
ポイントを変えたりと色々試すが反応を得られない。

腹が空いてきたのでランチタイムを取ることに。
宿の主人が持たせてくれた弁当を開く。
『開高めし』という名で魚沼市の名物となっている。
いわゆる山菜炒飯で、開高健氏が好んでいたことに因んでいる。
味は文句の付けようも無い旨さであった。

釣りを再開し船を進める。
時折、何度かティップを叩くアタリが有ったが針掛までには至らなかった。
結局は朝の2本で終了。
まぁ、それでも一日優雅な湖上クルージングを楽しめたので、
これはこれで良かったかなと自分を納得させた。
釣れた魚は全てリリースした。
勿体ないとも言われるかもしれないが、
二人とも持ち帰って食べるまで考えていなかったので逃がした次第。
大きくなって、また遊んでくれたら嬉しいもんだ。
2日間で21時間湖上に浮いていた。
簡単には釣れない…と教えてくれた先輩の言葉を思い出す。
悔しいという気持ちはあるが、
それ以上に「また来たい」という気持ちが大きい。
この自然豊かな中で釣りを満喫できることだけでも、
何度も通ってしまう方が居ることに納得出来る。
しかも夢のサイズも、どこかには泳いでいるのだ。
だから聖地とも呼ばれる由縁なのだろう。
まだまだ奥深さが残っているフィールドであった。
また来よう。
TackleData
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スプーン向け
Rod : Laguna LN1003L
Reel : #7000class
Line : RedCore 12lb
Lure : Shell-Spoon(比売品 Mr.F 特製)
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ミノー向け
Rod : Laguna LN1003M
Reel : #7000class
Line : LeadCore 12lb
Lure : Woodream Arbor 130 / 150 / 180
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Angler : BigBoss & Funaki
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