
旅の始まりは突然だ。
新年早々に、私と弊社会長の話から始まる。
会長「次はドコ行く?」
私「はい?」
会長「カジキが好調らしい、行くか!」
私「はい!」
(この話はフィクションも含みます)
行き先は与那国島。
ターゲットはカジキ。
トローリングの合間にジギングもする予定だ。
初めての場所なので、何を用意するか迷った。
トローリングのタックルは借りるとして、
ジギングはヘビーな物が必要らしい。
とりあえず、300g程のジグを扱えるタックルを揃えた。


出発当日、長野の最低気温は摂氏マイナス5度。
現地は最高気温が摂氏20度とのこと。
先日の大雪で、道には残雪が有るなか出発。
中部国際空港から石垣島経由で
12時間後に与那国島へ到着した。
3日間、ベースとした宿は『はいどなん』。
国内で最西端にあり、出港する漁港が目の前なので、
アングラーにとって最高の宿だ。


最果ての港、久部良漁港。宿から歩いて10秒。


各所にカジキのモニュメントがある。


到着してトラブルが発生。
送ってあった、荷物が届いていない。
1週間前に発送したが、
石垣島から与那国島へのフェリーが欠航となって
翌々日にならないと届かないという。
これには参った。
何人もの方に協力を頂いて、
何とか2日目にはロッドだけ届いた。
(ご尽力頂いた皆様、ありがとうございました。)
ジギング用のリールは手持ちで運んだモノで何とかなったが、
トローリングのタックルは船長のモノを借りることになった。

本当は、写真の様になったはず…。
今回お世話になった船は、『勝丸』。

中島船長が舵を握る、人気な船。
釣りに詳しく漁協の組合長でもある方なので、
与那国での釣りを考えてる方にオススメだ。
釣りをする2日目と3日目の午前中はトローリング、
3日目の午後からジギングの予定。


トラブルと悪天候の影響で午後からの出港となった。
色々あったが、何とか出港。
とりあえず、カジキの餌さとなる鰹とキメジを狙う。

タコベイトを流し始めて暫くすると、1kg程のキメジが捕れた。
船長にカジキ狙いのタックルを用意して頂き、本命を狙い始めた。
何にも知識が無いので、1つ1つ教えて頂く。
アタリは突然来るから気長に待てと言う。
何時間も流して、アタリ無しは普通だと聞かされた。
天気が良くなってきた…などと談笑していたら、
それは突然きた。

左の男前が中島船長。

流し始めて10分。
こちらの心の準備などお構い無しだ。
リールが唸りを上げてラインを送り出している。
船長の合図で反転するリールにドラッグを掛け、
船を全速前進でフッキングする。
フッキングが決まった。
初めてのファイトが始まった。
船長のご厚意でリールのドラッグは強め。
さほど大きくないと言うが、私は必死でリールを巻く。
20分程のファイトでモリが打たれた。



正直、しんどかった…。
諸先輩方から見れば子供サイズだが、
私にとって初めての獲物。
まだまだ序の口なのです。



ワタ抜きで70kgほど。
一端帰港して、水揚げ。
釣れたカジキは島の貴重な収入源の様で、
処理をされた後、すぐに氷漬けされていた。



その後、第2ラウンドへ向かった。
天候は回復傾向であったが、
魚からの反応は無く、その日は終えることになった。
続く
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