1963年5月、グラスファイバー素材を使ったロッドの生産を始める。いわゆるグラスロッドである。
時代は、この素材により大きな転換期を迎える。
グラス繊維を使ったプリプレグ(繊維の布)の成形技術を取り入れ、釣竿は革新的な進化を遂げる。
デザインは六角竿と同型のグリップを採用していた
一般的なジョイント(継ぎ)もあったが、
グラスロッドの登場により、振り出し式の竿も可能となった。
軽量化とコンパクト性が爆発的な普及を果たす。
ガイドの形状・素材などをみても、発展途上が伺える。
アカメと表記されている。
高度経済成長期にともない、
趣味の多様化もあり、釣り文化も奥深くなってくる。
生産の効率化や、品質安定を図れることもあり、
釣竿は手工業から、近代工業への進化していくのである。
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