ここ最近三浦半島に通っています。
東京湾と相模湾を隔てる三浦半島。
岩礁をベースにその間に点在する砂浜、
そして数多い漁港岸壁と実に変化に富んだ半島です。
規模も大きくはないので1周するのにもそれほど時間を要しない、
釣り人にとってはあらゆるフィールドが濃縮されたような場所。
例年11月に入ると産卵を意識したシーバスが南下接岸し始めます。
潮毎や風向きによって好不調な場所がハッキリと別れる為、
毎回いざ釣行となってから当日の状況に合わせて場所を選択するのですが、
そうなると悩むのがロッド選び。
毎釣行2~3本ロッドを車に積んでランガンをしています。
『漁港、岸壁』
この時期の三浦半島で主要ベイトの一つとなるのがトウゴロウイワシ。
漁港や岸壁にビッシリと何万匹ものトウゴロウがひしめき合い
それに対してボイルするシーバス。
三浦半島シーバスゲームの初冬の風物詩と言える光景です。
9cm前後10g前後のミノーがヒットパターンになることが多いので
SWATシリーズでは SW88MLM がロッドテンション的にはピッタリなのですが、
私はあえて SW97ML を選択することが多いです。
というのもこの漁港のトウゴロウパターン、
ボイルしているくせになかなかルアーを食ってこない、
俗にいう『食わないボイル』の代表格のパターン。
テクニック?の一つとして
漁港の常夜灯と岸壁が作る足元の明暗部をきっちり通す。
すると明暗でトウゴロウを捕食しているシーバスがルアーに食いついてくるわけです。
岸壁と平行にルアーをキャストして明暗に沿ってリトリーブする訳ですが、
三浦半島の漁港多くの場合 SW97ML のレングスの方が穂先が明暗まで届き
キッチリ岸壁の明暗に沿ってルアーを通す事が出来るのです。
またヒットした時に#10の極小フックで
ランカークラスと対峙することも考えると
SW97MLのショックアブソーバー効果は大きな武器になります。
12月10日は漁港で60cm台とグラマラスな80cm。


『磯』
私が好んで入る磯は基本的には沖の潮の流れにルアーを届かせるべく
ウェイトのあるルアーの大遠投ゲームがメイン。
遠投性を考えると張りのあるロングロッドという選択肢になるのですが、
意外と見落としがちなのが手前の根際やブレイクライン。
ベイトのトウゴロウが入ったりすると
10g以下の小型のルアーが主力ルアーになったりもする。
大遠投と軽量ルアー、このどちらにも対応する為に私が選択するのは SWAT SW97ML。
26~30gのシンキングペンシルや
40gを超えるメタルジグもストレスなくぶっ飛びますし、
10g以下の軽量ミノーもウェイトをきっちりロッドに乗せてしっかりとキャスト出来る。
何よりレングスもあり、その割にティップの追従性も良いので
足元の根際に潜り込もうとする大型シーバスを
フックを伸ばす事なくいなして浮上することが出来ます。
12月12日にキャッチした83cmの丸々太ったシーバスは50m以上沖でヒット。
にも関わらず闇夜の中でも分かるほどど派手な連続エラ洗い。
バイブレーションやヘビーシンペンは
その重量によってエラ洗いでフックアウトしやすいですが、
SW97ML の持つティップがショックダンパー、
バッドが寄せのパワーとそれぞれ持ち味を発揮し
フックアウトすることなくあっという間にランディングに至りました。


『サーフ』
12月15日
この夜入釣したサーフでは僅かながらにウェーディング出来るサーフ。
このサーフではメインルアーが10g前後の小型軽量ルアー、
サブで26gのシンペンを遠投といった具合なので SWAT SW88LMLをチョイス。
このロッドの面白いところは実に幅広いルアーウェイトでベストマッチを感じられるところ。
またウェーディングで浸かりながらのランディングになる為
レングスは若干短い方がやりやすいことから SW88MLM をチョイスしました。
トップウォーターで誘っていると全身を水面から飛び出させて水面炸裂バイト!
明らかにデカイその魚体で沈み根に向かって突進していくところを強引に方向転換。
SWATシリーズの秀逸なところは初見は柔らかいロッドというイメージが強いが
バッドに魚の強い引きが伝達した時に発揮される
強靭なパワーには目を見張るものがあるところ。
曲ることによって瞬間的な衝撃をしっかりと吸収し身切れやフックの伸びを抑え、
曲がりつつも軽量なのに力強いバッドがきっちり魚の挙動をコントロールできる。
この時使用していたルアーもフックは#8という大型シーバスには心もとないフックサイズ。
しかしフックが1本も伸びることなくこれぞSWATシリーズの真骨頂という
盤石なファイトの末ランディングした魚は筋肉質な85cmでした♪


そして翌日16日。
前日と同じサーフのポイントに入りましたが、
この夜は風が強く波もあったのでウェーディングはせずにショアラインから釣り。
飛距離優先でこの夜は SWAT 97ML をチョイス。
沖のブレイクで81cm。


4釣行連続でのランカーゲットに少々興奮気味であります。
このようにあらゆる表情を持つ三浦半島のフィールドにおいて
適材適所のロッドセレクトにより
本来ならバラシているであろうシーバスをキャッチ出来ているように感じます。
SW83LMLも車に搭載し出撃の出番を待っていますが
ドンピシャでハマる場所にはまだ魚が入って来ていない状況なので、
早くその場所にシーバスが入ってこないかな~と心待ちにしている今日この頃です。
TackleData
Rod : SWAT SW97ML
Reel : 13'CERTATE3012
Line : YAMATOYO STRONG8 1号 & Nylon Leader 16lb
Lure : 漁港 ZipBaits proto
FTEC エスフォータングステン9cm
磯 ZipBaits SLIDE SWIM MINNOW 120
サーフZipBaits Faike Dog DS-CW
ZipBaits SLIDE SWIM MINNOW 85
Wear : AnglersDesign
Angler : Y.Kubota
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