野尻湖 ハードベイトゲーム ~Crankin' Day~

久しぶりに野尻湖へ出掛けてみた。
きっかけは、弊社スタッフK君の一言
「バスを釣りたい」との事からだった。
助っ人としてウッドリームのS社長と、
弊社よりスタッフTも参加し4名で湖に向かう。
お世話になった貸ボート屋さんは、吉野屋さん
毎回面白い遊びを教えてくれる池Dさんが営むお店で、
ここに通う方たちはマニアックな方ばかり。
野尻湖の釣りがマンネリしてきた方なら、ぜひ伺ってほしい。
かなり面白い釣りを教えてくれるはず。
天気予報では前日に大雨警報が発令されるなど
出船できるかどうか懸念は有った。
しかし、当日は小雨が度々降る程度で、1日快適に釣りが出来た。
雨男でも、たまには良い日が有るもんだ。


NO-NAME CRANK #2/0
さて今回のお題『ハードベイトゲーム』
その名の通りソフトベイトを使わず、
ハードベイトのみで釣りを展開する。
野尻湖でスモールマウスを狙うなら、
小型のソフトベイトでライトタックルや、
虫系ルアーの表層ゲームを連想される方が多いと思う。
6月下旬頃から9月上旬頃までの時期なら、
ハードベイトだけでも面白い釣りが出来る。
前日の土曜日は天候も良かったので
沢山の釣客が訪れていたようだった。
この日はJBのチャプタートーナメントが開かれており、
通常より増してプレッシャーが多い。
まだ野尻湖でバスを釣ったことの無いK君にとって、
ハードベイトだけで釣りが出来るか不安だっただろう。
さて、実釣。
S社長とスタッフTペアと、私とK君のペアに分かれ湖上に繰り出す。
初めはディープが気になったので、
7~8m程の岩盤フラットエリアを探る。
ルアーはスピンテール系のメタルバイブだ。
1時間程探ったが、お互いアタリを感じただけだった。
連日、釣り人が糸を垂らしているためか、
かなりシビアな状況になっている様だ。
大きく移動して、東岸エリアのバンク沿いを探る。
ルアーはクランクベイト。
岸ギリギリに投げ込み、一定のスピードで巻く。
この日は魚のチェイスが見られない。
普段なら何匹かが追ってくるのだが、
水温が低いのか人的プレッシャーなのか魚の気配が無い。
倒木に引っ掛けてしまいルアーを回収しに岸によると、
ブッシュの奥に40後半の魚体が見えた。
魚は居るが、追いが悪いだけの様子。
もっとブッシュの奥まで投げ込む必要があるようだ。
普段は遠投して岸に届くかどうかの距離で
ボートのポジションをとっているが、
岸近くに寄せてピンポイントに投げ込む様に変える。
しばらくキャストを繰り返すと、
私の投げたクランクに激しいバイトがあった。
巻きだしてすぐ、水深30cmにも満たない場所である。


40cm程のサイズ。なかなか激しいファイトを楽しめた。
K君は最初こそ半信半疑であったが、
この魚を見てスイッチが入った様子。
エレキ操作を彼に託し、更にバンク沿いに進む。
かなりシャローのエリアに入ってきた。
彼も私と同じルアーに変え探っていくと
K君のロッドが曲がる。


20cm後半のサイズだが思い切りの良いバイトだった。
野尻湖での初フィッシュ。
使ったのは大きめのクランクベイト。
これも巻出し直ぐのバイトの様で、
この日の傾向が掴めた感があった。
対岸へ移動し、同じようなシチュエーションを探る。
ブッシュの奥、岸ギリギリに着水させ、
等速で誘いを掛け続けるとバイトがある。
水面を割るほどの激しいバイトだった。


先ほどより少しサイズアップ。
皆がソフトベイトを投げている中で、
ハードなゲームが展開出来てきている。
自信が付くとキャストにも力が入ってくる。
もう一艇の方へ連絡を入れ、湖上で落ち合う。
1匹だけだが小さなサイズが釣れたようだった。
こちらもクランクベイトを巻き通しているとのこと。
ただバイトが得られないので、思うような展開になっていないとの事。
所要で桟橋に戻り、作戦会議をする。
残り時間も少なくなっていた。
西岸のエリアに的を絞り、
先ほど同じくクランクベイトだけを投げ通す。
終了の時間が迫っていた。
ラスト15分、K君のクランクに激しいバイトが来る。
なかなかのサイズに見えた。
船の近くまで寄せると40後半のサイズの様だ。
ランディングに躊躇していると、テンションが抜けてしまった。
無念のバラシ。
肩を落とすK君。(以前にもシーバスでも良いサイズをバラシをした様な…)
やはり岸ギリギリに魚は付いている。
気を取り直して投げ続けた。
ドラマは最後に起きるもんだ。
またもやK君のロッドが大きく曲がる。
先ほどと同じ位のサイズのようだ。
今度は躊躇いなく一気に引き抜いた。


46cm 1.1kg 納得のサイズ。
バスの口を掴むK君の手は震えていた。
このサイズだったら嬉しいよね。
空を見上げると黒い雲が近づいていた。
急いで桟橋に戻る。
案の定、片づけを終えると土砂降りの雨。
この日も雨から逃げる事は出来なかった。
もう一艇のペアは、小バス1匹のみ。
同じようなエリアを攻めていた様だが、
タイミングの違いだけの様に思える。
少しの違いで大きく違いを分けた日だった。
それでも攻め抜いたゲーム展開だったので、
納得の1日だったと思える。
遠方の方にとってはリスキーかもしれないが、
ゲーム感を追求するにはハードベイトに拘るのも面白い。
『釣れた』ではなく『釣った』と思える方が好きだ。
もし興味がある方、ぜひ試して頂きたい。
Tackle Data
Rod : Magna-Impact MI67B-M
Reel : #100class
Line : MI-207N 14lb
Lure : NO-NAME CRANK #2/0
   MI:CRANK  MI401S
Angler : Staff Funaki
PS
若干1名、魚が釣れなかったスタッフが居た。
桟橋で居残り残業。
ソフトベイトで小バスが釣れた。
それが誰だったかは彼の自尊心を尊重して
顔出しだけに留めておこう(笑)


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