釣りの教科書を持っていますか?
今の世の中、
webで探せば魚釣りの方法は幾らでも見つかるでしょう。
私が釣りを覚えた頃は、
親父に教えてもらった事がきっかけだったと思う。
当時、読みふけった本があった。
『つりのひみつ』
私の釣りの教科書だ。
ボロボロで、何度も繰り返し読んでいたと覚えている。
昭和後期ごろの本だったと思うが、
初歩として読むには内容が濃いモノだった。
しかも、漫画だったため受け入れやすかった。
もう絶版だが、
こういった子供向けの釣り情報誌が少ない様に思える。
先日、渓流で中学生に出会ったことを書いたが、
最近10代の釣りをしている子に会うことが少ない。
お父さんが釣りが好きで連れて行くことがあるかもしれないが、
自分たちだけで出掛けている子は
全国でどれだけいるのだろう?
危ないから子供だけでは釣りはダメという自治体もあると聞いた。
公園でも携帯ゲーム機に夢中の子を多く見かける。
私もファミコンに夢中だったので否定はできないが…、
自然の中で遊んでいたことも多かった。
でも、ディスプレイ越しに手にはいる情報より、
実際に魚を手にしたときの感動は体験しないと分からない。
そして、それ以上に釣りたくなって専門誌を読み漁るだろう…
果たして近い未来、
今の子達が親の世代になったとき、
釣りを教えられる人はどれだけいるのだろうか。
そんな事を、この本を押入れの奥から見つけたとき、
感じたことをを書いてみた次第です。
釣竿屋の小言でした
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