今回リニューアルとなるのは、エントリー層からベテランまで
幅広い方から支持を得ている『ベーシックマスター』だ。
2002年に発表され、15年間変わらず製作され続けてきた。
さすがに長年に渡って作っていると、色々と変更したい所が増えてくる。
フィッシングショー等の展示会でユーザーの方からの意見など、
蓄積したデータを基に改良点を検討していた。
ベーシックマスターは、クセの無いスムースなアクションが特徴で、
”心地いい”使用感をコンセプトにしている。
そこで、この誰でも扱いやすいアクションを、
更にスムースなアクション…綺麗に曲がるアクションを求めてみた。
ロッドには、持ち運びを考えて繋ぎ目(ジョイント部)があり、
このジョイントが多いと曲がり方を阻害してしまう傾向にある。
職人気質な天龍スタッフからすると、もっと改良したいと思っていたようだ。
カーボン素材の種類やカッティングパターンを見直し、
ジョイント部に感じていた角のある部分を取り除いている。
そして今までのアクションを継承しつつ、新しいベーシックマスターを形にしていった。
コスメの面でも、スレッドカラーやウッドパーツを変更し、
シンプルで落ち着いた大人のデザインに仕上げてみた。
グリップ形状は、扱い易かった前作の形状を引き継いでいる。
究極を求めたロッドではないが、
自然のフィールドでユッタリとした時間の中で釣りを楽しむといった、
大人の釣りを嗜む方に使って頂きたいロッドに仕上がったと思う。
数少ない国産フライロッドを味わってみてはいかがだろうか。
Staff Funaki
JUGEMテーマ:フィッシング
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