3代目 Jerkin' Rayz RZ56L (改筆)

Rayz RZ56L ( Jerkin')
RZ56L
「Jerkin’」と書いて、Pro Set Trout (プロセット トラウト) を
連想された方は相当な天龍マニアと言ってよいだろう。
Cierry でも発表したモデルでもあり、Rayzで3代目。
ミノーのジャーキングに対応するために作られたのが
Pro Set Trout  Skippin' Jerk(通称 初代ジャーキン)

PST562J
時代は進み、ヘビー化するミノープラグに対応するため、
ワンランク上のパワーと張りを持たせたのが
Cierry CR53L  Jerkin'  (2代目ジャーキン) であった。

CR53L
さて、今作において求めたモノは、「しなり」。
ピンポイントへのアプローチを意識したことが、
ティップに『しなり』を持たせた要因の一つである。
フィールドに立つと、どこでも開けたポイントがあるわけでなく、
場合によっては手首だけを使ったキャストを強いられることも多々ある。
その際、ロッドへ十分な加重を感じられないと
ピンポイントへのキャスティングが決まりにくい。
そこで、ややソフトなティップにすることにより、
ルアーの荷重を感じ易くしキャスタビリティを上げている。
ベリーからバットにかけては、
ヘビーウェイトのルアー(5g前後)を軽快に操作できる強さを持たせた。
この強さは、張りよりも「コシ」と表現したほうがよいかもしれない。
シリーズの特徴とも言えるレギュラーに曲がることを意識して
ガチガチに固めるのでは無く、
適度に曲がるアクションを求め細くて粘り強いバットに仕上げた。
前作のシエリー CR53L Jerkin' に慣れてしまっている方などには、
少々柔らかく感じるかもしれない。
もっとダイレクト感を求めたければ、PEラインを使用すれば解消するだろう。
『しなやかさ』を持たせたジャーキンモデルということだ。

Jerkin
左から Pro Set Trout  ,  Cierry  ,  Rayz
※2012年4月17日に掲載したBlogを改筆しました。
(追記)
各地の渓流に足を延ばす機会も多くなったが、
このモデルは今でも欠かせないロッドとなっている。
汎用性の広さが何よりも魅力的で、
慣れてくると軽量プラグから重ためのスプーンまで
躊躇いなく使えてしまう事が使用頻度が高くなる理由だ。
何よりも細身のわりにバットパワーがあるので、
そこそこの大物が来ても何とか対処出来てしまうのが魅力である。
ここの所、この存在をスペクトラに奪われつつあるのだが…
やはり慣れ親しんだ感触は忘れないものがある。
定番というモノは何年経っても変わらない。
Staff Funaki

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