2017年最後のジギングへ

 

 

2017年の年の瀬も迫ってきた。

 

そろそろ伊勢湾で、ブリが最高潮を迎えるシーズンだ。

 

ポツポツと青物の釣果が聞こえ始めた頃、

 

いつもお世話になっている隆盛丸さんの予約を入れた。

 

いつもはライトタックルを持ち込んで楽しんでいるが、

 

今回は青物タックルだけを持ってくる様に…との事だ。

 

深夜に長野を出発し、夜が明けきらない早朝に集合する。

 

 

 

今回のお供にはスタッフUを誘っている。

 

西表島出身の彼には、是非ともブリを釣って欲しいところだ。

 

港には続々と同船者が集まり、好調な時期だけあって満船だ。

 

皆で協力して荷物を船に運び、夜が明けてきた頃に出港する。

 

 

 

 

 

向かったポイントには、船団が出来ており、水深は40-60mほど。

 

根が点在している様で、潮流が早い伊良湖水道では気を抜くと根掛かりは必須だ。

 

そんな場所ではベイトタックルが向いてくる。

 

今回用意したのは、ディープライダー JDR581B-3Kだ。

 

このモデルは、この時期の伊勢湾に向けて作った背景がある。

 

この時期、ベイトとなるのはゼンメ(ヒイラギ)となることが多く、

 

それを模したメタルジグで狙うのがセオリーだ。

 

平たく背の高いゼンメに似せる為、ジグの形状も平たくする必要が有るが水抵抗が大きくなるのは必須だ。

 

また、前述の通り根掛かりも多くなると着底感を捉えやすいベイトタイプが向いている。

 

そういう意味でも、JDR581B-3Kは伊勢湾仕様…、いや伊良湖青物スペシャルと言っても過言ではない。

 

 

 

 

 

さて、ポイントに着いて開始のアナウンス。

 

皆でジグを投下して探り始めるが、想定していたヒットどころか当たりすらない。

 

前日まで好調だったポイント故に、船長もウナリ声を上げた。

 

しつこく探っていると、底から10回ほどシャクった辺りでコツンと何かが触る感触が。

 

ヒットもしたがバレてしまう。何だろうか?

 

執拗に探ると明確なアタリを感じてフッキングすると、魚の感触が伝わってきた。

 

正体は30cm程のシーバス。

 

釣れたのは嬉しいが、僕らが狙っているのはブリだ。

 

その他にもヒラメやエイなど同船者が釣り上げたが、肝心の本命が来ない。

 

 

 

 

 

ポイントの捜索が始まった。

 

転々とポイントを移動しながら探るが、魚探に反応こそ有るものの喰わせることが出来ない。

 

しばらく我慢の時間が続いていく。

 

たまにハマチ(いなだ)が掛かってくれるので、

 

心は折れずに済んでいるが出来ればビックファイトがしたいもんだ。

 

時間は過ぎ満潮時刻を迎え潮が変わると、これから下げに入り潮流が逆になる。

 

ただ…時間は午前10時を過ぎており、帰港まで3時間を切っていた。

 

誰か有名な監督が言っていた、諦めたら試合終了だと。

 

 

 

 

 

疲れも溜まってきたが、ジグを丁寧に動かすように集中して釣りを進める。

 

そして、スイッチが入るのは突然だ。

 

船長が魚探で探っていると、急に盛り上がりが起こった様でアナウンスの直後ににミヨシの方がヒットした。

 

ロッドの曲がりかたからして、そこそこのサイズの様でネットに入ったのはワラサであった。

 

次々にヒットが起こり、ディープライダーJDR581B-3K を使っていた同船者にもヒット。

 

ディープライダーがバットからヒン曲がり、船長がブリで間違いないと確信した。

 

慎重なファイトが続いた…が、もう少しの所でラインブレイク、惜しい!

 

その方曰く、リールのドラグを締めてしまいテンションが強く切れてしまったとの事。

 

次は自分のロッドにもアタリを感じた。

 

 

 

フッキングと同時にロッドが絞り込まれ抵抗からしてブリでは無いが、やっぱり青物の引きは最高だ。

 

フォールを意識して喰わせた魚で、サイズこそ少し足りないが、シテヤッタリの一本。

 

 

 

ただ好調な時間は長くなかった。

 

ピタリと止んだチャスタイム。あと残り時間は少ない。

 

同行のスタッフUは、未だにビックヒットがない。

 

彼はロッドをホライゾン・プログレッシブに持ち替え、スロー系の誘いで探り始めていた。

 

船は大きくポイントを変え、時間的にもおそらく最後の移動だ。

 

僚船からヒットのコールが有った様で、遠くに見える船のアングラーがファイトしているのが見える。

 

大きなランディングネットを用意しているのを見ると、相手はブリだろうか。

 

 

そして探り始めると、遂にスタッフUのロッドが曲がった!

 

MHパワーのロッドが曲がり、最低でもワラサは確定だ。

 

ランディングネットを用意し、カメラを向けるとドヤ顔。

 

 

 

しかし…もう少しの所で「プチっ!」と音と共にロッドがテンションを失った。

 

ドヤ顔のまま固まるスタッフU。

 

残念ながらラインブレイクだ。

 

同船者がサワラを釣っており、もしかするとサワラカッターにでもやられたかもしれない。

 

 

 

 

 

その後、私は回収間際に残り10mでヒットしラッキーなワラサを追加した。

 

まだ探れば釣れたかもしれないが、残念ながら時間は終了となってしまった。

 

ブリこそ出なかったが、同船者の多くが青物をキャッチ出来た。

 

その陰で肩を落とすスタッフU。2017年の締め括りに、どうやら大きな反省が待っていたようだ。

 

また来よう、スタッフU君!

 

 

 

 

 

 

TackleDeta

 

**************************

 

Rod : JIG-ZAM DeepRider  JDR581B-3K

Reel : SALTIGA 10H

Line : VARIVAS X8 3号

Leader : Nylon 40lb

Lure : VB200g

 

**************************

 

Rod : HORIZON Progressive HPG66B-MH

Reel : OCEA Conquest 300HG

Line : PE2号

Leader : Nylon 40lb

Lure : 180g

 

**************************

 

Angler : Staff Funaki

 

 

 

JUGEMテーマ:フィッシング

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました