新型ルナキアを作ろうと、企画をスタートしたのが2016年の初春だった。
ルナキア・ソニックと、ルナキア・マグナムで培ってきた技術と、
最新の技術を合わせてみたら面白いロッドになるのでは?というのが、
新しいロッドを作ってみようというキッカケだったと思う。
テスターの蔵野氏とのディスカッションから、
5つのモデル(ジグヘッド中心の繊細な3機種と、
大型を狙うパワフルな2機種)が見えてきていた。
それぞれが個性的で、想像しただけでもワクワク感を覚えた。
やっぱりアングラーとして面白そうと感じることが、新作に繋がる事だと思う。
そして、シリーズの根幹となるコンセプトは、
『感性に響くライトゲームロッド』とした。
前作であるソニックが完成した際にテスター蔵野氏が言っていたのは、
「 ロッドから伝わるものから人間の感性が研ぎ澄まされる」との事だ。
今作にもそのテーマが踏襲され、感度・軽さ・振り抜け感・ベントカーブなど、
あらゆる要素を試しアングラーの感性に訴えかけてくるロッドを模索してきた。
手始めに作ったサンプルは、
ソリッドティップとチューブラティップの選定から始まった。
ジグヘッド主体のモデル(3機種)には、ソリッドティップのモデル(2機種)と
チューブラティップのモデル(1機種)に分かれている。
ソリッドティップの利点は、極限まで繊細なロッドを作ろうとすると
チューブラでは限界があり、ソリッドティップだからこそ可能な繊細さがある。
ただしソリッドは万能ではなく、ある程度の長さに対し軽さと張りを求めると、
チューブラの方が有効になってくる分岐点がある。
その見極めを、テストを通じながら探っていった。
Staff Funaki
(2018年7月26日公開記事) → 新型ルナキア(試作グリップの変遷)
(2018年5月22日公開記事) → 新型ルナキア(一部公開)
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