開発も進み、ジグヘッドリグ主体の短いモデル(3機種)は、
ブランク・アクションのOKが出せそうな所まで来ていた。
(2017年10月頃の話)
前回でも触れたが、開発のネックになっているのは軽量化の点だ。
出来る限り重量となる部分は削ってきたが、
やはりグリップ形状がロッドウェイトを占める大部分であった。
軽さばかりを求めるのも可能だが、
シリーズコンセプトである『感性』を求めるには全体のバランスが重要である。
シート形状やサイズ、シート位置など変更・調整を行っていく。
それまで使っていたシート形状(VSS)を捨て、
大胆にカーボンパイプをメインに使ったグリップ形状(DPS)を試してみた。
これが良かった。
リールシートの位置を変更してバランス(重心位置)を調整する必要があるが、
軽さ・感度の面で今までのサンプルより効果を実感出来た。
ライトなモデルは、あと少し調整が出来れば完成出来るところまで来ていたが、
対してパワフルさを求めた残りの2機種は、まだまだ結論が出ていなかった。
ロッドは長くなるほど、ダルさが出やすくなる。
しかし、ダルさを消すために張りを出して行くのだが、
硬く重いロッドに仕上げてしまっては意味もない。
適度なパワーと、フィネス感を持たせたロッドが理想だ。
今、こうして書いている事と並行して、
このパワーフィネスモデルの2機種はテスト中で、
だいぶ光明は見えており手応えも感じている。
もう少しで納得のいくレベルになると思っている。
予定ではジグヘッド単体向けの3タイプが先行発売となり、
追ってパワーフィネス向けのロングタイプが2機種追加を考えている。
詳細の公開は、2018年9月初旬にホームページに掲載予定だ。
既に展示会で一部を公開しているので、気になる方はチェックしてみてはいかがだろうか。
Staff Funaki
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