フィールドテスターの久保田です。
最近は湘南・西湘を中心にフラットフィッシュゲームに力を入れています。
5月初旬までは広範囲に薄く広がっていた感のあるフラットフィッシュ。
1つのサーフで数人が釣果を上げるといった展開でしたが、
5月中旬に入ると渋い、釣れないという声が良く聞こえるようになりました。
これはヒラスズキやマルスズキにも言えることですが、
5月後半から6月初旬になると一気に暖まった海水温の影響で
湘南・西湘の沖合に大規模な赤潮が発生します。
この大規模な赤潮発生の準備段階なのか
例年5月中旬、後半辺りになると沿岸部の魚の動きが変わってきます。
このタイミングで今まで釣れていたパターンも通用しなくなります。
フラットフィッシュゲームでは
極端にヒットパターンが狭まったり、接岸場所が変わったり。
さて、今シーズンのフラットゲームではSWAT SW107MLを多用しています。
昨シーズンまでSWAT SW97MLをメインで使っていましたが、
なぜ最近は?という質問をよく受けます。
前述のパターンが変わって渋くなる季節。
この時期に入る前は通常では様々なヒットパターンで食ってくることが多いのですが、
今年はどうもリトリーブメインの横の展開のみのパターンで食ってくることが少なく、
リフトやボトムコンタクトなどの縦の動きを入れないと
バイトに至らないという傾向を感じていました。
縦方向の動きを加えるにはロッドワークも必要になります。
私の場合はロッドを立てて構える事が多く、その立て具合で
リフトアップの高さやフォールの速度などのレンジをコントロールします。
リトリーブ主体のゲーム展開ではSW97MLは抜群のパフォーマンスを発揮します。
シーバスに比べ吸い込みの少ないバイトをしてくるフラットフィッシュ。
SW97MLのしなやかなティップの追従性はバイトを弾くことなくフッキングへと導きます。
ファイト時の急激な魚の突っ込みに対しても、
アングラーサイドでは何もしなくてもロッドが対処してくれてバレることも少ないです。
しかし、そのしなやかさ故にロッドを真上に立てた状態で
訪れたバイトに対してはしっかりとしたアワセを入れ辛くなります。
そこで縦の展開でのバイトが多い最近は97MLより
張りがありレングスの長い107MLを多用しています。
長さの割に持ち重りしないバランスの取れた軽量感のおかげで、
ロッドワークを必要とする釣りでも疲れる事無く眼前の海況に集中できます。
その時期の状況、ヒットパターンに合わせてロッドチョイス。
今までの私はあまりそのような事はしてこなかったのですが、
最近の好釣果はそんなロッドチョイスも影響しているのかもしれません。
TackleData
Rod : TENRYU SW107ML (Variable Master)
Reel : DAIWA 13'セルテート3012
Line : 山豊テグス STORONG8
Lure : ZipBaits MONSOONBRAKER ヒラメエディション
BuddyWorks 45HEAD+FlagShad
SHIMANO SPINBEAM TG
Angler : Y.Kubota
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