夏休みは例年だと、遠路遥々秋田に遠征ですが今年はこの状況です。
いろいろ検討しましたが、仕方なく秋田は断念しました。
せめてキャンプで一泊、近場で何処か行きたいなと思い
幾つかの候補を考えてF君のリクエストで前回は入れなかった、
ダム上のあの川にリベンジする事にしました。
前回6月末に来た時は4時過ぎに到着したにも関わらず、
既に気合いにの入った先行者が入っており、
仕方なく下流区間でお茶を濁しましたが、
今回は一番乗りする為に暗いうちに着く様に早めに出発したのです。
当日、高速を降りてダムを超えていよいよ林道に入ります。
真っ暗で霧がかった林道は不気味な雰囲気を醸し出している。
「出そう~」とF君が 「やめてよ~」と私
先日見た映画「犬○村」のあのトンネルを思い出す。(怖)
何とか夜明け前に林道の最終地点に到着しました…
先行者はいない! 一番乗りGETです。
ニヤニヤしながら暗闇の中、二人準備を進めます。
準備が終わり出発する頃には薄っすらと夜が明けてきました。
30分ほど上流に歩いてから釣り開始です。
ローライトで気圧も低く魚は食い気満々でした。
水深のある緩い流れを流すとイワナが飛び出ます。
今日はかなり状況が良さげです。
しかし、ここぞと言う所で尺物は食わせられず、
二度と無いであろう千載一遇のチャンスも物に出来ず、
竿が試作品なので馴染むまで時間が掛かったと言う事にして下さい(笑)
それでも何とか9寸ほどの良型をゲット出来ました。
幅広で本流イワナっぽい体系でした。
同行のF君は相変わらず釣ります。
猟で培ったアキュラシーが凄いです。
開発中のプロトで!
まだまだ改良が必要ですが面白い竿になりそうです。
車止めから6時間程釣上がり、ここからゴルジェ帯になります。
岩をへつり、途中から川を離れて高巻きしなければならない区間があり、
斜面を丈夫そうな草をつかみ登ります。
がしかし…
登れど登れど川から離れるばかり、更に藪の中ではアブの猛攻にあい、
1時間程斜面を登り下りを繰り返しても川に通じるルートは結局見つけられず。
この時点で既に二人共ヘトヘトになりました。
この先はもっとパラダイスがあるとF君は言っていたのですが
帰りの事を考えると、ここは無理は禁物、仕方なく戻る事にしました。
超えて来たゴルジェをドキドキしながら戻ります。
後は川通しでひたすら下る。
アブを追い越し追い付かれ格闘しながら汗だくで車に到着!
「風呂入りた~い!」と思い麓の日帰り温泉で汗を流す
途中スーパーで買い出しして本日のテン場に向かう。
気温18度 高地は別世界の涼しさです。
アブも居なく快適でした。
冷えた地ビールが最高に美味しかった。
とりあえず男キャンに焚き火は必須アイテム!
翌朝もテント場からそのまま入渓
ぶなの原生林の斜面を抜けると突如沢が現れる。「素晴らしい渓だ」
この瞬間って渓流釣りされてる方なら分りますよね。
沢は若干渇水気味。
この日も5時間程釣りあがるプラン。
ゴリゴリのテント場だったので朝起きて体は重く、
おまけに昨日の筋肉痛も残っています。
落差の激しい山岳渓流の遡行はかなりハードですが
美しい渓魚が一時の疲れを忘れさせてくれます…かな?
こんな上流域でもイワナとヤマメの混成域でした。
この日はブラックのピーコックパラシュートの反応が良かった。
昼には退渓しテン場に戻り、干してあったテントやタープ等を撤収。
麓の日帰り温泉に入りサッパリして、おいしい蕎麦を食べて帰りました。
久々の男キャン!疲れました~
体もバキバキで虫にも沢山刺されて…
そんな後遺症も少しありますが、
それ以上に気持いい事も沢山ありました。
真夏は涼しい山岳渓流に限りますね。
黒いピーコックパラシュートを巻かねば!
【TackleData】
Rod : Fates (Prototype) 7'4"(#3/4)
Fates BasicMaster FBM703-2(#3)
Reel : ラージアーバ#3
Line : フィネス DT-3F
Leader : 4X12ft & ティペット5X(2ft~3ft)
Fly : カディス#10 ピーコックパラシュート#10
Angler : Staff T
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