能登の豊穣な海でティップラン

2019年初旬に開かれたフィッシングショーにて、

試作品として展示していたティップラン向けロッドをご存じだろうか。

一昨年より開発を始め、テストを繰り返している。

今回は、そのサンプルロッドの実釣テストが目的だ。

訪れたのは石川県の七尾湾。

穴水港より出航するアルベルトⅢ(米田船長)にお世話になる予定だ。

船長とも付き合いも長く、ティップランだけでなくロックフッシュなど

オフショアフィッシングにおいて地域で一番便りになるキャプテンだ。

 

(写真はホームページより拝借)

 

このエリアは9月14日頃までアオリイカの採捕規制があり、

解禁となる時期を狙って船をチャーターしていた。

直前の情報を聞いていたところ、まずまずとの話であったが、

前日に乗船した方のキャッチした数は耳を疑う様な好釣果の様だ。

試作品のテストには、色々な条件でテストしたい事も有るが、

やはりヒットさせた数もロッドを判断させる大きな要因だ。

こういった面でも、数多くのヒットを望めるフィールドは稀有な存在である。

 

 

さて実釣。

風速は1~4mの予報で、波は1m未満だが若干のウネリがある。

最初のポイントは12~13m程の水深からだ。

23g程の軽めのティップラン専用エギを選び探りを入れて行く。

適度に船が流れ始めると、アタリが出始めてきた。

 

 

 

シャクリを入れた後のポーズまでの間が重要の様で、

コンマ何秒かの世界だがスキルが試される瞬間だ。

エギを操作するシャクリ幅、ポーズ姿勢、アタリが出るレンジ、

アタリを見分けるティップの強さ、フッキング後のロッドアクション、

グリップ形状や全体のバランスに到るまで検証していきたい内容は尽きない。

 

徐々に深場に移動し水深20~30mでは、少し重めのエギも試してみる。

風や潮が強い状況では、様々ななウェイトのエギが必要となり、

それに応じてロッドも許容範囲が広いロッドも有ると便利だ。

 

同行したスタッフU君は実質初めてのティップランを経験したが、

シビアなアタリとは裏腹に、ラッシュ時の爆発力には驚いた様子だ。

 

充分なテストを終え帰路につく。

 

港に着く頃、夕焼けに目を奪われた。この景色はアングラーだけの特権だ。

 

これからが本シーズンとなってくるティップラン。

まだまだ間に合うので、気になったらチャレンジしてみては如何だろうか。

Staff Funaki

 

 

ShipData

アルベルト・フィッシングサービス

→ https://ameblo.jp/albart2/entry-11833556922.html

 

TackleData

Rod : TENRYU Tip-Run Prototype

Reel : #2500class

Line : PE 0.4 & Leader 8lb

Lure : エギ(19g,23g,30g,40g,50g)

Wear : Anglers-Design(UltimateRainJacket)

EYE Wear : ZEALOPTICS(Feiz – LithSport)

Angler : Staff U &  Staff Funaki

※尚、試作品の為、発売時期やスペック等は全て未定です。

 

 

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