【本流ロッドのスタンダード】
大型河川の中流域や、支流が合流し適度な川幅のある本流域、
天然湖・ダム湖などでの使用を考えて作ったのが Rayz RZ772S-ML だ。
戻りヤマメやアマゴ、中流域のサクラ鱒やサツキ鱒、
北海道での虹鱒やアメマスなど幅広く活躍するモデルと言える。
【前作と今作の違い】
前作である Rayz RZ75MLでは、
長野県の南部(南信エリア)を中心としたフィールドをメーンとして考え、
天竜川や木曽川などの河川とダム湖での使用を目的に開発した経緯がある。
前作の発売から7年が経ち、
ユーザーからの意見から全国のフィールドでの使用を考えると、
もう2インチ伸ばした7'7”ftがバリアブル性が高いと判断して長くしてみた。
従って1歩引いた状態からの遠投性が向上し、
トゥイッチが入れやすい軽快さも合わせ持っている。
ガイドはリング径は1サイズ落とし、足高としてリールとの角度を調整。
スムースにラインが出るセッティングとしてみた。
ラインはPEでもナイロンでも、両方使える設定としている。
グリップは、前作と同じ26.5cmとした。
キャスト時に引き手の効果を活かしやすく、
持ち重り感が少ないバランスを求めた長さだ。
【適正範囲】
ショートリップのシンキングミノー7cm(6〜9g)と、
フローティングのミッドダイバーや
ディープダイバーだと7cm(5〜7g)が扱い易く設定してみた。
スプーンであれば7〜14gが丁度よく、
18gまではフルキャスト出来る様にしている。
ただし、あまり軽いルアーだとティップが入り難く、
ルアーの適正な動きを鈍らせてしまいかねないので注意が必要だ。
上記よりも軽めのルアーが主体であれば、RZ6102S-LMLを選んで頂くと良いだろう。
【スペクトラとの違い】
レイズ・スペクトラ(RZS71ML)との、スペックの違いを気にされる方も多いはずだ。
近いパワー設定となっているが、6インチ(15cm)の長さと、
コンセプトの違いに注目して欲しい。
キャスト時の飛距離は、全長が長いほど有利となり、
飛距離だけを見るならばRZ772S-MLに軍配は上がる。
ただコンセプトとしている、ジャーキングやトゥイッチなど
ルアーに不規則な動きを与えて、魚に誘いを掛ける点においては
レイズ・スペクトラRZS71MLが圧倒的に向いている。
もし悩んでいる方がいれば、この2点を基準に選んで頂きたい。
【汎用性の広さ】
中流域から本流域や湖など、カバー出来る範囲を広く設定したつもりだ。
渓流域だけでなく、そろそろ本流を始めたいがロッドを迷っている方、
本流や湖など1本で済ませたい方などには、このモデルをオススメしたい。
Staff Funaki
Rayz series concept
・RZ4102S-UL Twitchin'(2019年11月13日掲載)
・RZ542S-L Jerkin'(2019年11月14日掲載)
・RZ632S-L Jerkin'(2019年11月14日掲載)
・RZ6102S-LML Super Yamame(2019年11月26日掲載)
・RZ4102B-UL Twitchin'(2019年11月13日掲載)
・RZ542B-L Jerkin'(2019年11月14日掲載)
・RZ712B-MLM Variable-Hounder(2019年12月3日掲載)
・Newレイズは何が変わったのか?(2019年10月24日掲載)
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