テンヤ真鯛レポート(2018年8月レポート分)

 

レッドフリップ・リアクションテンヤを開発にあたって、テスト中のレポートをご紹介。

開発の経緯や過程から、新型が仕上がるまでを追ってみた。

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日時:2018年8月30日

場所:千葉県 飯岡沖

遊漁船:飯岡漁港・梅花丸

前回から引き続いて、船も前回と同じく千葉県(外房)飯岡港の梅花丸さんにてテスト。

大型の真鯛が上がっているらしく、平日でも釣り客が多く同船していた。

水深が26~29m程。潮流は緩く、6号テンヤで充分底が取れる。

相当な大型が見込まれるらしく、PE1号・リーダー3号以上を用意するようにと船宿から案内があった。

大型こそキャッチ出来なかったが、中型クラスのヒットを得られたので充分なテストが行えた。

各位で大型のヒットがあったが、どれもフックアウトしてしまっている。

 

 

 

これも改良する点として浮き彫りになった。

今回のテストは、ソリッドティップ2機種をテストして判断を下すのと、

大型に対応出来るか一番硬いモデルと、ベイトタイプのテストを中心にテストした。

ソリッドティップの方向性は合っており、ML~M~MH の3機種が手堅いところ。

 

RF2342S-MS (開発コードM4017)ソリッドティップ

3~12号テンヤに対応するスペックを求めており、

今回の状況だと タングステンの6号と鉛の8号がベストであった。

硬さ・パワー共にバランスが良く感じる。

MLのモデルには、このモデルをベースにパワーダウンすれば良いか?

ガイドの形状と、リアグリップの長さだけを変更してみたい。

 

 

RF2342S-MHS (開発コードM4016)ソリッドティップ

上記のモデルに硬さが近く、ベリーからバットに掛けてもっと張りが欲しい。

前回のMHに比べ、かなり柔らかい。穂先とバットに曲がるポイントが有るため、曲がり方が汚い。

ブランクは調子・硬さも修正し、パーツ類は上記と同じく ガイド形状とリアグリップ長を変更したい。

大型のヒットが有ったが、パワーが伝わっていない為かフックアウトしてしまっている。

生餌の代わりにソフトベイトを付け、笠岡式のシャクリもテスト。

まだロッドが柔らかいが適度に動いてくれる。もっと張りを出せば改善出来ると思う。

 

 

RF2342S-H (開発コードM3802)チューブラティップ

2kg程の鯛が掛かっても全く不安のないパワー。

ティップが少し強く、テンヤの着底感や鯛のアタリも捉え難い。

穂先だけ10%程ソフトに仕上げたい。他、ガイド形状とリアグリップ長の変更。

 

 

RF2112B-MHT (開発コードM3797)チューブラティップ

ベイトタイプとしての利点を追求している。

スタッフMからの助言で、早掛けタイラバと同じ使い方でテンヤを試みた。

大型(おそらく青物)のヒットが有ったが、残り5mでフックが折れた。

パワーは充分にあり、問題なし。

ロッドワークでテンヤを動かすには12号まで、リーリングだと20号でも可能。

 

 

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前回に比べ、最終のモデルに近づいてきているのが分かる。

ただし、まだソリッドティップとチューブラティップの長短を見極めている段階。

これから更に煮詰めていく作業に入っていく。

 

Staff Funaki

 

 

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