Rayz Alter RZA622S-ULS (Midge Spoonin')
Lure : MAX4g Line : MAX4lb (PE MAX 0.4)
【マイクロスプーン専用機】
前作オルタ RZA62UL-S をベースにして、ブランクを改良を加えたのが今作オルタ RZA622S-ULS だ。
コンセプトは前作を踏襲して『マイクロスプーン』専用としている。
ルアーウェイトで言えば、1.5g以下のスプーンが扱いやすく、
個人差はあるが0.4-0.6g程を下限に対応が可能だ。
ただし、あくまで『巻き』で誘うスプーンに向いたアクション(調子)としているため、
ボトムを探る際はデジ巻きでの誘いが主体となり、
ロッドワークによるリフト&フォールを多用する誘い方には向かない事をご理解いただきたい。
そういったロッドワークでのリフト&フォールの操作には、RZA602S-MLMがオススメだ。
【カーボンソリッド × マグナフレックス】
シリーズ内では唯一の『カーボンソリッド素材』をティップに採用してあり、
チューブラティップでは不可能な極細穂先が特徴だ。
更に、『穂持ち』と呼ばれるソリッドからチューブラに切り替わる部分には、
超低弾性カーボン素材を使用してあり、
そこからベリーに掛けてマグナフレックス製法で中弾性カーボンに切り替わる製法を取り入れている。
従って前作オルタ RZA62UL-Sに比べて、
よりスムースなカーブを描くアクションに仕上がっており、
ターゲットの弱いバイトを弾かず拾う繊細なティップとなっている。
余談だが、前作でRZA62UL-Sの開発には手を焼かされた記憶がある。
なかなか思った調子に仕上がらず、何度も作り直した上で完成させたと覚えている。
そのため、当時は3機種で発表したものの、
2機種を先行発売してから遅れて追加発売した経緯があった。
その当時のノウハウがあったからこそ、
アクションの良さを残しつつ更にブラッシュアップ出来たと思っている。
【ガイド設定の違い】
ガイドは他モデルと同じく『バットガイド』のリング径を大きくしている。
前作RZA62UL-SではT-KLSG12Hであったが、今作ではT-KLSG16Hと1ランク大きくした。
レイズオルタ RZA612S-LTと同じく他のモデルに持ち替えた際に、
キャストとリトリーブ時に違和感が無いことを目的にしている。
本来であればマイクロスプーン等の超軽量ルアーを扱う場合は、
出来るだけロッド自体の軽量化を図りたいところではあるが、
リトリーブ中心の『巻き』でアタリを拾うことが主体の釣りでは、
いかに違和感の様なバイトでさえも逃したくない。
半信半疑のまま逃してしまう恐れがあるのならば、
自重よりも違和感をバイトとして捉えられるバランスを求めたわけだ。
【適合バランス】
①エリア・トラウト向け
リール : D社(LT2000) S社(C2000)
ライン : Mono 1.5〜3 lb
PE 0.2〜0.4号
ルアー : スプーン(0.6〜2g)
プラグ類(1〜3g)
②ネイティブ・トラウト向け
リール : D社(LT2000) S社(C2000)
ライン : Mono 1.5〜3lb
PE 0.2〜0.4号
ルアー : スプーン(2〜3g)
【トラウト & 雑魚】
このモデルはトラウト主体で考えているが、クチボソやオイカワなど
自然河川で雑魚として扱われる魚もターゲットに出来る機種だ。
エリアで使用するタックルはそのままに、マイクロスプーンに超小型のフックを付ければ
口径が小さいターゲットでも充分ゲームフィッシュになってくれる。
専用のフックも販売される時代となったので、興味があればチャレンジ頂きたい。
Staff Funaki
JUGEMテーマ:フィッシング
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